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晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真
雑記…

ミツマタの大海原+わたらせ渓谷鐡道の花めぐり

2025年04月08日 | 写真&旅

黄色い花をつけるミツマタの群生地が桐生市の山奥にあると知ったのはつい最近。10年ほど前に栃木県焼森山で見たことはあるが、それ以上で国内最大級という。走行距離はともかく、問題は道路幅が狭く、対向車とすれ違う場合はかなりの後退も覚悟しなければならないこと。ユーチューブで確認すると確かに終点近くの1~2キロは路肩が殆ど無い。TV番組『ポツンと一軒家』も顔負けの崖伝いの細い道。考えた結果は、戻って来る車の無い早い時間帯に通り抜け、先の林道を進んで遠回りして帰れば良い。雨の翌日は路肩が軟弱になったり、大きな水たまり、落石の心配もあるので避ける。そして実際は、停めて作業中の軽トラ1台のみで数十メートル移動してもらって無事にパス。根本山・熊鷹山登山者向けの駐車場は1台程度の空きあるも先を左折、林道に入って群生地近くの路肩に駐車。見下ろして、上から広がる群生を実感した後は一番下まで降りて行く。枝をかき分けて進むさまはミツマタの海原を泳ぐよう。見ごろは少し過ぎて、花の黄色は失いかけていたが見事な景色にしばらく酔いしれた。満足して車に戻り、先ほどの県道より道幅は広めながら荒廃気味の林道を慎重に運転。草木ダム経由、わたらせ渓谷鐡道沿いの一般道に入る。せっかくなので神戸駅に立ち寄り花桃と桜の駅周辺、さらにタイミング良く入線の列車も撮れた。その先、水沼駅そばの黒保根運動公園では見ごろの桜も。車の運転には少々疲れたが、それを忘れさせてくれる春の一日だった。

    

    

    

    

 

 


近所の桜②ほぼ満開の荒川土手、さくら堤

2025年04月07日 | 写真&旅

開花したものの咲き具合が遅かった今年の桜。ようやく気温も高くなって見ごろ近いとの話で向かった市内吹上の荒川土手。菜の花の黄色のカーペットに薄いピンクが花を添える。菜の花ほどの元気さではないが、ほぼ満開と言えそう。荒川を渡ったお隣り吉見町のさくら堤公園も同様。桜色と黄色のベルトが遠くまで続く。遊歩道兼サイクリングロードの堤上は桜のトンネル。その中を散策する人たち、お待ちかねの景色にみな楽しそうだ。

    

    

    

    

 


奥武蔵の春・花めぐり②~カタクリの里

2025年03月31日 | 写真&旅

小川町の桃源郷から同じ町の仙元山山麓に広がるカタクリの里へ。いつも利用する「道の駅おがわまち」駐車場が閉鎖中のため山腹の見晴らしの丘公園に。30分ほど遊歩道を下り、八宮神社経由で雑木林に入ると目に入るカタクリの群生。若草萌え始めた斜面一帯、日差しを浴びて咲き誇る紫色の花。下向きに花びらを広げるその姿は育った土への思いだろうか。土に種を落としてから花が咲くまでに7年かかるという。可憐な容姿から想像できないガンバリ屋さんにねぎらいの言葉を。周辺の白い小さな花は1本の茎から寄り添って咲く二輪草。春は野山からを実感した一日となった。

    

    

    

2025 奥武蔵の春-花めぐり


奥武蔵の春・花めぐり①~花桃の郷と桃源郷

2025年03月30日 | 写真&旅

雨や寒い日が続いていたが、久しぶりに晴れ間が期待できる日。県内奥武蔵エリアの春の景色さがしは東秩父村大内沢の「花桃の郷」から。まだ雲は取れず、寒気が残る山里で黄色のサンシュユや花桃のピンク色の歓迎に少し暖かい気分。山肌に点在する民家それぞれを囲むように色とりどりの草花や菜の花、そして花桃を楽しむ。集落を一回りして次に向かったのは車で20分の「小川町の桃源郷」。ここは近年知る人が多くなり無料駐車場も順番待ち。福島の花見山と同様に私有地に花木を育て一般開放しているとのこと。明るい春の日差しの中、花桃やサンシュユに咲き始めた山桜が彩りを競い合う。心奪われる景色にこの季節を満喫した。

       

    

    


ようやくの春を伊豆で②なぎさ公園、熱海梅園

2025年03月02日 | 写真&旅

河津桜見物の翌日、伊東温泉の松川遊歩道を海方向に歩く。川の対岸には昭和初期のレトロな旅館の東海館。今は観光施設だが江戸時代から続く温泉地の面影を残す。着いた「なぎさ公園」でブロンズ彫刻象群や遠く初島を眺めながら潮の香りをたっぷりと。駅に戻り、熱海駅ひとつ前の来宮で下車。駅背後の山腹に広がる熱海梅園へ坂道を10分あまり。早咲き、中咲き、遅咲きと順番に開花していくので全体的な見ごろは無いらしい。1月からの梅まつりで疲れた感じの花も。それでも滝の裏側から見る「梅見の滝」や紅白三つの顔を持つ変わり種の「思いのまま」など、春爛漫の梅園を楽しんだ。

    

    

    

    

     


ようやくの春を伊豆で①河津桜

2025年03月01日 | 写真&旅

数年来、この時期の念願だった伊豆の河津桜見物をやっと実現できた。予想外の寒さ続きに開花が遅れているとの情報で10日ほど期日を伸ばしての出発。当初の曇り、雨予報も晴天に変わり、今回は久しぶりの電車利用で伊豆急・河津駅に。平日とは言え大勢の観光客と一緒に河津川沿いの桜を愛でながら歩く。そして全国に咲く河津桜の発祥と言われる河津桜原木へも。全体的には5・6分咲きと思われたが翌日2月28日に見ごろ宣言が出された。ようやく訪れた春を伊豆で受けとめた。

    

    

    

伊豆・河津桜 2025


しぶんぎ座流星群の流れ星をひとつ

2025年01月05日 | 写真&旅

三大流星群のひとつ「しぶんぎ座流星群」の極大時刻は3日深夜から明け方。当初予定していた車中泊による秩父での撮影は風邪気味のため中止。自宅周辺に切り替えて3時半起床で準備、外へ出てみると星ひとつ見えない雲り空。5時近くまで自宅内で待機したが変わらず断念。ダメもとで4日の夜、自宅玄関前に三脚を設置してカメラまかせのインターバル撮影。結果は流星ひとつを捉えることができた。10時過ぎの東北東の方角、やや斜め一直線に下方へ。夜空に突然現れ、すーっと流れて消えていく。まさに”流れ星”。前夜の極大時刻1時間に30個くらいの予想も曇り空であれば撮れなかったはず。次回チャンスあれば、三大流星群残りのペルセウス座流星群、ふたご座流星群を肉眼で見つつ、カメラで多くとらえたい。

     

 

 

 

 


秋色フィナーレは黄金色の大イチョウ

2024年12月12日 | 写真&旅

車で50分、東松山市の正法寺は岩殿観音の呼び名で親しまれる坂東三十三観音の第十番札所。この時季は何と言っても樹齢700年以上といわれる大イチョウ。最近は見ごろを外すことが多かったが、今回はどんぴしゃり。山門の階段を上がって境内に進むと輝く大樹が目に入る。近づくと迫力のある根の張り具合、支える力強さに納得。見上げれば”日本一”と声をかけたくなる黄金色の晴れ姿。赤モミジも終わりを迎え、冬の冷気に包まれる舞台で見事なフィナーレを観た。

     

  

             

      

2024 秋フィナーレの大銀杏

 


あふれる彩り、紅葉ピークの嵐山渓谷

2024年12月03日 | 写真&旅

流れる槻川の渓谷と周囲の景観が京都の嵐山に似ているので武蔵嵐山と名付けられ、町の名前も嵐山(らんざん)町に。その嵐山渓谷の紅葉は遅れて今がピーク。平日ながら9時過ぎの無料駐車場、その近くの路肩スペースも含めてほぼ満車。まずは林の中の遊歩道をしばらく歩いて開けた嵐山展望台へ。赤や黄色のあふれる彩りに迎えられた。続くモミジのトンネル、大平山の山頂を眺めたりしながらススキの野原まで進んでユータン。下流側の飛び石まで足を伸ばす。3時間近く、たぶん今年最後となる紅葉散策を楽しんだ。

    

    

    

 


秩父「金蔵落しの渓流」周辺で紅葉散策

2024年11月22日 | 写真&旅

夏から続く暖かな気候で遅れ気味だった今年の紅葉。急に寒さがやって来て秋も短く終わりそう。ようやく秩父近辺が見ごろとの情報を得て、先ずは中津峡から。赤や黄色の木の葉が冬晴れのような青い空を彩る。このあたりは枯葉も多く、もう終わりに近い。早々に戻ることにして経由の大滝のループ橋、下から見上げると低速度運転の注意看板も納得。次の「金蔵落しの渓流」は今ちょうどの色づき。<金蔵落し>とは諸説あるようだが、谷底の流れにまっしぐらに落ちる<紅葉落し>でも良さそうな景観。最近一番の紅葉をじっくりと楽しむ。すぐ近くの大血川の渓谷へも時間の関係で少しだけ。次の機会には平将門の伝説にちなんだ上流の場所を歩いてみたいものだ。

   

    

     

       

 

 


長瀞の紅葉色づきはもう少し

2024年11月16日 | 写真&旅

秩父鉄道の1日フリー乗車券が手元にあったので電車で長瀞へ。事前情報のとおり、紅葉の見ごろはもう少し先。それでも有名な渓谷の岩畳と舟下りには大勢の観光客の姿があった。急流に差し掛かると水しぶきとともに乗船客の歓声が周囲に響く。近くの月の石もみじ公園でもまだ少ないが、赤や黄色の葉の下で足をとめる人たちの姿。陽が傾き始めるころ、荒川上流に架かる鉄橋をSLが通り抜けてゆく。暖かな11月、来週の寒波予報が彩りの季節を早めてくれるかもしれない。

     

     

 


もう満開の彼岸花をさくら堤公園で

2024年09月13日 | 写真&旅

ここ近年、彼岸花の開花時期が早まっているが今年もすでに満開のとのこと。遅れてはならじと早起きして7時前に吉見町のさくら堤公園の駐車場に。ここは春の時季、桜と菜の花の競演で馴染みのところ。早速、歩いてすぐのサイクリングロードを兼ねた堤へ向かう。情報のとおり、堤の西側斜面には深紅を中心に薄いピンク、黄色、白などの彼岸花が咲き揃う。南のほうに歩を進めると整列した花の群れが目に入る。枯れ始めた花も2・3割ほど見受けられ、見ごろは今度の3連休くらいまでだろうか。今朝も残暑とは思えない暑さ、彼岸花のためにも涼しい秋の風を。

    

    

    

    

 


北信州のソバ畑、雷滝で涼風を

2024年09月08日 | 写真&旅

浅間隠山の下山後はお盆に帰省しなかった北志賀へ。翌日の最初は久しぶりに近くの八丁原のそば畑。近くの路肩に車を停め、雑草に隠れてしまった道を5分ほど。熊が出る地域とも聞いているので、声を出しながら畑に向かう。誰もいないので数枚の写真だけで早々と退散。車に戻って湯田中温泉から志賀草津高原ルートに入り、志賀高原に。木戸池の先を右折、1.5車線の山道を走ると笠ヶ岳(2076m)の駐車場。気温16度の涼風と景色を眺めてひと息は気持ち良い。30分も歩けば着く山頂は今回パス。山田牧場へ向かう下り道は道幅はほぼ同じながら凹凸が少なくて楽。牧場脇を過ぎ、しばらくで次の目的である高山村・松川渓谷の雷滝。5台程度の小さな駐車場に1台の空きがあってラッキー。早速、カメラと頭が濡れないようタオルを用意して階段を下りる。近づく豪快な滝の音、滝の裏側で水しぶきと上からの水滴を浴びつつ滝のカーテンを。残暑厳しい今年の9月、しばしの涼風を楽しんだ。

    

   

    

024 9 残暑・雷滝で涼風カーテン

 


フェリーで北海道~④北十勝、帯広から帰路へ

2024年07月21日 | 写真&旅

久しぶりの帰省を兼ねた北海道旅行も終盤。郷里・北十勝の最初はナイタイ高原牧場。2,000頭の牛を放牧する日本一広大な公共牧場だが、標高800mのナイタイテラス周辺は残念ながら濃霧。少しの晴れ間に撮ったのは数枚のみ、高原と十勝平野の眺望は次回に。次はいよいよ地元、十勝牧場の入口から直線で1㎞以上続く白樺並木はドラマのロケ地としておなじみの景色。以前見たよりも小粒の印象は寿命による植え替えによるものかもしれない。途中見かけた収穫後の小麦畑に並ぶ麦藁のロールはなつかしい。そして墓参後の翌日、先日国道わきで見かけた鹿の彫像を帯広駅前で。さらに日高山脈と防風林をイメージの駅ビルを背景にしたアート作品「そらをひらく」を見る。開拓の地で森を切り開いてきた歴史を表しているとのこと。最後は駈け足となった旅は一車線の道東自動車道をひた走り苫小牧港へ。往きと同様に揺れのないフェリーの旅で7日間の旅を終えた。

    

    

    


フェリーで北海道~③タウシュベツ川橋梁の運命

2024年07月20日 | 写真&旅

林道ゲートの鍵の借り受けなど個人での朝の見学は難しい。そのため地元のガイドセンターが主催する「タウシュベツ川橋梁早朝ツアー」に参加。糠平温泉の集合地から車で国道を20分ほど、砂利の林道に入りゲートを開けてさらに20分。途中すぐ左右に国鉄士幌線の廃線跡、さらに走ってヒグマがフキを食い荒らした跡や道の真ん中に糞などの説明。車を降りて歩くこと5分、目的の景色が広がる。左手から流れ込む川がタウシュベツ川、右手に糠平湖。目の前にタウシュベツ川橋梁だ。積み出しの林業の衰退、国道の開通による廃線に加えて、この橋はダム完成とともにダム湖に放棄された歴史を持つ。そして湖の水位の上昇で水没、出現する時期が限られることから「幻の橋」と呼ばれている。さらに、水圧や冬の凍結・溶解で劣化が進行しており、アーチ橋として見られるのは時間の問題とも。貸し出された長靴で橋の周辺を歩きまわり、ガイドさんの勧めで崩れゆくコンクリートにも触れてみた約1時間。離れて眺める国道の展望台とは違い、この橋の過酷な運命により近づいたような気がした。

    

    

    

     

幻の橋・タウシュベツ川橋梁 2024.07