先月からタイミングを見計らっていた霧氷の赤城山、あわよくば最近注目されている大沼のアイスバブルも、と出かける。予報は朝方曇りのち晴れ、9時の標高1500m~2000m付近の気温マイナス5~8度、北西の風で7~10m。風速はもう少し弱め希望だが、場合により途中下山も予定して先ずは道の駅に車を停める。晴れてきたが風が強く、冷たい。FF車のスタッドレスでもキツイと聞き、バスにしたが姫百合駐車場から先はツルツルの凍結路が出始める。それも傾斜のあるカーブ道。それまでの車窓からはこれまでの冬の赤城では一番雪が少ないと思えたが、やはり乗り換えて正解だった。ひとりバス停で降り、四駆らしき車が3台停まった登山口へ。アイゼンを着装、最初から急傾斜を登り始め、眼下に大沼を眺める猫岩に。雪が多くなって緩やかなトラバース道から再びの急傾斜。バス停から見上げた時に気が付いていたが霧氷は無い。富士山も今日は見えない。さらに傾斜が強まる尾根の急登、樹林帯も風を防いではくれず、毛糸の帽子にフードを被っても冷たく、寒い。やっと駒ケ岳との分岐となる稜線に出て、すぐ先の山頂に着いた。展望台まで進み、奥日光・尾瀬、上越・谷川岳など周囲の山なみを眺望。そして、ここの周りには念願の霧氷が。かいた汗を気にしながらも写真に収め、駒ケ岳へ向かうのは止めて往路を下山。登りは6本爪のアイゼンでも平気だったが、急傾斜の下りに難儀。やはり10本爪にすれば良かった。湖上でアイスバブルを少しだけ撮り、1本早いバスで道の駅へ戻る。ここまでは良かった。強風に閉口したが、霧氷は頂上部で見ることが出来た。赤城ブルーと言われる真っ青な空に白い氷結の樹々。だが最後、1日早いバレンタインデーの大変な贈り物を受けてしまったのだ。額に4針縫うケガを負って救急車のお世話に。周囲の方や施設にも迷惑をかけた。急激な温度差が身体に与える危険性を身をもって知ることに。冷える雪山でも、登りでどうしても汗をかいて衣服が濡れる。風の吹く中で着替えることは難しい。以後、下山後の入浴は細心の注意を心がけたい。2月13日(水)/(「道の駅ふじみ」に駐車、始発のバスに乗り換え45分/往復割引チケット1,650円)あかぎ広場前08:55~(赤城神社入口)~09:05黒檜山登山口1370m 09:20~猫岩09:40~富士山展望標10:10~10:50黒檜山1828m・展望台 11:30~12:00富士山展望標~12:10猫岩~12:25黒檜山登山口12:30~12:40あかぎ広場
★フォトムービー『冬赤城は氷点下の世界』http://www.digibook.net/d/a885ad93b18d1e68648c4da7447e4f28/?viewerMode=fullWindow&isAlreadyLimitAlert=true