晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

待っていた7か月、玉ネギの収穫

2020年05月29日 | 市民農園

昨年11月初めに植えた玉ネギ、約7か月経って今日が収穫。葉が倒れると収穫時と言われるがまだそうならず、腐りはじめた球もある。これ以上待っても、大きくはならないと判断して採ることにした。途中で枯れたのもあり収穫率は8割ほど。大きな球は約2割であとは中・小サイズ。ほぼ例年どおりで、まあこんなものだろう。サラダ用の赤い玉ネギのほうは球が小さ過ぎるので収穫は1週間後に。ジャガイモの採り入れもその頃になりそう。キュウリもそろそろだ。中玉トマトは実が大きくなり、赤や黄に色づくのを待つ。ズッキーニの雌花にも実が付き始めた。”3密”の心配がないマスク不要の夏野菜づくり、本番の時季がやってきた。

   

 

    

       

 


花は”不要”なものか、そして

2020年05月24日 | 雑記

コロナウイルスの感染拡大で「不要不急」の「外出自粛」が続く。「最低限の買い物」を、とマスメディアも繰り返し伝える。そう言われなくとも開いている店の業種は限られており、派手な買い物袋をぶら下げて闊歩している人など見かけない。そんな折り、SNSでの花屋店員さんのつぶやきに大きな反響との新聞記事。3月頃から行事等の中止や縮小で売り上げが減少する毎日。それが外出自粛の本格化とともに花や野菜苗の購入が増え始めた。<花って不要じゃないんだ、こんなときこそ必要なのかもしれない>と投稿したところ、<音楽と同じ。心を豊かにしてくれる。花屋さんは花ではなく心を売っている>など多くの応援メッセージが寄せられたという。身近でもホームセンターの園芸品売り場は連日、大賑わい。市民農園でも花を植えている人は多い。自宅近くの歩道の緑地にも季節の花が咲く。近隣の人が手入れしているようだが、通りかかるたびに心がなごむ。”花は不要なものか”そして、それ以外でも本や音楽など考えさせてくれる話だ。

    

    

   

 

 

 


夏の甲子園中止に残念な思い

2020年05月20日 | 雑記

夏の高校野球が地方大会も含め中止と決まった。コロナ感染の収束が見えない中、選手の健康や安全面でのリスクを考えた結果とのこと。練習環境や関西までの長距離移動、大人数での宿泊など、止む得ないと思うものの一ファンとして誠に残念。それ以上に夢の大舞台をめざしてきた球児の心中を察すると言葉も無い。昨秋の県大会優勝の花咲徳栄をはじめ、続く上位校の西武台・川口市立・浦和学院やベスト16の浦和・上尾、例年応援している松山、地元の鴻巣。もちろん埼玉県高野連加盟の163校すべてが「今年こそ」「1勝でも多く」とそれぞれの目標を描いていたはずだ。だが困難な状況に皆が耐えている今、希望を持って乗り越えていこう。そして、3年生にとっては最後の夏。無観客開催でもいい、代替の県大会を実現してほしい。以前、大阪へ出向いた際に夏の甲子園球場まで足を運んだことがある。<♪雲は湧き 光り溢れて 天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ~(大会歌『栄冠は君に輝く』加賀大介・作詞、古関裕而・作曲)>の世界を体感、その興奮は今でも覚えている。その望みは後輩球児とともに来年につなげよう。


新ウォーキング道は”琥珀色コース”?

2020年05月13日 | ひな人形と花のまち

コロナ自粛の毎日。これまでのウオーキング「さきたま緑道コース」だけには飽き足らず2コースを追加。その一つ、北鴻巣駅西口から荒川堤防までの往復コースを歩く。いつも奇麗に手入れされている駅前のすみれ野公園の中を通り、住宅街から農家が点在する中を20分ほど。突如、場違いな建物が現れる。看板に蒸留所とあり、なるほどの風景。だが人の気配は全くない。後で調べた国税庁のHPによると今年の1月にウイスキーの製造免許を取得している。それ以上は分からないが、世界的に人気の秩父のウィスキー「イチローズモルト」のような存在なってくれれば嬉しいことだ。すぐ近くの日枝神社では、国宝の熊谷・妻沼聖天山の聖天堂にそっくりな本殿が最近発見されたとのこと。また800年前の古い板碑が残っている金乗寺もある。新たなもう一つの「市民農園コース」より歴史を感じ、興味深いこのコース。名付けて「琥珀色コース」は少し格好つけ過ぎか。

   

   

   


”3蜜”に無縁の野菜作り

2020年05月11日 | 市民農園

植え付けて間もなく1か月近くになる市民農園の夏野菜。最近は高温の日もあり、アンドン囲いのままでは暑かろうと取り外すことに。ナスは花が付き始め、キュウリの枝も大きくなってきた。シシトウ・ピーマンはまだ小さいものの寒さに震える日はもうないだろう。中玉トマトにも花が咲いてきた。赤、黄色のトマトを口に入れる日が楽しみだ。それぞれに初めての追肥を行なって成長を祈る。そして今月末から来月初めに収穫予定の玉ネギの雑草取り、ジャガイモの土寄せ。それぞれ今年こそ、大きなものを期待しよう。最後にスナップエンドウの収穫で終了。”3密(密閉・密集・密接)”に無縁の楽しみがひとつあって本当に良かった。

   

    

   

 


移りゆく季節を庭で

2020年05月08日 | 雑記

庭に植えている梅の実が日毎に大きくなっている。時折りやって来ていた寒さも遠くへ消え去り、間もなく南の方から梅雨入りのニュースが届くころ。コロナで動きのない毎日だが、身近な植物の成長や気候の変化で移りゆく季節を実感する。蜜柑の花が咲き始め、バラやこの時季の花たちが小さな庭を賑やかにしてくれる。そろそろ終わりのスズラン、うつむき加減の花びらをのぞき込むと気のせいか浮かない表情。”春愁”という季語を思い浮かべた。

   

   

   

          

 


近場で楽しむ五月の彩り

2020年05月06日 | 雑記

遠出はあきらめ、近場でこの時季の風景を撮ろうと出かける。最初は車で10分ほどの市内中心部に近い勝願寺。鎌倉時代の創建と歴史は古く、徳川家康も何度か訪れたことがあるという由緒あるお寺。今回の目的は境内にある雪を被ったように見える大きな木。全体に咲く白い花がそう映すのだ。2回目ながら「なんじゃもんじゃ」という名前とともに感心して眺める。せっかくなのでNHK大河ドラマ『真田丸』に登場した小松姫の墓にも。次は車で10分弱のお隣、北本市のJA直売所の地場物産館「桜国屋」。新鮮な地元産野菜の買い物は後にして、裏手にあるネモフイラの花畑へ。先日たまたま見かけ、カメラ持参の再訪。そよぐ初夏の風に揺れる無数の小さな花びら。その青い海辺にそろそろ終わりの菜の花が競演する。身近なところで五月の彩りを楽しんだ。

   

      

   


山へ行ける、その時まで

2020年05月03日 | 

残雪の峰々、新緑の山道にはアカヤシオ・シロヤシオなどの花が咲く。そうした五月の山々への計画は全て取り止めとなった。コロナ情勢で3月中は遠慮がちに登っていた山も4月4日の秩父・観音山を最後に一時休止。その直後に出されたGW最終日までの「緊急事態宣言」、それがさらに5月いっぱい延長される。週2回くらいのハイペースで近くの山を登っていた山ちゃんも暫く自粛。赤城山麓に居住の山の案内人・ゲンさんも同様で今は畑作業にいそしんでいるとのこと。そのゲンさん、家でできるおススメとしているのが「体力維持(走ること、スクワット)」「仮想登山」「山行記録の整理」など。自粛の今年の春山、ちなみに去年までの10年間の3月~5月に登った山を抜き出してみた。<群馬県:笠丸山、白毛門、玉原高原(鹿俣山)、谷川岳③、栗生山、袈裟丸山、武尊山、至仏山、仙人ヶ岳、赤城山(長七郎山・地蔵岳)/栃木県:前日光(薬師岳・夕日岳)、三毳山、鳴虫山、熊鷹山/長野県:八ヶ岳(硫黄岳)、高社山、黒姫山、浅間山(黒斑山)/神奈川県:ミツバ岳/山梨県:西沢渓谷/地元の埼玉県:武甲山、大霧山②、蕎麦粒山、皇鈴山②、日向山・丸山、秩父御岳山、四阿山、鐘撞堂山、宝登山、熊倉山②、大高取山、日和田山、破風山>千葉の山トモ・Hさんと一緒の山も多い。そうした思い出に浸りながら、あらためて考えた。健康だからこそ楽しめる山、それは他の人にとっても同じ。「感染しない、感染させない」で、今は焦らず待とう。

   

   

   

 


五月の風の中で

2020年05月01日 | 雑記

風薫る五月のスタートは初夏とは言えないような高い気温。だが幸いに風が樹々の間を抜けて「さきたま緑道」は気持ちよい。<♪風の言葉に諭されながら~>で始まる『五月の別れ』(歌・作詞・作曲/井上陽水)という洒落た詩の歌。以前、早朝のラジオで初めて聴いたときから心の隅に留めていた。別れ歌なのにカラッとしていてこの時季、新緑の小径を歩くと聞こえてくる。渡る元荒川の菜の花も緑に覆われ始め、ハナミズキの赤や白の花びらも最後の彩り。移ろう季節の中で、この道は名のとおり緑を増して先へと進む。あの歌のなかに<♪木々の若葉は強がりだから  風の行く流れに逆らうばかり~>という一節がある。頭上でしなやかに揺れ動く木の葉、弱気になるなと言っているような。