晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

12月に再挑戦と決めた千畳敷カール

2017年03月30日 | 写真&旅

昨年12月から日延べしていた中央アルプスの千畳敷カール行き。新月の時期で100%の天候条件ではないが、冬も終わりに近づいていているので決行する。山麓から乗り換えのバス・ロープウェイの時間も入れて自宅から5時間。疲れも吹っ飛ぶ景色とご対面と思いきや、雪と風のホワイトアウト状態。外へも出られず、部屋でゴロ寝。夕食後、2時間おきにチェックと決めて寝た11時過ぎ、外を除くと星空に。しかし時間をかけて撮ったものの失敗。マイナス20度近くの寒さに、レンズフードの凍りつきやメガネの曇り、その他のトラブルが多発。準備不足と腕の未熟さを実感。気を取り直して5時に起床、朝焼けの宝剣岳や千畳敷カール周辺を撮りまくる。今回は登らないと決めていたので、靴やアイゼンを持参しなかったが八丁坂下くらいまでは行って別の風景も撮りたかった。帰りは寝不足、やや不完全燃焼で4時間半の運転は疲れた。雪辱は今年の12月と決めた。

星がにじんで失敗 

南アルプスからの日の出 

朝は-14度 

木曽駒へ向かう登山者 


新聞で知った羊羹の素性

2017年03月25日 | 雑記

「ようかん」という言葉は日常言い慣れているものの漢字で書くとなると、ちょっと難しい。パソコン多用で困ることはないが新聞を読んでいて、あらためて気づかされた。和菓子の研究をしている人の寄稿記事によると、菓子の移り変わりのなかで劇的に変化したものの一つに「ようかん」があるという。漢字の意味もそこにあるのだが遠い昔、僧侶によって中国から伝えられたこのお菓子。中国では<その字の通り、「羊」の肉が入った「羹(あつもの)」(熱い汁物)の料理>だったとのこと。しかし、僧侶は肉が食べられないので<小豆や小麦粉などで肉に見立てて作った>これが日本の「羊羹」の始まりというわけである。室町時代に「砂糖羊羹」と書いた文献があり、今につながる甘いものに変わってきたらしい。新聞は、好きなのと時間があるので丁寧に読んでいると時々、こうした雑学めいた拾い物に会える。たまたま、寄稿された人が勤める某和菓子屋さんの羊羹をいただいた。想像もつかない素性を思い浮かべてひと口、日本茶とともに今日も新聞をじっくりと。(「羊羹」の歴史は朝日新聞2017年3月15日「リレーおぴにおん―甘さと日本人」より引用)

    

      


桜の開花もうすぐの元荒川

2017年03月24日 | ひな人形と花のまち

車で通りかかった市内吹上の元荒川。ピンク色に染まっているのが見えたのでカメラ持参でもう一度来た。やはり早咲きの桜のようだ。ほとんどがまだ蕾の状態。数日前、列島一番乗りで東京の桜の開花宣言が発表されたばかり。ここは例年、それから1週間弱遅れての開花となる。500本以上の桜が川の両岸に咲き誇り、県内でも有数のお花見スポットだ。菜の花や水仙など春の花も川辺にスタンバイ。枝に付いている蕾は数も多く、元気そうで今年も楽しませてくれそうだ。可憐な花びらを見せる早咲きの桜を愛でながら、間もなくの開花と満開のころを想った。

          

 

     


早咲き桜は終わっても新宿御苑の魅力

2017年03月18日 | 写真&旅

昨日は写真サークルの撮影会で新宿御苑に出かけた。定番のソメイヨシノが咲く下旬以降は混み合うので早咲きの桜を撮ろうというものだ。日々変わりゆく新宿の街並みを見ながら駅南口から10分余り。風あるが晴天、少し曇っていたほうが写真的には良いなどと軽口を聞いているうちに開園直後の苑内に。お目当ての早咲きの桜は少し早目に閉店したようで、寒緋桜など一部しか残っていなくて残念。しかし、白さを誇るハナモクレンや鮮やかな黄色のサンシュユなど結構楽しめた。プラタナスの並木道、遠く背景となる新宿のビル群など絵になる風景にも出合えた。何十年ぶりかで記憶は薄れていたがあらためて広さを実感、ポケットに入れていた歩数計も12,000歩を超えていた。そして、訪日観光客も含め気軽に利用できる都市公園の魅力も十分。来週にも予想されている桜の開花、以降の花と人の賑わいを想像しながら帰途についた。

(合成写真) 

見事なハナモクレン 

寒緋桜 

サンシュユ 

お目当て  

子らの天国 


お待たせ、ジャガイモの植えつけ

2017年03月16日 | 市民農園

今日は風が強いものの天気が良いので遅れていたジャガイモの植えつけ。雨降りや寒い日が続いたこともあるが、ジャガイモの芽が思うように出ていなかったので日延べとなっていた。すでに耕しておいた畑の畝を立て、真ん中を15㎝ほど掘り下げた溝に種イモを30㎝間隔で置いていく。その間に完熟堆肥と化成肥料、そして土を戻して完了。もう少し芽出しをしたかったところだが、果たしてどうだろうか。次に今のところ順調に育ってきているタマネギに初めての追肥。例年どおりテキストに沿ったやり方でマルチの穴から入れ、株元から離して周囲に散らす。4月に入ったら液肥をあげて、あとは5月下旬頃の収穫を待つだけだ。ジャガイモとタマネギ、うまく育ってくれるか期待と不安の数か月がこれから続く。

芽出しが不足? 

玉ネギ  

 

 


春近い北信州、季節のはざまで

2017年03月15日 | 写真&旅

2日目の北信州ミニ旅はマイカーからバスに乗り換えて志賀高原へ。スタッドレスでも凍結路が心配なので長電バス「パーク&ライド」を利用、朝一番早いスノーモンキーパーク発07:20に乗車。湯田中駅始発だが月曜のせいか10名ほどで問題なく席に。蓮池までは夏タイヤでも問題無さそうだった車道がその先は一変、圧雪路がところどころ凍結で急坂。バスは一段と慎重に木戸池に到着。除雪で高く積み上げられた雪の隙間から見る池面は雪原、暖かいので霧氷も見られない。周囲の白樺林などを撮ってからバスで蓮池に。乗り換えの待ち時間だけ少し歩き、再度バスで駐車場に戻る。車で平地に下りてくるとリンゴ畑の雪解けが進み、遠くの山なみも霞んで見える。前日と同様、旅人の立場で見るこの時季の北信州は中途半端かもしれない。真冬銀世界の1・2月か、木々が芽吹き花が咲き始める、もう少し先が良さそう。次の冬は相当先だが、春はそんなに遠くはない。

      

雪壁の後ろ側に木戸池 

白樺の先、笠岳 

蓮池スキー場 

蓮池も雪  

北信五岳(左から飯縄・戸隠・黒姫・妙高・斑尾山)  

北志賀の高社山 

              

 


春近い北信州、飯山線そして道の駅近くで

2017年03月14日 | 写真&旅

長野で泊まりの用件、前後に時間があったので雪景色の写真を撮ろうと車を走らせる。1日目の飯山市、雪深い山間部を走るローカル列車に目を付けた。ネットを検索、時刻表で調べると十日町方面に向かう矢垂大橋が撮影スポットのようだ。スピードを上げる車に気を付けて待つこと間もなく、眼下の左手に上桑名川駅を出発した長野方面行きがやって来た。千曲川に沿って蛇行しながら、列車はトコトコゆっくり走る。頭に描いていた風景は、山肌がもっと雪に覆われて霧氷の樹木の点景、そして寂しい1両の列車というものだったが止む得ない。車を停める路肩スペースや橋のそばのコンビニも分かったので、次の機会に狙おう。この後、豊田飯山IC方面に戻って道の駅・千曲川に。やはりネットで近くにあるという桜並木の冬景色を見つけたのだ。持参した長靴に履き替えて周辺を歩き、それは117号線の道沿いあった。陽が逆光であり、ここも霧氷だったら素晴らしい景色になりそう。この日の2ヶ所、ともに雪降った翌日、寒い晴天の日はねらい目のようだ。来年の冬にまた来ようと決めた。

     

春は間もなく  

山なみが眩しい 

まだ冬木立 

春は菜の花畑 

 


梅が満開、光りあふれる春が到来

2017年03月10日 | 雑記

ここ数日、寒の戻りとかで冷たい風が吹く。だが先週の北海道と比べると天国、庭の梅も満開となった。朝、ピンク色に染まった花々を見ると気持ちも暖かくなる。花の蜜を求めに小鳥たちもやって来ては春を奏でている。枝に巣が出来ていたので、ここで生まれ育った鳥たちもいるのだろうか。鮭の母川回帰のようなことは無いと思うが少し考えてしまった。元気に花を咲かせてくれた老木に感謝しながら訪れた陽春を楽しもう。次に出番を控えている桜の開花もそう遠くない。

柔らかな陽射し 

老木だけど 

元気に花を 


葉物野菜づくり、やっと小松菜が大きく

2017年03月08日 | 市民農園

防寒対策のビニールトンネルで育ててきた冬の葉物野菜、そのなかで小松菜がやっと大きくなってきた。葉が小さなものもあるが混み合っているし、去年のように枯れてしまってはもったいないので少し収穫することに。チンゲンサイもまだ小さく、こちらも間引き程度にする。春菊も同様に小さい。そろそろ鍋の季節が終わってしまうというのに。寒さと雨がほとんど降らなかったことが大きく成長しなかった原因に思える。天候の影響を受ける農業が職業でなくて本当に良かった。そろそろジャガイモの植えつけの時季、楽しみもあるが難しい野菜づくりの本番がスタートする。

小松菜  

チンゲンサイ 

春菊  


暴風雪警報の中で駆け足北海道

2017年03月05日 | 写真&旅

3月に入ったばかりの先週後半、北海道の釧路空港に入って旭川空港から帰る3日間コースを旅してきた。天気が悪くても1日ぐらいは晴れの日をと期待したのだが、それは甘かった。初日は日中気温が少し高く、それでも気温3度程度だが雪・みぞれで始まった。厚岸で名産の牡蠣を食べ、阿寒近くの鶴居村で丹頂鶴を見学。この時は雨になり濡れながら求愛ダンスを少しだけ写真に。川湯温泉で温まった翌朝、真っ青な空に霧氷という摩周湖の夢は無残にも砕かれて”真っ白湖”。暴風雪に激しく揺れる樹氷の枝を撮るのがやっと。その後の釧網線北浜駅、網走港からの流氷観光砕氷船では雪は止んだものの、暗く冷たいオホーツク海の風に凍る身体。流氷は沖合に、しかし風強く能取岬方面まで行けず湾内に残っている一部を少しだけ体験。それから向かう層雲峡温泉への長いドライブはまた激しい雪と強風の地吹雪。暗くなった石北峠越えでは夜の凍結路でホワイトアウト状態になり、ドライバーの運転技術に頼るのみ。最終日も出発時と美瑛の丘で一瞬のぞいた晴れ間以外は、雪と風のお土産付き。激しく雪舞う空港からの離陸は暴風雪警報から脱出のようなエンディング。冬の低気圧が居座った中での今回の旅、感動の白銀世界とはほど遠い北海道の自然の厳しさが身に沁みた。

行くよ  

求愛ダンス 

北の海は暗すぎる 

砕氷のミニ体験 

美瑛で  

またの機会に  

 


春と少しばかりの歴史散策

2017年03月01日 | ひな人形と花のまち

今日から3月、空気に冬の余韻を残しながらも陽射しは間違いなく春。久しぶりに「さきたま緑道」を歩いてみる。途中、いつも素通りだが県指定史跡・石田堤の道標に何となく誘われて初めての寄り道。行田の忍城水攻めで石田三成によって築かれといわれる堤だ。一週間で作り上げた全長28kmの一部とのことだが、実感がわかないまま歩くと古風な橋に出た。説明板によると80年以上も前に造られたこの堀切橋、野外アート風が評価されて土木遺産に認定されている。さらに名前の由来はこの付近で石田堤が破られたことからとも。橋を渡って小さな石田堤史跡公園には紅白・桃色の梅が咲き誇っていた。身近なところでチョッピリの春と歴史を感じた半日、家の梅も咲き始めてきた。

緑道の道端 

 

道なりに歩いて 

 

堤史跡公園の梅 

我が家の梅も