晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

11月の陽に、元気な野菜

2013年11月28日 | 市民農園

少し前の小春日和から一転して、この季節らしい寒さが続いている。だが、降雪の北国ほどではない。ひところに比べて弱くなったものの陽射しの恩恵を受けている。今日は大根・白菜を採ってみたが、大根の太さ、形とも今一つ。白菜も相当の虫食い状態だ。もう少し様子をみての収穫にしょう。一方の小松菜などの葉物野菜たちはまだ間引き段階だが、元気そうだ。不織布で寒さから守ってあげるので、さらに大きく育ってほしい。

  

一番元気な小松菜 

ホウレンソウはこれから 

わさび菜は間引きを 

鍋の時期に、春菊もっと大きく 

これからの収穫に期待 

 

 


重なるハバロフスクの記憶『八月の残光』

2013年11月25日 | 読書

終戦直前の8月9日、日本との中立条約を破棄して満州に進攻するソ連。圧倒的な戦力、それを一時的にでも食い止め、同胞を少しでも助けたい。そのためにはアムール川に架かるハバロフスク橋と川底のトンネルを爆破、補給路を断つしかないとする戦争秘話めいた小説である。鉄橋の橋脚を航空魚雷で爆破するという海軍の攻撃機3機とトンネルを爆破するため気球で潜入する陸軍の特命部隊の壮絶な戦いは読み手を惹きつける。フィクションと分かっていても、日本に残してきた家族との別れ・撃墜される友軍機・トンネル崩壊も脱出不可能になるなど、戦争は悲惨すぎる。だが、開拓村からの避難民に迫りくる稜線上のソ連の戦車群は<彫像と化したかのごとく>になる。その日の降り注ぐ八月の太陽の記憶…。読み終えて、20年ほど前に訪れたハバロフスクを少しだけ思い出した。

                                                         

 


噂の「次念序」へ行った

2013年11月21日 | グルメ

少し前になるが先日の雨の日、市内にある「次念序」へ行った。ここは地元でもちろんのこと、埼玉県内でも人気のつけ麺の店である。開店から列が出来て、14時頃でも並ぶと聞いて今まで足を運んだことがなかった。雨の日が狙い目と1時半過ぎに行くと予想に反してスムーズに店内へ。席も半分くらいの埋まり具合。少し待って出てきた注文の「つけめん」、見た目は茶色のウドンのような太い麺。つけ汁はドロッとした濃い感じ。当然歯ごたえもしっかりだが、つけ汁は意外と食べやすく、味がしっかりしている。魚臭さもはあまりない。全体として点数は85点くらいだろうか。だが、いつも行く「てらや」のほうが好みだ。この日は寒かったこともあり、出来れば熱々のつけ汁だとなお良かった。今度は数量限定の中華そばを食べてみよう。

つけめん並みは300g 

駐車場は狭く、タイミング次第  


奥久慈三紅葉めぐり、苦労して紅葉は?

2013年11月20日 | 写真&旅

奥久慈の三紅葉めぐりということで茨城へ。まずは「花貫(はなぬき)渓谷」。月曜を狙ったのだが駐車場が一杯、車を先に走らせ脇道に入り路肩スペースに駐車。かなり歩かされた汐見滝吊り橋周辺の紅葉は今ひとつ。紅葉並木道のほうが綺麗だった。続いての「竜神大吊橋」は手前だったが無料駐車場に入れることができて、ここはそれほど歩かない。長さ本州一の橋を往復、雄大な周囲の景観は良い。紅葉もまあまあだ。最後の「袋田の滝」、駐車場に一番苦労した。肝心の滝は日本の三名瀑だけあって見応えあったが、エレベーターへの長い列のため第二観瀑台をパスしたことが残念。それと紅葉もあまり良くなかった。やはり、今年は感激するほどの紅葉には出会うのは難しいようだ。

もみじ越しの花貫川 

長さ本州一の竜神大吊橋 

高さは100m 

袋田の滝 


短い秋に、青空がくれたもの

2013年11月15日 | ひな人形と花のまち

山や高原の紅葉が平地まで下りてきたようだ。地元の駅前通り、そこから続く「さきたま緑道」の木々もいつのまにか赤や黄色の衣をまとっている。華やかさに欠けるもののその分、渋みのある落ち着いた紅葉の散歩道を歩く。良く見るともう枯れ始めている葉もある。ここ最近の急激な寒さのせいかもしれない。田んぼの稲刈りも進んで周囲は晩秋の風情だ。いつもより短い秋は足早に駆け抜けていく。

           

 

                        

  

                 

 


「山の日」、八月一日でどうか

2013年11月14日 | 雑記

新たな祝日として「山の日」が来年の通常国会に議員立法で提出されるとのことだ。その日は8月12日で、経済界からの祝日を増やすことへの反対論をかわすためらしい。お盆前だと企業によっては休みのところもあり、抵抗感が少ないと踏んでのことらしい。ただ、この日は疑問だ。「山の日」だから“家族で山へ行こうか”などと山へ行く人出が増えることが容易に考えられる。もともと8月の12日頃よりお盆の帰省で車は渋滞、山小屋は超満員の時期だからだ。8月1日ではどうだろうか。例年、梅雨明け10日過ぎのあたりで好天が期待され、夏山に最適の時期だ。日本の祝日は多いと言っても、年間の実質的な休日・休暇日数の欧米比較では、はるかに及ばない。みんなが大手を振って休む祝日を1日くらい増やしても問題無かろう。こじつけだが、漢数字で「八」と「一」は山の形にもなる。

(洋上からの利尻山)


須賀川そば、新そばを食す

2013年11月12日 | グルメ

新そばの季節、北志賀高原の須賀川そばを食べる。「竜王荘」に行くも満席のため他へ。これで改築ニューオープン後、2度目の断念となる。それでは「そば清」だといつもなので、初めてだが「栄忠」に入る。すべてのメニューが千円で、もりそばは高い気がしたが、出てきた量は大盛りで少し納得。味は「そば清」に似ている気もするが、それよりは多少上品な感じ。良質な水とオヤマボクチ(山ごぼう)のつなぎのせいか、ここも喉越しは良い。山里の集落に点在する12軒のそば処、まだ3軒目だ。栄忠は来年1月より営業予約制になるとのことだ。

            

 はやそば御膳(壁に貼ってあったもの) 

パンフレットより 

 

  

まだ食べられない 


まだ遅くはない?『野心のすすめ』

2013年11月08日 | 読書

テレビで見かけるその外見と自慢・得意げな言い方、図々しさから、「野心」とは著者そのものでは、と読み始める。その「野心」の意味について、文中で<腹黒かったり身の程知らずであつかましいイメージが先行>しているが、広辞苑の三番目にある「大きな飛躍を望んで、新しいことに大胆に取り組もうとする気持ち」だと言う。そのとおりに自ら切り開いてきた今の地位・名声に至る経験や成功談が続く。今や、売れっ子上流作家・林真理子風の激しい生き方にはついていけないが、日常的な心得として<①時間は二倍に使う②まずはぐっすり眠ってから考える③運の強い、楽しい友人たちと付き合う>は参考になる言葉だ。さらに最後の山登りに例えての話はいい。<平地で遊んでいる人間には一生見えない美しい景色、野心を持って努力した人間だけが知る幸福がそこには・・・(中略)野心という山を登ろうとする心の持ちようで、人生は必ず大きく変わってくる」そして<さあ、山に登ろう!>と終えている。もう遅いか、いや。                          

                                


第2陣は赤玉ネギ

2013年11月07日 | 市民農園

先週の玉ネギの植え付け第2陣は赤玉ネギ。購入した50本を残った40本のスペースに、余りを周囲に植える。これからの霜よけ防止にもみ殻を蒔いて終了。あとは時折のチェックで春を待つのみだ。9月以降、秋・冬野菜として種蒔きしてきた大根、赤かぶ、植え付けした白菜、ブロッコリー。殺虫剤を控えめにしているせいか、白菜が少し虫に食われているが、他はほぼ順調に育ってきている。

もみ殻を蒔いて霜対策をしたつもりだが 

大根は土寄せを 

赤カブは葉が大きいが 

やや虫食いのある菜 

元気なブロッコリー 

 


過ぎ行く志賀高原の秋

2013年11月05日 | 写真&旅

長野への用件の折り、残っている紅葉を見ようと志賀高原をドライブ。志賀草津高原ルート入口近くの紅葉は今、見頃。期待し車を進めて坊平橋というループ橋に。右手路肩の2・3台のスペースに停車、曲線の人工物と周囲の自然の取り合わせがいい。さらに走って澗満滝の駐車場、数分緩やかに歩を進めると若山牧水の立派な碑がある展望台に着く。落差107メートル、幅20メートルというが前方、はるか先のためか小さく見える。滝を彩る紅葉はピークを過ぎたのかパンフレットのようなわけにはいかないが一応の満足。その後、琵琶池・丸池・一沼など巡るが、標高が高くなるこの先の紅葉は望めないとUータン。往きに目に入った坊平シラカバ園地に寄ったが、ここの散策コースの紅葉は見応えがあった。今回訪ねたエリアの紅葉は10月下旬、丸池付近から草津寄りは10月上・中旬あたりがおすすめのようだ。

       

坊平橋にて 

日本で第7位の落差の澗満滝 

一沼はひっそりと 

坊平シラカバ園地の紅葉 

道路わきのリンゴ 


信仰の山はクサリ・ハシゴで、庚申山

2013年11月04日 | 

周囲の紅葉と朝日を浴びながらの林道歩きで一ノ鳥居に。近くの庚申七滝を少しだけ覗き、いよいよ登山道。緩やかな歩きやすい道は陽も射し込んで気持ち良い。大きな鏡石を過ぎ、庚申講時代の碑を見つつ敷石を踏んでお山巡り分岐に来ると庚申山荘はすぐ。一呼吸の後は一転して急傾斜の岩場の道、スリリングなハシゴやクサリ場をいくつか越え、ササヤブを急登して山頂へ。少し先にある展望台から目前の皇海山はじめ日光の山々に満足しながら大休憩。お山巡りコースで登ってきた人から難儀したと聞き、欲を出さず往路を戻ることに。紅葉を結構楽しんだつもりだったが、かじか荘の話では<今年は9月に冷え込んだ後の暑さのぶり返しと台風の影響であまり良くない>とのことらしい。2013年11月1日(金)/(銀山平・かじか荘の先)銀山平・駐車場837m 08:00~(林道・天狗の投石)~08:55一ノ鳥居 1035m(庚申七滝)09:20~百丁目09:40~鏡岩09:50~お山巡りコース分岐10:25~10:35庚申山荘1485m 10:50~(一の門、お山巡りコース分岐)~11:55庚申山1892m(展望台)12:45~庚申山荘13:40~一ノ鳥居14:35~15:30銀山平・駐車場<入浴した銀山平・国民宿舎かじか荘「庚申の湯」(入浴600円)はつるつるの気持ち良い湯。今度は泊りがけで、紅葉の山を眺めながら露天風呂にゆっくり浸ってみたい>

  

      

小一時間の林道歩き 

頭上の紅葉  

庚申川の深い渓谷  

滝が連なる庚申七滝 

登山道の首都圏自然歩道(ヤシオ咲く庚申のみち)の紅葉 

庚申山荘と庚申山の大岸壁 

覆いかぶさるような岩壁  

ハシゴ・クサリ場の連続 

   

山頂からの皇海山 

日光白根山ほか日光の山々