晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

鴻巣・1,000万本コスモスの海へ

2012年10月29日 | ひな人形と花のまち

秋の一日、市内吹上地区の荒川花街道へ。この界隈、川幅日本一の荒川沿いは春のポピーから始まって今、コスモスの季節に。残暑で遅れていたが、見頃を迎えたようだ。3種類、1,000万本の花が咲き誇って土手沿いからは大パノラマも。春の桜もいいが、冬へ旅立つ前の「秋桜」の可憐さもいい。

ミツバチも誘われて

日本一の水管橋まで咲き誇る

薄紅色のグラデーション

黄色の花の海へ

 


茫漠とした大海原へ『舟を編む』

2012年10月28日 | 読書

決して最初から最後まで読み通すことが無いと思われる国語辞書。その辞書をつくる異常なまでに変人のような人たち、でも最初のその思いは畏敬の念に変わる。果てしない言葉との闘い、辞書づくりの大変さ。途中でとん挫するのではと思われた完成まで10数年の長い道のり、愛すべき登場人物、辞書読みの面白さもあらためて分かった。タイトルは文中の「辞書は言葉の海を渡る舟だ」「もっともふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために」「海を渡るにふさわしい舟を編む」から。そして、この本の装丁が完成する辞書と同じとは、なかなか感心した。余分なことだが、映画化の際には、主人公の馬締(まじめ)君に「原田泰造」、その相手の香具矢さんには「真木よう子」を推薦したい。久しぶりに開いたあの新明解国語辞典では、<じしょ【辞書】言葉を、一般の人が知っている引きやすい順序に並べて、その発音・意義・用法などを書いた本。>とあった。この語釈を加えては。

          


今年もサルビアまつり

2012年10月27日 | ひな人形と花のまち

鴻巣はサルビアとマリーゴールドの出荷量が日本一とか。利用している市民農園に隣接の「花のオアシス」で秋のイベント、「サルビアまつり」が行われている。農作業中に見ていたがボランティアの皆さんが植えて、フラワーピースの方々が水やりや草取りなどの面倒をされていたのを思い出す。吹上地区のコスモス畑のほうへ行くのか、人影もまばら。花を愛でながらの家庭菜園、今日は遅れている大根の間引きと追肥だ。

15000本の真っ赤なサルビア

5000本のマリーゴールド

サルビアの向こうに市民農園


那須の紅葉は残暑で2週間遅れ

2012年10月23日 | 写真&旅

先週末、会合があり那須高原へ。10月下旬ということもあり、紅葉を期待して向かったが宿泊した湯本周辺は2週間遅れているとのこと。茶臼岳方面は見頃のようだが、今回は時間無く宿近くの観光スポットを急ぎ足で帰路に。今年の残暑は今になっても、大きく影響しているようだ。

2005年完成の「つつじ吊り橋」

 

橋からの茶臼岳と右手に朝日岳

「千体地蔵尊」は親不孝伝説の教伝地蔵の修復から始まったとか

拝む手が大きいのは、それだけ親不孝を悔いている表れか

 

 




静かなる多摩川水源の「笠取山」

2012年10月18日 | 

北海道遠征以来、腰を痛めて整形外科でリハビリ中。だが、その一環と決め込んで山梨県北東部の笠取山へ。秋晴れの絶好の登山日和、紅葉はまだ始まったばかりだが、富士山・大菩薩嶺や奥秩父西部の山並みの眺望も良く、痛みも忘れて快適に歩を進めた。出会ったのは鹿一頭と登山者2組・3人という静けさも、20代前半に登った以来の再訪の山にはちょうど良かったかもしれない2012年10月15日(月)/(青梅IC=1:30「一ノ瀬高原入口」右折・林道へ=)作場平橋・駐車場1310m 09:20~一休坂分岐09:45~(ヤブ沢)~ヤブ沢峠10:20~笠取小屋10:50~雁峠分岐~(分水嶺)~11:45笠取山1953m<昼>12:25~水干12:45~(水場往復)~笠取小屋13:20~一休坂13:55~(一休坂分岐)~14:25作場平橋・駐車場 (今回は帰りを急いだため温泉に立ち寄らなかったが途中「道の駅たばやま」の対岸に「丹波山温泉・のめこい湯」600円あり)

 紅葉は始まったばかり

    秋空へ突き抜けよと、伸びるダケカンバ

「ほんの少し離れた位置に落ちたばかりに、雨水のゆくえは…」(東・西・南側の雨は荒川に、富士川に、そして多摩川に)

 笠取山特有、最後の一直線の登り 

富士山と左手のピークは大菩薩嶺

  「水干」の少し下に多摩川の最初の流れが僅かに

 最後に、今日の数少ない出会い             

 

 

 


100年の重み、東京駅復元

2012年10月11日 | 雑記

昨夜、東京駅近くで友人の退職祝いの会合があったので話題の東京駅舎の見学へ。全体像は丸の内で勤務していた頃に見慣れてはいたが、戦災で焼失した3階部分や南北のドームも復元した姿はまさに威風堂々。大正3年(1914年)の創建というから約100年前になる外観は歴史の重みを十分に伝えている。いつもより外国人も多く、カメラや携帯電話で写真を撮る大勢の人とともに夕暮れ時のレトロな雰囲気を楽しんだ。

夕暮れの駅舎のほぼ全景

高層ビルを従えての北ドーム部

この重量感は周りにひけをとらない

堂々たる姿、中央部から南ドーム部

 

 

 


初めてプランターで白菜

2012年10月10日 | 市民農園

NHKテレビの「やさいの時間」で見た白菜のプランター栽培を庭で実践中。ほぼ放送どおりに行なったが、ゴウヤ栽培後の土がもったいないので半分くらいを再利用。日に干してほぐし、根を取り除いたものを新しい土に混ぜた。そのことが少し心配だが、今は防虫ネットごしに50円の苗が順調に育っている。

        

                                        


仮面が集う『マスカレード・ホテル』

2012年10月10日 | 読書

連続する殺人事件の現場に残された謎の数字のメモ、その解読で次の犯行場所は東京の有名ホテルと睨み、ホテルマンに扮した刑事と女性フロントクラークが見えない犯人に立ち向かう。刑事とホテルスタッフという異質の職業のぶつかり合い、そして推理小説ならではの意外な進展と結末が。マスカレードとは辞書に仮面舞踏会、仮装などと。<ホテルに来る人々は、お客様という仮面を被っている>久しぶりの東野圭吾の作品はシティホテルというひとつの社会・裏舞台も丁寧に描いている。取材したロイヤルパークホテルは何度か利用しているので、それも懐かしく読んだ。

                        

 


「おくのほそ道」2期がスタート

2012年10月02日 | 読書

今年も残り3ヶ月、そして満を持したかのように本格的な秋が到来した。畑は秋野菜づくりの真っ最中、目の前には図書館から借りてきた何冊もの本。誤算は山、絶好の時期に腰を痛めて整形外科通いだ。その余力というわけではないがカルチャー受講、春に続いて「おくのほそ道」に出発した。第1回は<藤原三代と義経滅亡の地>平泉へ。川上講師のよどみない明快な説明、CDから流れる松平定知アナの朗読、豊富な資料など、楽しい講義が12月の終着・大垣まで続く。

           

講座テキストの『おくのほそ道』と参考に購入した2冊。今回の資料にあった文芸評論家・斎藤美奈子氏の『入門「おくのほそ道」』では、長谷川櫂氏の本と『芭蕉「おくのほそ道」の旅」』(金森敦子)・『芭蕉ー「かるみ」の境地へ』(田中善信)の3冊を推奨していた。