晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

さきたま緑道にも秋の気配

2016年10月27日 | ひな人形と花のまち

久しぶりに歩く「さきたま緑道」、ところどころに季節を感じる秋の装い。もちろん野山や有名な観光地には及びもつかないが澄んだ青空に精一杯の彩り。よく見ると虫食いや枯れた葉もあり、ここにも今年の気候の影響が現れているようだ。木漏れ日の中に見つけたクモの巣、あちらこちらに網を張って餌となる昆虫を捕獲しようとしている。これだけ多いとクモにも冬支度があるのだろうかとも思ってしまう。差し込んでくる陽の光でキラキラ輝くところを撮りながら歩いた。そして今日の午後は、明日から始まる市民文化祭の作品展の準備。芸術の秋に少しだけ参加させてもらおう。

 色づきはまだ少ない 

そして  

 美しき罠  

市体育館で 


ヒマワリも応援、玉ネギの植え付け準備

2016年10月26日 | 市民農園

間もなく11月、玉ネギの植え付け時季になる。と言うわけで今日の畑作業は、そのための準備。苦土石灰を蒔いて土づくりをしてきたスペースに堆肥・化成肥料を加えて耕す。そして穴あき黒マルチを畑に被せて、ひとまず完了。その後、すっかり無くなってしまった液肥を作る。空いたペットボトルに油かすを1/10ほど入れ、水を加えるのみで簡単に作れる。1か月くらいで発酵した後にできる上ずみ液を薄めて使用するが、効き目は結構あるように感じる。今日の収穫は無しだが、ダイコン・ブロッコリーの生育は順調。わずかの葉物野菜もそれなりに育っている。数日後には玉ねぎの植え付け、いよいよ秋冬野菜作りのラストステージだ。

効果あり 

ダイコン 

ブロッコーリ 

春菊 

ホウレンソウ  

隣接のヒマワリも満開 


荒川水管橋を渡った~

2016年10月25日 | ひな人形と花のまち

この時季、1千万本のコスモスが広がる地元の荒川河川敷。そのお祭りに合わせて荒川水管橋を渡るイベントがあった。抽選に当たった時間に余裕を持って出かけたが駐車場への道は渋滞。ギリギリに何とか車を停めて、駆け足で受付に。ヘルメットを着用、軍手をはめて橋のたもとの階段を相当上がる。地上から13mとのことで4階建てビルくらいの高さになるらしい。渡り始めると足元が見えるので結構な高度感があり、女性グループが声を上げている。この日は、あいにくの曇り空で眼下のコスモス畑や周囲の眺望も今一つだったが良い経験をした。何しろこの水管橋は完成してから32年、一般人が歩くのは初めての企画。全長1.1kmの橋に架かっている2本の送水管を通して荒川対岸の市町に水道水を送り届けているという。この体験はこれから、この水管橋を見るたびに思い出すに違いない。まずは、今月いっぱい楽しめそうなコスモス畑越しに眺めてみよう。

渡り始める 

曇り空で眺望は 

天気良ければ 


黄金色の光と風の中で、浅間山

2016年10月21日 | 

去年10月にタイミングを逸してから1年間待ち望んでいた浅間のカラマツ。その黄金色を朝の光の中で見たいと車中泊。高原の寒さとトイレを考えて高速のPAに停めたが、車の走行音であまり眠れないまま4時過ぎに起床。長距離トラックのドライバーさんらと並んで洗顔後、出発。コンビニでオニギリとオデンの朝食、さすがに登山口の駐車場には2台のみ。続いて到着した三重からの方は小諸の道の駅で車中泊したとのこと。すでにヘッドランプは不要、念のため熊鈴を付け、先に歩き始める。1時間半後の槍ヶ鞘で、さらにその先のトミーの頭で堂々たる浅間山が目の前に。裾を黄色の衣でまとい、眼下どこまでも大きく広げる。青空を背景に外輪山の峰々、雲海はるか先には富士山という最高の舞台となった。分岐から草すべりを急降下、写真を撮りながら湯ノ平口分岐に下る。外輪山底の緩やかな歩きは、強まってきた風にキラキラと光り舞い散るカラマツシャワーの中。荒涼とした賽の河原を過ぎてJバンドに向け急登、振り返れば浅間山からの裾野と広がる荒野が黄色に染まる。意外と短時間で稜線に上がり、あとは展望を楽しみながら鋸岳から黒斑山までの連なるピークを越えてトミーの頭へ。左回りに一周し終え、往路の表コースを戻る。撮りながら歩いたので、かなりオーバータイムの9時間。登下降の繰り返しと噴火も気にして疲れたが願い叶い大満足。帰路のチェリーパークライン道沿いの黄葉・紅葉もさらに色を添えてくれた。2016年10月20日(木)(上信越道・佐久平PAで車中泊、小諸ICから40分の高峰高原ビジターセンター駐車場) 駐車場1973m 06:10 ~(表コース/車坂山)~槍ヶ鞘 07:35~07:55トミーの頭2300m 08:10~(草すべり)~湯ノ平口分岐09:20~賽ノ河原分岐09:40~10:50 Jバンド~鋸岳2254m 11:20~仙人岳 2319m 11:55~12:25蛇骨岳 2366m(昼)12:45~黒斑山2404m 13:25~トミーの頭 13:50~(表コース/槍ヶ鞘)~15:10駐車場

外輪山の峰々 

眼下も 

黄金色 

振り返れば絶景 


鴻巣・吹上のコスモスは見ごろ

2016年10月19日 | ひな人形と花のまち

地元・吹上の荒川河川敷のコスモス畑。台風の影響で一部、露地のところもあるが何とか例年に近い花畑になった。黄色は7割ほどの咲き具合なものの濃淡のピンクはほぼ満開、一部枯れ始めた花もあるので全体としては今が見ごろ。待ち焦がれた秋の青空に、その名のとおり”秋桜”が映える。日本一長いという水管橋の赤いアーチも色を添えて絵になる風景だ。朝、堤防上の遊歩道をウォーキングしている人たち。その中から手を振ってくるのは知り合いのようだ。近くに住んでおり、ラジオ体操の後に歩くコースと聞いていた。眼下の花々を愛でながら、遠く富士山を遠望する気持ち良さが伝わってくる。今週の土・日のコスモスフェスティバル、そこで特別に行われる”水管橋を渡る”イベントに申し込んだ。さあ、どんな景色が見えるだろうか。

ここはもう少し 

朝露が光る 

あの先頭の人は 

今日は良く見える 

      


秋の志賀高原、青い空は望めるか(2)

2016年10月14日 | 写真&旅

秋の志賀高原撮影会の2日目。5時過ぎ、ドアのノックとともに「朝焼け撮るよ~」との会長さんの声。すこし経って起きだしたものの、まだほの暗い外は曇り模様で池にも霧が出ていない。ただホテル前の駐車場に次から次へと車が入り、三脚持ったカメラマンが池の周りに集まり出す。そして夜が明けてくるとともに湖面の左手から、右手から白く細長い朝霧が流れてきた。見上げる空も好天を予感する朝焼けの紅色から青空に。07:15の朝食開始でカメラを収めたが、朝日が差し込んで対岸の樹木を照らし始めており、手持ちで数枚。名残り惜しいが記念撮影の後にバスに乗り込み、雑魚川に向かう。最初に雑魚川橋の周辺、その後に戻りながら2か所ほど河原に下りて撮る。去年の同時期と比べて色つきが悪い。台風のせいか葉の数も少ない。少々落胆して、最後に奥志賀の分岐周辺。ここは雪の影響で根元が曲がった白樺とこれまで少なかった赤い紅葉が結構ある。昼を越えての撮影タイムを終え、道の駅でお買得のリンゴを購入、昼食は中野「郷土食堂」の手打ち富倉蕎麦。前日と変わって青空に恵まれたが紅葉は今ひとつ。言われている長雨・日照不足・台風・高温など気象条件の影響だろうか。ただ、若いころ以来の久しぶりの添乗員役としては事故なく予定時刻に帰れたことに感謝。たぶん仲間の皆さんは、こうした環境でも素晴らしい写真をモノにしただろう、次回の例会が楽しみだ。

木戸池 

刻一刻と 

朝の陽が照射 

雑魚川渓流 

奥志賀 


秋の志賀高原、青い空は望めるか(1)

2016年10月13日 | 写真&旅

写真サークルの撮影会で秋の志賀高原へ。2日間コースの初日、朝6:30出発したバスは高速道路の事故や渋滞も無く予定時刻少し前に最初の撮影ポイント、一沼に。途中車窓の曇り空は信州中野ICを降りたころから薄日も射し始めたのだが、一帯は流れ込むガスで真っ白。その切れ間も紅葉はほぼ終えているが、周辺の遊歩道や隣りの琵琶池の秋色を探して歩く。続いての蓮池で昼食タイム、見ごろと言われるが曇天と湖面の蓮で映り込みも良くない。バスはさらに高い標高を進み、国道最高地点2172mの渋峠展望台に。眼下の芳ケ平そして、のぞきに戻っての眺望を寒さに震えながら撮る。予定した横手山へのリフトは止めて、早めに宿泊の木戸池へ。丁度の時季の池や田ノ原湿原など周辺を夕刻まで。冷えた身体を木戸池温泉ホテルのお風呂で温め、2日目に備える。朝の天気予報では、明日は晴れから後に雨だったが、どうだろうか。夜空に星は見えないが、好天と朝霧の出現を期待して9時前にフトンに入った。

蓮池 

 

芳ケ平 

のぞき 

木戸池 

田ノ原湿原 


こうのす、秋の花火大会は不発も満足

2016年10月09日 | 写真&旅

電車で新宿まで戻って夜行バスで地元へ帰るとか松本から来たなど、遠来の観客も多い「こうのす花火大会」。15回を数えるが地元ながら、用事が出来たり寒い日だったりでまだ数回して観ていない。今年は雨で翌日に順延かと思ったら天気回復、それではギネス世界記録に認定された4尺玉でも撮ろうかと出かける。開始時刻の6時を過ぎると自宅にいても地響きのような大きな音。予定より早く自転車で出発、20分で着いたが見当をつけておいた場所はやはり埋まっていた。始まって1時間も経つのだから当然かもしれない。花火を見ながら通路をウロウロしているうちに最後というアナウンス。何とか三脚を立てられる場所を確保、急ぎ準備して尺玉300連発の「鳳凰乱舞」というスターマインを撮る。ただ、そのフィナーレを飾る予定だった四尺玉は上がらないまま開花、失敗したようだ。今年は風も少なく暖かった分、開花した後の煙が残るなど撮影条件も今一つだったとのこと。まあ、地元民としては遠出しなくとも目と耳で楽しめた秋の花火には満足すべきだろう。来年は準備万端で、世界一という大輪の華をカメラに。

      

(以下は比較明合成したもの) 

     


この冬は赤穂浪士と『はだれ雪』

2016年10月07日 | 読書

直木賞受賞の『蜩ノ記』や読んではいないが『さわらびの譜』『恋しぐれ』など、歴史・時代小説作家である著者の作品は情感あふれるタイトルが多い。「はだれ雪」とは、「デジタル大辞泉」によれば<まだらに降り積もっている雪><はらはらと降る雪>なのだそうだ。何度か出てくるこの場面の最初は元禄14年11月、流罪となった主人公が山里に足を踏み入れた日から始まる。元禄と言えばそう、例の赤穂浪士の討ち入り。流罪の理由も、その後の主人公の運命も大いに関わってくるのである。これまでも多くの小説や映画に取り上げられてきた題材を著者もまた別の視点から描く。今の時代にもつながる世の不条理、それらに抗う者には絶望しか無いのか。その答えは最終章に、そしてラストの一行<名残の雪の美しさが目に眩しい>に凝縮される。今年の12月、討ち入りものの映画・TVの再放送があればじっくりと観てみたい。

                              


秋晴れにダイコンもうれしそう

2016年10月06日 | 市民農園

晴れて今日は3時間近く、市民農園での畑仕事。蒔いて1か月の大根はこの間、2回間引きし1本立ちに。大きくなってきたので鳥や虫除け用の寒冷紗のトンネル掛けを外す。そして追肥と土寄せ、収穫を期待して例年より丁寧に行ったつもり。次に白菜、こちらも追肥と根元に軽く殺虫剤を蒔く。去年は虫に相当喰われたので止む得ない措置。ブロッコリーや葉物野菜にも追肥を行ない、キュウリ・ミニトマトの後始末、周辺の草取りで終了。残っている夏野菜のシシトウ、モロヘイヤもあとわずか。1週間後には玉ネギの畑づくりを始める予定だ。久しぶりの長時間だったが、秋の青空と農園周辺の秋桜が疲れを癒してくれた。

白菜はトンネルで 

シシトウ 

モロヘイヤ 

苗をいただいた山わさびも間もなくか 

農園のコスモス


ヒガンバナのさくら堤公園は穴場

2016年10月02日 | 写真&旅

今年はまだ見ていないヒガンバナの群生。県内には有名な高麗川の巾着田のほかに、横瀬の寺坂棚田や森林公園などがある。ただ見頃は過ぎているようなので、ともかく近場へ行ってみようと隣り吉見町のさくら堤公園へ。予想したとおり、多くは枯れていたが探すと結構まだ咲き残っていた。2km近い堤は森林公園へと続くサイクリングロードにもなっており、その両サイドの斜面を赤く染めている。まだ見ごたえのある景色に得をした気分で帰った。しかしネット検索すると意外なことを発見。8月末から9月初旬には、赤以外に白や黄色、ピンクの多彩なヒガンバナが見れるとのこと。春の桜、菜の花だけではない車で20分ほどのこの場所、当然ながら近場の撮影ポイントとして刻み込んだ。

まだ妖艶