晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

スズラン咲いて想うこと

2019年04月28日 | 雑記

今年もスズランが咲き始めた。郷里の母が持参して庭の片隅に植えたのは平成になるか、ならないころ。その意味で言えば、今さかんに報じられている”平成とともに”この花も生きてきたわけだ。名のとおり鈴のような花と爽やかな香りは初夏の北海道を思い出させてくれる。今は分からないが、街はずれの森に入ると木陰に結構咲いていた。故郷を忘れないように、との思いだったのか、それとも。ひとこと聞いておけばよかったと思う反面、照れ笑いして答えない姿も想像する。小さな庭には、ほかの花も咲いて賑やかに。朝ドラの舞台にもなっている十勝も桜が開花、花々が咲き誇る季節が到来だ。

   

      

 

   

 

    

 

 


『リピーター医師 なぜミスを繰り返すのか?』

2019年04月26日 | 読書

マスコミで時々報じられる医療ミス。だが、そうした医療過誤が同じ医師によって繰り返されるケースについてはあまり知られていない。その具体例と何故起きるのか、そこに横たわる本質的な問題点は何か。数々の医療訴訟を手掛けてきた弁護士がこの本で厳しく糾弾する。度々、対比で示される医師免許と運転免許。交通違反・事故を起こせば不利益や処罰、場合によっては自身への危険もあり、反省・後悔する。ところが、運転行為と違い、そもそも医療行為はミスがあっても自分自身に危険は及ばない。<刑事処罰の難しさ>は何となく分かるが、<民事裁判における「医師賠償責任保険」(医賠責)の運用による過保護><行政処分(免許取消、医業停止)はまずなされない>などの実態には驚くばかりだ。そうしたことで反省する機会が無く、研鑽もしないままの医療行為が続けられ、新たな被害者を生み出しているという現状。後段に身を守る術を何点か紹介しているが、著者が提起しているように医師を監督・指導する国の責任は大きい。民事で過失が認められた医師の把握やリピーター医師の氏名・内容の公表など含め、ルールや制度の見直しが必要であろう。この本は、数年前から医療過誤で病院を提訴している友人から借りた。担当医師がリピーター医師かどうかは分からない。しかし根底にある問題は同じように思いながら読み終えた。

                     


夏野菜のスタートは少し早め

2019年04月20日 | 市民農園

4月初めの苦土石灰から始まった土づくりも先週、堆肥・化成肥料を施して終えた。前日に再度耕し、畝づくりと黒マルチで準備した畑に今日は苗の植えつけ。キュウリ、シシトウ、ピーマン、トウガラシ、トマト、ナス。例年どおりキュウリ・トマトは合掌式の支柱、ナスはアンドン囲い。苗すべてを風で倒れないよう支柱にヒモで縛り、たっぷりの水をあげる。ズッキーニは去年残っていた種を蒔く。以上だが、まだ作業が残っている。先月蒔いたジャガイモ。うかつに石灰を施し、失敗したかと思っていたが無事に100%の発芽。大きくなってきたので芽かき、そして追肥の後に土寄せ。これで全て終了。少し早めの夏野菜スタートは、ほぼ1日がかりの仕事となったがこれでひと安心。あとは1週間くらいの水やりで済む。今夜はビールが美味しく飲めそう。

   

 

      

 

 


沢と岩稜、アカヤシオ・新緑の仙人ヶ岳

2019年04月19日 | 

アカヤシオが咲いているとのヤマレコ情報で栃木県足利市の西北部・群馬県境に向かう。今回は、ほぼ1年ぶりになる千葉の山トモさんと一緒。多少の通勤渋滞もあったが、山の話をしているうちに4台目として駐車スペースに。夏は蛍が舞うのだろうか、ほたる橋そして続く岩切橋を渡って登山口まで僅か。鳥居をくぐり、沢沿いの林道は山道に変わって緩やかに登っていく。カタクリ群生は当然終わっていたがスミレやニリンソウが咲く。沢を左右に渡り返し、頭上の新緑をあおぐ歩きは汗も流れず、快適。岩陰に建つ生不動尊を過ぎ、マンガン採掘鉱跡を横目に進んで沢も終点。ここまでロープ箇所が何か所あり、変化あるもウオーミングアップの時間。一転しての急登、小さなジグザグで登り詰めて熊の分岐。岩稜気味の稜線を行くとすぐに待望のアカヤシオが登場。木枝に邪魔されて撮りにくいが目を楽しませてくれるには十分。四つほどの小さなピークを越えて山頂着。樹林に囲まれて展望は良くないものの陽射しはある。南面の何本もの山桜が咲き誇っている頃を想像しながら早い昼食。帰りは周回コースもあるが往路を下山。その分、もう一度ゆっくりとアカヤシを眺め、萌えだした新緑とも十分な会話ができた。青空に白い雲が流れ、そよぐ風は五月のような爽やさ。沢道から尾根道、多少の岩稜あり、ロープの道ありで変化を楽しませてくれた山だった。2019年4月18日(木)(小俣北町バス停そばに5・6台の駐車スペース)岩切登山口08:20~09:00生不動09:05~09:35熊の分岐09:45~(アカヤシオ)~雪山/仙人ヶ岳分岐10:10~10:15仙人ヶ岳663m 10:40~(赤雪山/仙人ヶ岳分岐)~熊の分岐11:15~生不動12:00~12:40岩切登山口<車で15分の東葉館地蔵の湯で入浴・720円>

     

 

   

    

 

   

      

 

   

 

 


いつか もう一度、雨引観音

2019年04月18日 | 写真&旅

高峯で山桜を見た後、同じ桜川市内の雨引(あまびき)観音に立ち寄った。正式には雨引山楽法寺と言い、名の由来は干ばつの時に雨をもたらしたことからとのこと。坂東観音二十四番札所でもあり、安産・子育てのお寺として信仰を集めている。初夏のアジサイとともに桜も見事らしいが、その時期は過ぎたと聞いていた。実際訪ねてみると仁王門と本堂前の桜はまだまだ元気で、これだけでも価値があった。眼下に関東平野と筑波山が眺められ、パンフレットの”花と絶景のお寺”というのもそれなりに納得。もう少し早ければ「3000本の桜で山腹一帯がピンクに染まる」や「冬の景色さえ凛として美しい」というのも確かめに来る必要がありそうだ。

 

   

 

   

   

 

 


高峯の山桜に会いに

2019年04月17日 | 写真&旅

山桜で有名な高峯。一度行ってみたいと思っていたその桜川市へ向かう。早朝の出発、東北道から北関東道・桜川筑西ICで降りて山麓の平沢地区に07:30の到着。あわよくば朝靄の期待もあったが目の前には大きな山肌が全開。朝陽も上がって全体を淡く照らす。この時期、自生している数千本の山桜の淡紅色と赤芽、芽吹きのもえぎ色が重なってパッチワークのような眺望、とのパンフレットの文句。そうしたコントラストは雨上がりか、もう少し早い時間か。では、と歩き出して車道を緩やかに上がって行く。車両通行止めの林道入口まで20分、さらに30分歩いて第一展望台。ここでの景色、そしてさらに20分歩いた第2展望台と途中の山桜風景を撮る。長時間のアスファルト路に疲れて車を停めた平沢公民館に戻る。そこでは地元写真愛好家の高峯を撮った写真展を開催中。出来栄えもさることながら説明の方も親切。無料駐車場が何か所もあり、外来者を温かく迎え入れてくれる山桜の里だった。

 

   

 

   

 

   

 

 


隣りのチューリップ畑で笑顔を

2019年04月15日 | ひな人形と花のまち

2週間前にチューリップまつりを終えた市民農園隣りの花のオアシス。見ごろは過ぎたが今年の桜と同様に花の時期が長く続いている。赤、黄、ピンク、白など色とりどりの花に畑作業の疲れも半減。手をとめて見ていると写真撮影に苦労している様子の家族連れ。ママさんが赤ちゃんを抱いて、女の子ふたりを撮っている。思わずお手伝い、4人一緒の写真を撮ってあげた。ママさんだけでなく、女の子からも「ありがとうございました」とお礼を。咲き誇っているチューリップのような明るい声と笑顔に心が和んだ。

 

    

  

    

  

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

     

   


平成最後のさくら散るとき

2019年04月12日 | 写真&旅

2週間近く見続けてきた今年の桜、いよいよ旅立ちのとき。行きつ戻りつの季節に蕾はゆっくり綻んで、待ち焦がれた満開。長く楽しんだ舞台の終わりにはなごり雪も舞った。近くのさきたま緑道では、芽生えの若葉とともに薄紅の花弁が最後の美しさを見せ、散る花びらを浮かべた元荒川はゆっくりと流れる。あとわずかの平成、桜もこの時代を惜しむかのよう。

   

 

   

 

   

 

    


これが皇鈴山の夜景だ

2019年04月11日 | 写真&旅

清雲寺のライトアップを見ての帰り、行く機会を探っていた皇鈴山(みすずやま)へ向かう。夜間の登山ではない、車で行くのだ。1月に県営牧場から登谷山まで登山コースを往復した際、途中の皇鈴山山頂そばにあった展望台。そこまで車道が来ていた。ここで夜景を見てみたいと思ったが、その道は地図には出ていない。たまたま3月、東秩父村大内沢の花桃の郷で土地の人に聞いてみた。その人は家族連れで夜景を見に行っているという。素晴らしいから是非、と行き方を詳しく教えてもらった。そして今回、車1台通るのがやっとの狭い夜の山道。何とかクリアして辿り着いたのだ。夜空はあいにく薄い雲が出て、星は見えない。が、東方向の小川町、埼玉県北部から北関東の街灯りが大きく広がる。すぐ足元の点在する灯りは大内沢の集落か。風冷たく、反対の山頂側から皆野町方面を見ることなく車に戻ってしまったことだけが残念。帰路も幸いにして、待避スペースまで車を後退する場面は無かった。だが、これはたまたまだろう。今度の機会には少し事前練習しておいたほうが良さそうだ。

 

 


清雲寺のしだれ桜に会いに

2019年04月10日 | 写真&旅

仙元山麓のカタクリから秩父市の清雲寺に移動する。午後なので反対車線は帰り車で渋滞中。こちらは市内を抜けるときに多少混む程度。秩父鉄道武州中川駅の手前、案内板に沿って進むと手招きする駐車場が見えてきた。そのひとつに停め、歩いて5分くらい。売店も多く出て、賑やかな境内に入る。周囲一帯は薄紅やピンク色のしだれ桜、ピークを少し過ぎた感じもあるが見事な景色だ。ひと通り眺め歩いた後、近くの長泉院まで足を延ばす。ここは秩父札所29番、桜は遅かったが傾きかけた陽にミツバツツジがきれい。先ほどの喧騒から離れ、静かな時を過ごす。そして清雲寺に戻り、夕闇を待つ。先ほどより見物者が増え、6時から今期最後のライトアップ。見上げれば妖艶な姿に変わり、その放つ色香に呆然と立ち尽くす人たち。案内チラシのコピーにこうあった。<秩父を彩し600年。貴方は桜に、何を問う。>

   

 

   

  

    

 

    

 

    

 


仙元山のカタクリに間に合った

2019年04月09日 | 写真&旅

先日の秩父への欲張りドライブ。まず最初は仙元山の山麓に広がるカタクリの花。道の駅おがわまちに車を停め、西光寺に向かう。ここの枝垂桜は数日遅かったようで今年も見れず残念。境内を通ってすぐのところにある池でカタクリのお出迎え。ただ陽当たりが良すぎるのか花は終わりかけ。さらに林の中を緩やかに登り、先へ進むとカタクリの群落。咲き残っている花たちに何とか間に合った。若葉が見え隠れする春の斜面一帯、紫色が風にそよぐ。ところどころの白い小さな花はニリンソウ。しばらく楽しんでから車に戻り、見晴らしの丘公園へ。周りの桜や眼下の景色も良いが背後の仙元山の山桜もいい。元旦に登った山頂への歩きは今回はパス。春に包まれた山に送られて次の目的地へ向かった。

   

 

   

   

   


桜満開の「さきたま古墳公園」で

2019年04月08日 | 写真&旅

開花から約2週間、さきたま古墳公園の桜がやっと満開を迎えた。これだけの期間を要したのは珍しい。途中、曇りや雨、晴れても冷たい北風の日があったからか。今、薄紅の花びらがお待たせしましたという感じで咲き誇る。中でもひときわ目立つ丸墓山古墳、かって忍城を攻める石田三成が陣を張ったとも伝えられる。歓声を上げて駆け上る小さい子らはまだそのことは知らないだろう。賑わいの日中から一転、夜が更けた頭上には北天の星たちの輪舞。遠い時代への想いは宇宙の果てまでも誘う。

   

        

 

 

   

       

 

 

 


鳩山の逆さ桜

2019年04月07日 | 写真&旅

自宅から30k弱、同じ県内の鳩山町にある灌漑沼の桜を撮る。それほど有名ではないこの場所を知ったのは、先月ある雑誌に掲載されていた写真。町の名前しか分からなかったが、越生町の梅まつりへの道中に偶然見つけた。ネットでも再確認、あとは桜の咲く時季を探っての1回目は朝。風が弱い時間帯で映り込みを、と夜明け前の到着。この日は霜が降りて寒く、足踏みしながら待つ。結局、山に遮られて陽が射し込むのは暫く後の時間になった。そして満開のころを狙った2日後の夕刻にもう一度。もっと広角で撮りたいが背景の山が低いので空が入り、散漫になってしまう。マジックアワーが過ぎて周辺は漆黒の闇、いつの間にか一人になってしまった。また1年後に、その時はもっと大勢のカメラマンが来そう。

   


いよいよ夏野菜の準備

2019年04月06日 | 市民農園

ここ10日ほど、空いた時間を利用しての市民農園通い。春の光りを浴びて畑の野菜の成長が著しい。スナップエンドウが横に広がり始めたので支柱への誘引作業。玉ネギの植穴に増えてきた雑草取りと最後の追肥。今日唯一の収穫は花が咲きつつあるチンゲンサイ。野菜を採り終えた順番に畑を耕してきたが、これで最後。畑の隅に長ネギを植える。ナス・キュウリ・トマトなど夏野菜の植え付けは今月下旬。その前に来週は苦土石灰、翌週は堆肥と化成肥料をすき込む作業が待っている。北風吹き抜ける冬場と違い、土いじりが楽しい時季となってきた。

 

  

                   

 

     

  

      


北風に吹かれて、さくら堤の朝

2019年04月03日 | 写真&旅

お隣り吉見町にある「さくら堤公園」は1.8Kmにわたって続く土手。もう少しで満開の桜に菜の花が彩りを添える。県内の権現堂桜堤と同じく、遠くまで連なる景色が見事なところだ。今年は残念ながら工事用の足場がところどころ設置されている。隠して撮ろうと場所探しをしたが北風に身体が冷えてきたので今日は退散。人影も少なく、県南部の秋ヶ瀬公園と北部の森林公園を結ぶサイクリングロードを利用する人が時おり疾走するのみ。薄紅と黄緑色、そしてブルーの3色だけがそこにあった。