コロナに明け暮れた今年もあと数時間。“密”には無関係なはずの山も自由気ままに登るというわけにはいかなかった。あらためて一年間をふりかえってみたい。年初のスタートは1月9日、3・4分咲きのロウバイが迎えてくれた宝登山。次いで月末に車と路線バスの併用で初めての横隅山(よこがいさん)は噂どおりの地味な山だった。2月、予報が外れ寒かったこととアスファルト路1時間歩いた笠山・堂平山。3月は浅間山外輪山の長野県・黒斑山で春の雪山ハイクを堪能。そして妻坂峠へのルートを見失ったり、カメラの持参を忘れた大持山・子持山。4月初めの緊急事態宣言直前の観音山は帰路に無数の水子地蔵が祀られた地蔵寺が記憶に残る。それ以降、5月も自粛してゼロ。6月になって緊急事態宣言が解除した翌週、2カ月ぶりの破風山。続いてヤマレコで見つけた笠山神社下社から登るコースで2月に続いての笠山・堂平山。7月はアジサイ咲く美の山からの帰りに皇鈴山・登谷山。8月、断念した北アルプスの代わりに涼風を求めて2578mの日光白根山。9月は大霧山、その帰路に入館者減で苦境にあると聞いた原爆の図丸木美術館に立ち寄る。月末に今年2回目の大持山から緑の苔に覆われた静寂な広場ウノタワを始めて訪れる。10月、『智恵子抄』の青空の下ではなかったが紅葉に間に合った福島県・安達太良山。11月はここも1月の横隅山と同じく初めての山梨県・大マテイ山、紅葉は見逃したものの秀麗・富士の眺めに満足。次いで車中泊の高ボッチから向かった長野県・北横岳では濃い霧と冷たい風で眺望全く無し。11月の城峯山は2度と走りたくない林道、その後の城峯公園の冬桜で和む。そして今月は先週の登り納め登山、入間の山チャンとの再会は無かったが年末恒例の破風山。結果、17回を数えた。正直もっと少ないと思っていた。コロナや7月末にずれ込んだ梅雨明けを考えれば結構登ったものだ。来年はまだまだ不透明。夕方のニュースで東京のコロナ感染者1,300名を越えたとショッキングな情報を伝えている。何とか健康体を維持して山登りを続けたいものだ。