北海道旅行で1週間ご無沙汰の市民農園の畑は草ぼうぼう。期間中に一度だけ来てもらった娘家族は野菜の収穫だけ。期待していなかったが、小雨降る中を雑草取りはとても無理だったと弁解。その作業を数日かけてやっと終えた。すでに畑のキュウリ、ズッキーニは終わり、元気の無いナスは秋に期待して剪定。今残っている野菜はわずかなもの。ゴウヤ、オクラに葉物野菜のモロヘイヤ、シソの葉、サニーレタスそしてトマト少々。暑さに強い一部の野菜に助けてもらうこの先の夏、それにしてもまだ7月。秋は遠い。
北海道旅行で1週間ご無沙汰の市民農園の畑は草ぼうぼう。期間中に一度だけ来てもらった娘家族は野菜の収穫だけ。期待していなかったが、小雨降る中を雑草取りはとても無理だったと弁解。その作業を数日かけてやっと終えた。すでに畑のキュウリ、ズッキーニは終わり、元気の無いナスは秋に期待して剪定。今残っている野菜はわずかなもの。ゴウヤ、オクラに葉物野菜のモロヘイヤ、シソの葉、サニーレタスそしてトマト少々。暑さに強い一部の野菜に助けてもらうこの先の夏、それにしてもまだ7月。秋は遠い。
余りがあったのでアイロンプリントペーパーでTシャツづくり。3年前の紅葉・涸沢に続いて、つい最近の大雪山・旭岳の裾合平で撮った写真を使う山シリーズ?の2枚目。安い白地のTシャツをドンキで購入。プリントできる布地として綿100%もしくは50%以上とされているが、この暑さ。前回同様に吸水速乾のポリエステルでやむなし。チングルマの写真に日付・イニシャルを入れ、プリントペーパーに反転印刷。切り抜いて、Tシャツにアイロンで印刷しペーパーをはがすと完成。気持ちだけでも涼風をまとって来週の体育館で初披露。仲間が気が付いてくれるだろうか。
久しぶりの帰省を兼ねた北海道旅行も終盤。郷里・北十勝の最初はナイタイ高原牧場。2,000頭の牛を放牧する日本一広大な公共牧場だが、標高800mのナイタイテラス周辺は残念ながら濃霧。少しの晴れ間に撮ったのは数枚のみ、高原と十勝平野の眺望は次回に。次はいよいよ地元、十勝牧場の入口から直線で1㎞以上続く白樺並木はドラマのロケ地としておなじみの景色。以前見たよりも小粒の印象は寿命による植え替えによるものかもしれない。途中見かけた収穫後の小麦畑に並ぶ麦藁のロールはなつかしい。そして墓参後の翌日、先日国道わきで見かけた鹿の彫像を帯広駅前で。さらに日高山脈と防風林をイメージの駅ビルを背景にしたアート作品「そらをひらく」を見る。開拓の地で森を切り開いてきた歴史を表しているとのこと。最後は駈け足となった旅は一車線の道東自動車道をひた走り苫小牧港へ。往きと同様に揺れのないフェリーの旅で7日間の旅を終えた。
林道ゲートの鍵の借り受けなど個人での朝の見学は難しい。そのため地元のガイドセンターが主催する「タウシュベツ川橋梁早朝ツアー」に参加。糠平温泉の集合地から車で国道を20分ほど、砂利の林道に入りゲートを開けてさらに20分。途中すぐ左右に国鉄士幌線の廃線跡、さらに走ってヒグマがフキを食い荒らした跡や道の真ん中に糞などの説明。車を降りて歩くこと5分、目的の景色が広がる。左手から流れ込む川がタウシュベツ川、右手に糠平湖。目の前にタウシュベツ川橋梁だ。積み出しの林業の衰退、国道の開通による廃線に加えて、この橋はダム完成とともにダム湖に放棄された歴史を持つ。そして湖の水位の上昇で水没、出現する時期が限られることから「幻の橋」と呼ばれている。さらに、水圧や冬の凍結・溶解で劣化が進行しており、アーチ橋として見られるのは時間の問題とも。貸し出された長靴で橋の周辺を歩きまわり、ガイドさんの勧めで崩れゆくコンクリートにも触れてみた約1時間。離れて眺める国道の展望台とは違い、この橋の過酷な運命により近づいたような気がした。
幻の橋・タウシュベツ川橋梁 2024.07
旭岳裾合平の翌日はもう一つの目的であるタウシュベツ川橋梁の前泊地、糠平へ向かう。旭岳の山荘から大雪国道を走り、途中の休憩ポイントの最初は層雲峡。久しぶりなので石狩川沿いの渓谷入口で銀河の滝、流星の滝を。水量さほどではないものの名前にふさわしい流れを遠くに眺める。車に戻って快走しばらく、標高1,139mの三国峠でひと休み。石狩、十勝、北見の境界にふさわしい雄大な景色が広がる。眼下の樹海よりも説明板で見つけたウペペサンケ山の名前。高校時代に登った山を目に焼き付ける。峠を下り、通称パールラインをたどってこの日最後の然別湖。湖面に映す影と合わせるとその形になる唇(くちびる)山はさざ波で見れなかったが、金子兜太の句碑で思い浮かべる。そして最近人気の「湖底線路」は最深部100mという湖底に向かって消えていく光景。神秘の湖でもう少し時を過ごしたかったが明日の朝は早い、糠平温泉の宿へ急ごう。
大洗からフェリーで18時間の船中泊を経て苫小牧港、続く道央自動車道3時間半で2泊目は旭川市内のホテル。3日目の朝4時半出発で1時間少し、着いた旭岳ロープウェイ山麓駅からのロープウエイ山上・姿見駅に立って、やれやれ。ようやく登山口に。オニギリの朝食を済ませて歩き出す。緩やかな山道の両側には早速、チングルマやエゾコザクラなどの高山植物がお目見え。夫婦池そばの分岐で姿見池一周の道を外れて裾合平への道に進む。これからが本格的な登山道、熊鈴を鳴らしながら歩む。やや傾斜ある登下降と僅かに残る雪渓は少しだけ。ひたすら旭岳の中腹部を正面の当麻岳に向かって歩き続ける。ベンチが多くある裾合平分岐でひと休み後、当間乗越へ直進の道と分かれて右折。20分ほどで今回の目的地、裾合平に着いた。目の前の旭岳、その裾に広がるチングルマの大群落に目を見張る。旭岳の雪形の舞う白鳥、鶴も残っていて感激。しばし周辺で写真撮影に没頭、露天の中沢温泉方面にも少し歩いてみるがまだ相当遠い。登山靴を脱ぎ、足湯だけなので予定どおりパス。往きに見落とした花や景色を見ながら往路を戻る。再びの夫婦池から姿見ノ池、ロープウエイ姿見駅までは大勢の観光客と一緒の道。チングルマを名残惜しく眺めながら駅に戻った。数年来の念願だった裾合平は晴天で風はもちろん爽やか、最高の花めぐりだった。2024年7月14日(日)晴れ/(ロープウエイ山麓駅06:20<往復3,200円>→06:30山上・姿見駅)ロープウエイ姿見駅1600m 07:00~第3展望台・夫婦池07:20~中間点08:20~09:15裾合平分岐09:20~09:40裾合平・チングルマ群生地10:30~裾合平分岐10:50~夫婦池12:25~12:25姿見ノ池13:00~13:30ロープウエイ姿見駅(旭岳ロープウエイ山麓駅の駐車場は予想通り、手前から長い車列となって時間を要したが駐車できた。早朝出発で05:40に着いて正解だった。)
旭岳・裾合平~チングルマ大群落 2024.07
藩主を幼少のころから支え、側近である父とその後を追う子の物語。江戸時代の麻酔による外科手術の詳細には固唾をのむ。直近まで漢方による内科治療しかなかったころのことである。受ける藩主も相当な覚悟だったと思うが、まかり間違えば断罪にもなる医者。その手術と術後を見守る父と子も同様の覚悟で臨む。そして少し前に生まれた赤ん坊にも外科的治療が必要な症状が。当時の医療技術、手術道具、薬草を主とした医薬品など、作者はよく調べ上げたものだ。すべてがうまく進み、ハッピーエンドの予想。しかし身辺に影がちらつきはじめる。家を取り仕切っていた母の死、父の早い隠居という日常の変化はまだ序奏。続く、医者の不慮の死亡、父の海難事故。それに予想外の展開が隠されていた。武家父子の過酷な運命に往時の医療を重ねた行く末。『実意深切』という言葉も初めて知った。藩主の物言い含め、登場人物の爽やかな余韻のまま本を閉じた。
古代蓮が見ごろと聞き、早めに朝食を済ませて車で15分。お隣り行田市の古代蓮公園は近いので気軽に行ける。7時過ぎの正面の駐車場はすでに8割近く埋まっている。早速、すぐの42種類もあるという「世界の蓮園」(最初の写真は「西湖蓮」)を眺めつつ、先の蓮池に進む。「行田蓮(古代蓮)」の紅色の花が表情を変えつつ、いっぱいに広がる。三つ目の池にある「甲斐姫」は行田蓮とアメリカ黄蓮から生まれた花。濃い紅色が薄れて、うすい黄色に。気品があり、毎回忘れずに見るスポット。照りつける陽射しの中、1時間近くの写真撮影で汗びっしょり。次回は曇りの日、咲き始めが美しいといわれるのでもっと早い時間に。木陰でサンドイッチとアイスコーヒーの朝食プランで。