晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

秋冬野菜へ遅いスタート

2014年08月31日 | 市民農園

久しぶりに太陽が顔を出した。梅雨時にも無かった1週間近い雨も休憩のようなので市民農園の畑へ。この雨の前に作業すると丁度良かったのだが仕方ない。まずは用を終えたトマトやオクラの枝を片付けと雑草の処理。そこに苦土石灰を撒いて管理棟備え付けのミニ耕運機で耕す。鍬での作業に比べると断然早いがそれでも2時間くらいの作業になった。完治前の腰が心配なので、ナスの収穫と剪定を終えて今日はここまで。1週間後の肥料、その後の種まき。遅い秋冬野菜のスタートだが、ぎりぎりセーフか。

      

ニラの花はそのまま 

収穫は長ネギ 

最後の夏ナス 

 

 

 


クマ君も「サバタケ」の美味しさは

2014年08月25日 | グルメ

「サバタケ」はあのなつかしの味だった。以前、山菜の採れる時期に長野でよく食べた。輪切りしたネマガリダケの味噌汁にサバ缶を入れたものだが、新鮮な食感と味噌汁にうまく絡み合ったサバが絶妙な美味しさを出していた。酒のつまみにもご飯にも合って何杯もいただいたものだ。近年はそのネマガリダケが入手できなく、久しく食べていない。普通のタケノコで試したこともあったが程遠いものだった。頂き物だったので調べると千円、2杯分の量があるので1杯が500円となる。少々高い気もするがこの細いタケノコ、熊も大好物で採るのは命がけと聞けば致し方ない。クマ君にはちょっと申し訳ない気がするのと危険そうなので、山の達人さんほどほどに採取してください。

達人も命がけで採る 

缶のイラストがいい 

      

  

 

 


『柚子の花咲く』その香りは来年に

2014年08月23日 | 読書

子供の頃に通った村の塾の恩師が斬殺された。それも遊び歩き、土地のやくざ者ともめ事を起こした末という噂だ。思い出せば<師というより、年の離れた兄のようだった>存在。野山を駆けめぐり、勉学にも<桃栗三年、柿八年、柚子は九年で花が咲く>と努力することを教えてくれた。今は成人した彼らには信じられない悪評。汚名を晴らすべく調べ始めると、師の出生から父との確執、生母との再会、隣りの藩との境界線めぐる紛争、そして師にも彼らにも胸に秘めたそれぞれの思いが明かされていく。久しぶりに出会った言葉<儀を見てせざるは勇なきなり>に考えさせられた。しかし、いい場面で柚子が出てくる。<白い小さな花をつけた木>、今まで気が付かなかったが<甘くさわやかな香り>は来年の庭の楽しみにしょう。

                

 


今日の菜園作業は軽めで、骨づくり

2014年08月21日 | 市民農園

「例のサッカーのネイマールと同じですよ」と医師に言われた第三腰椎右横突起の骨折。7月のワールドカップサッカーの試合中に背中を骨折して退場したブラジルのエース選手のことだ。今日は2週間経過後のレントゲン診断、もしやの期待をしたがまだ接合していない。そう簡単にはいかないらしい。気を取り直して午後から畑へ出かける。そろそろ秋野菜の畑づくりをしたいところだが、無理をせずに収穫のみ。後遺症が出ても困るので写真撮りした後、早々に引き上げた。ダイコンの出来具合より骨折の治癒のほうが大事だ。牛乳を多めに飲んでコルセット装着、もう少しおとなしくしていよう。

そろそろ終わりそう 

ナスはまだまだ 

オクラも 

シソは灼熱にも元気 

    


高尾山で孫の登山デビュー

2014年08月20日 | 

孫二人と約束していた高尾山。腰を痛めたので延ばしていたが、小一の孫の夏休みも今週末まで。歩く距離も短いし、大丈夫だろうと出かけることにした。9時に到着した高尾山口駅前の市営駐車場は滑り込みセーフ。トイレに寄って、いざ出発のつもりが幼稚園年少の孫が座りたいと言う。えっ?まだ歩いていないのに車酔い?聞けば普段着けていないシートベルトで気持ち悪くなったらしい。少し休んでから、ゆっくり行こうと促して歩き出す。すぐのリフトで気分が良くなったようだ。元気を取り戻し、さる園・野草園の横を通り、たこ杉から浄心門の手前を右手の吊り橋コースに入る。傾斜の山道になってペースダウン、休憩をこまめに取り、薬王院からのコースと合流すると最後の登りで山頂広場に着いた。あいにく富士山が見えなかったこともあるが、昼食を食べ終わると孫たちは暇を持て余している。駈けるように下る二人にブレーキをかけながら予定より早い下山となった。引率するほうは気苦労が多かったが、登山デビューの二人はどんな夏休み日記を描くのだろうか。2014年8月18日(月)/山麓駅09:30~(リフト12分)~山上駅~浄心門~(吊り橋コース)~11:10高尾山599m(昼食)11:40~薬王院~浄心門~高尾山駅(ケーブルカー6分)~12:50清滝駅<市営駐車場(800円)は帰る頃に満車、休日は難しいようだ>

    

 

 


志賀高原、深まる緑に秋の予感

2014年08月16日 | 市民農園

夏の暑さも少しやわらいできた感じがする。だがお盆で出かけた志賀高原は別天地だった。何しろエアコン、扇風機はまったくの不要。朝夕は長袖や上着が無いと寒い。そのせいか、緑濃い景色も見かけた花々も急ぎ秋へ向かっているように思えた。もっと歩いてみたかったが、段差や傾斜を避けての散歩はそう遠くには行けない。完治して、野山を自由に歩き回れる時が待ち遠しい。

緑色に染まる湖面 

秋近し 


緑の援軍、今年のゴーヤは強い

2014年08月11日 | 雑記

今年のグリーンカーテンはゴーヤ。去年のシカクマメは育ちが悪く、カーテン効果も収穫量もあまり良くなかった。それでゴーヤに替え、プランター栽培から地植えに変更した。そのせいか葉も実もうまく育っている。土を入れたがその下は石ころだらけでどうかと思っていたが、やはりプランターとは違うようだ。地中の養分をしぶとく吸収して、この先も炎暑の強い味方であり続けてほしい。

地植えが成功 

葉も茂り 

実も育っている 


台風直前、安静だけど野菜収穫

2014年08月10日 | 市民農園

楽しみにしていた甲子園の高校野球開幕が2日間延びた。その大雨を降らしている台風が関東地方にも近づいている。不覚の骨折で腰にコルセット、安静の身ながら市民農園に。予想外にナスがたくさん採れた。秋ナスを目論んで7月末に枝を剪定したのだが小さな実が大きくなったようだ。キュウリは3回目に植えたのはもちろん、2回目のも奮闘している。オクラも元気よく実を次々につけている。もう間もなくの退陣はトマトか。威勢よく伸びている雑草を刈取り、支柱を補強しているうちに時間がかかってしまった。雨はともかく風が気になる台風の来訪である。

まだ夏ナスが採れそう 

3回目のキュウリ 

オクラもすぐ大きく 

そろそろ最後の 

 


十勝が教えてくれた3つのこと。

2014年08月08日 | 雑記

新聞でたまたま見かけたテレビ番組のタイトル『十勝が教えてくれた3つのこと。』に目が止まった。「十勝(とかち)」は生まれ育った我がふるさと、しばらく帰っていないので懐かしさがこみ上げてくる。そして松山千春の歌「大空と大地の中で」の出だしの歌詞ではないが<果てしない大空と広い大地の その中で・・・>の18年間の記憶も断片的に。この番組は都会の高校生が北海道・十勝で経験した農村ホームステイの様子とそこで感じ取ったものを描いているらしい。わずかの1泊2日で何が?とも思うが今度の日曜、サブタイトルの『~17歳の農村体験 未来への種まき~』にも惹かれたので観ることにしょう。自分はあの大地でどんな種をまいて今があるのだろうか、との思いもこめて。

 

 


雪倉岳・朝日岳、途中敗退の記③~蓮華の森自然歩道を周遊~

2014年08月08日 | 

このまま帰るのは面白くない。3時間ほどで雪倉岳・朝日岳の展望と湿原、花を巡るコースがあるようだ。ロッジ前の林道を下って蓮華の森キャンプ場、さらに樹林帯の木道をどんどん下って湿原のアヤメ平、兵馬ノ平に。花期は過ぎていたがシモツケソウなど咲き残りの花々を撮り歩く。朝日岳への道を右に見送り、姫負峠からカモシカ尾根・シャクナゲ尾根は結構な登りになる。カモシカ展望台で涼風に吹かれながら雪倉岳を見上げ、滝見尾根を気持ち良く歩く。緩やかながら最後の登りに閉口しつつ蓮華温泉に戻る。心残りの分、時間がかかってしまったようだ。再度、温泉で汗を流してから帰路のハンドルを握った。帰って2日、痛みが取れないので念のため整形クリニックで診てもらうと、何と右腰が骨折していた。来週の天狗岳は延期、夏空の山はまたもお預けとなった。2014年8月5日(火)/蓮華温泉ロッジ06:30~蓮華の森キャンプ場06:50~兵馬ノ平07:30~カモシカ展望台08:30~鉱山道分岐09:20~蓮華の森キャンプ場10:10~10:30蓮華温泉ロッジ<蓮華温泉の入浴料は内湯・野天風呂で800円。歩いた後の冷しウドンは喉越し最高。舗装路だが集落あるところまでの10数キロが狭い、対向車に要注意>

朝を迎える朝日岳 

兵馬の平から朝日岳 

湿原に多いアカバナシモツケソウ  

シロバナシモツケソウも 

雪倉岳 

スズランでは 

滝見尾根はいくつもの沢を 

眺め歩く 

 


雪倉岳・朝日岳、途中敗退の記②~小蓮華山から下山~

2014年08月07日 | 

この日宿泊予定の朝日小屋に予約を入れた時、朝5時前には出発するように言われていたので大池山荘の朝食5時では間に合わない。前夜のうちに弁当にしてもらって04:50に出発する。やはり右腰の痛みが残っていてストックが手放せない。曇り、霧の中を足元の高山植物に慰められながら小蓮華山への尾根道を進む。時折、右手の霧が取れて雪倉岳・朝日岳が目に入る。大きく魅力的な山稜、だがそのコースは本当に長そうだ。考えつつ歩を進めるうちに小蓮華山に着く。霧で眺望は全く無し。痛みを抱えたまま、この先は難しいと判断。山トモさんも食事があまり取れず不調のようで、ともにここで断念。写真を撮りながら、ゆっくりと下山。昨日の混雑の二の舞は避けようと白馬大池山荘の宿泊をパス、蓮華温泉まで戻る。残念な1日だったが内湯、野天風呂に浸り、食事・ゆとりある相部屋に満足して2泊目を過ごした。2014年8月4日(月)/白馬大池山荘2380m 04:50~07:05小蓮華岳2769m 07:25~09:50白馬大池山荘10:30~11:50天狗ノ庭12:00~14:00蓮華温泉ロッジ(9,500円)

 

時折の朝日に雪倉・朝日岳  

小蓮華山へ   

その山頂は霧の中  

大池山荘は泊まらずに下山    

残念、あの稜線  

登山道脇の野天風呂・黄金湯で疲れを  

 


雪倉岳・朝日岳、途中敗退の記①~白馬大池山荘へ~

2014年08月07日 | 

山トモさんの念願という北アルプス最北部の雪倉岳・朝日岳。ロングコースながら花と残雪の稜線、登山者も少なく静かな山旅が楽しめそうだと一緒に向かったが途中敗退となった。入山口の蓮華温泉までは順調。関越・信越道の長野ICから通称オリンピック道路を白馬村、そして新潟県糸魚川市に入り約5時間、予定より30分早く到着。だが今にも降りそうな曇天、昼食を済ませて歩き出すと間もなく、大粒の雨に。雨具上下を着込んで歩くが中までぐっしょり、先が思いやられる。しかし、この雨は30分ほどで小降りになり、そのうち止んだ。それで安心して気が緩んだのか、雨で濡れた岩で足を滑らせ転倒。とっさに頭を防御したが、右腕・右腰を強く岩に打ち付けてしまった。起き上がって確認、幸い腕は折れていない。腰も大丈夫そうだ、だが結構痛い。ストックで支えながら1泊目予定の白馬大池山荘へ。周囲のチングルマの群落は見事だが、この日の山荘、今夏最多の予約とかで4畳の部屋に7人のすし詰め状態。身をよじりながらの部屋の出入りがきつい。良くなることを願い、患部に持参の湿布、鎮痛消炎スプレーを吹き付けて夜を過ごす。2014年8月3日(日)/(長野ICより2:20)蓮華温泉手前・駐車場1470m 11:50~14:00天狗ノ庭2093m 14:10~15:40白馬大池山荘2380m(1泊2食・9,500円)<心配した70台収容の駐車場は偶然1台の空きスペースあり、路肩駐車は避けられた>

雨具を準備して出発 

途中の雨も 

花に慰められて 

天狗の庭で雨は上がったが 


百名山完登(その5)~山の想い出―宿泊編

2014年08月02日 | 

山小屋にもたくさんの思い出があるが今回、前泊した朝日山の家は良かった。登山口の古寺鉱泉は予約が難しいので少し手前の大井沢にしたのだが5人くらいは泊まれる部屋に入れてくれた。聞けば山菜とキノコ採りのシーズン以外は混んでいないとのこと。失礼ながらそう見えないが、地元高校の山岳部で大朝日岳は何度も登ったことがあるという女将さん。その手料理は美味しく、翌日を忘れてつい深酒になりそうだった。一番の混雑の記憶は南アルプス仙丈ヶ岳の馬ノ背ヒュッテだ。2つのフトンに3人どころか、ひとつのフトンに2、3人。頭と足を互いに逆にしてのギュウギュウ詰め、とても眠れる状態ではなかった。でも、お盆のころの8月12日だからこれは仕方ない。以降、その時期は絶対避けるようにしている。その登山口の北沢峠を挟んで反対側に甲斐駒ケ岳がある。別の時期に途中にある仙水小屋に泊ったが夕食に刺身が出た。聞いてはいたが山小屋では後にも先にも経験が無い。食事だけでなく全体的な感じも良かった。そして車中泊も何度か。高速道路のPAは水・トイレの設備は良いが車の出入りの音で眠れない。北陸道・立山IC経由の長旅で着いた薬師岳・黒部五郎岳の登山口・折立はキャンプサイトでもあり、環境的には良かった。だが車中泊は気楽で安いが、やはり疲れる。ロングドライブ後の登山、下山後の運転も長距離は考え直したい。安全登山・安全運転だ。

小奇麗な食堂から月山が見える 

朝食おにぎりで6,500円は安い 

           

お盆は仕方ない 

 甲斐駒ヶ岳 

薬師岳 

 

車中泊は卒業? 


百名山完登(その4)~山の想い出―再開編あれこれ

2014年08月02日 | 

一番大変だったと思うのは何と言っても剱岳、カニのタテバイでは前の人の靴の裏側を下から見上げながら登った。次は幌尻岳、川を渡渉して行くための靴を別に持参して10数回、水の中に入った。水量の少ない時期だったがそれでも膝上が2・3度あったように思う。平ヶ岳の鷹ノ巣尾根は長いコースだった。最近は短縮コース利用が多いようだが、5時から登り始めて下山が16:30頃だったから今回の大朝日岳と似たようなものだ。鷲羽岳からの水晶岳は疲労でギブアップ、双六小屋へ戻ってしまった。この日は埼玉・熊谷で40.9度を記録、稜線でも相当な暑さだった記憶がある。楽しかった山はもちろんたくさんあるし、苦労と喜びは表裏の関係だ。感動した景色のひとつに五竜岳へ登った時の途中の八方池がある。背景の白馬三山が残雪の初夏に再度行ってみたい。振り返ってみると山の大変さ、良さは山の高低ではない。もちろん百名山に限らない。山それぞれに味わいがあるのだ。

多くて数えるのを止めた渡渉 

平ヶ岳 

山頂手前の池塘 

鷲羽岳 

双六小屋と鷲羽岳 

五竜岳への稜線 

9月の八方池