晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

あの興奮を再現『箱根駅伝 青春群像』

2014年01月27日 | 読書

今や正月の風物詩にもなっている箱根駅伝、これは2年前の第88回の実況解説である。だが、単なるレースの記録にとどまらない。第1章から第8章までのタイトル「波乱」「決意」「緊張」「激走」「苦闘」「戦略」「駆引」「歓喜」のとおりのドラマが再現されている。そこには選手の表情や息遣い、監督・チーム仲間の檄、観衆の話し声、沿道の歓声、見上げる空までもが映し出されている。中でも圧巻は往路最終の5区だ。登り・下り・急カーブの山道の力走、刻々と変わる沿道風景、早大・明大のデッドヒート、トップをいく東洋大・柏原選手がロングからアップになってのゴールイン。今年も箱根で待ち構えていた知人のK氏、彼が何十年も夢中になっているのが初めて分かったような気がする。

                              


気象予報士試験、春一番が運んでくるものは

2014年01月26日 | 雑記

2回目の気象予報士試験。何十年ぶりに吉祥寺の駅を降りて試験会場へ向かう。チラシを持った試験講座の業者が待ち構えて会場に到着。受験生は若い人が断然多いが、中高年・シニア層も結構混じっている。席の斜め前には係員から紙で注意事項の説明を受ける聴力障害の女性、後ろには廊下に付添いの両親を待たせた小学生らしき少年。負けてはいけないと勇んで問題用紙を開ける。だが、学科の一般・専門とも前回以上に難問揃いだ。特に苦手の数式、方程式の応用問題はもちろんだが、点数を稼ぐべき法令問題も悩ましい設問が多い。すでに合格をあきらめ目標を下げた点数アップ、結果は春一番の頃か。

 

一般より専門のほうがやや易しいと思うが、点数は? 


北風ない日の大根掘り出し

2014年01月25日 | 市民農園

連日の赤城おろしとも言うべき北風も止んで、久しぶりの市民農園へ。こういう日の畑作業は楽だし、気持ち良い。先ず、昨年暮れに地中に貯蔵しておいた大根の取り出し。葉先の新芽や根も出ているから土の中は暖かったのだろう。スコップで何本か傷をつけてしまった。来年は保存法を考えなければ。そして大きくはないが、春菊、ホウレンソウにブロッコリーの収穫も。この冬は野菜が高いので、子供たちからのリクエストで産地直送だ。

久しぶりの陽を浴びて 

小さな春菊だが 

ホウレンソウもこんなもの 

残り少ないブロッコリー 


スタッドレスの初出番

2014年01月23日 | 雑記

昨年12月に初めて購入、履き替えたスタッドレスタイヤ。山登りもご無沙汰で活躍の場面が無かった出番がやっときた。所用で長野への道、高速の上信道で途中からチェーン規制になった。実際の走行場面では路肩以外に雪が無く、以前のゴムチェーンだと着脱の判断や作業が面倒だったが今回はその心配も無い。信州中野ICを降り、北志賀高原への本格的な雪道では本領発揮。急ブレーキをかけると後輪の滑りを感じるが、それ以外はチェーン着装とほぼ同様で安心して運転できた。やはり雪国では必須とあらためて実感。この日、自宅エリア管轄の熊谷地方気象台発表では、未明にちらつく程度の初雪を観測したとのこと。平年より21日、昨年より48日遅かったらしいが、いつでも降って来いという感じだ。

車にツララが 

高社山にまた登ろう 

 


ウイスキーを傾けながら『流星ひとつ』

2014年01月15日 | 読書

昨年の夏に投身自殺した藤圭子を書いた本である。と言ってもインタビューの会話体そのまま、さらに30年以上も前の彼女28才の時のやりとりである。しかし、その内容は色あせた感じが少しも無い。それは初めて知る話が多いこともあるが、亡くなるまで変わらなかった(と思われる)性格や生き方のせいかとも思われる。少女時代、デビューからスターとしての10年間、関係なかった艶歌、前川清との結婚・離婚、その後の男性との出会いと別れ、引退の理由、家族について、などなど。そして本筋から外れるが、改めて知る週刊誌記事のいい加減さ、ほのぼのとした前川清の人間性も。下手な手記や自叙伝より、よほど読み応えがあり、藤圭子その人が分かる。書き手と言うべきか聞き手なのか難しいが、沢木耕太郎になったつもりで、ともに耳を傾けたい。火酒では悪酔いしそうなので、ウイスキーを飲みながら。

            


1ヶ月先に延びてほしい、気象予報士試験

2014年01月14日 | 雑記

ついに来てしまった、気象予報士の「受験票」。2回目は短期集中と決め12月から本格的に勉強のつもりが、予定外の用件やら1か月近くの風邪を理由にほとんど進まなかった。正月も案の定、アルコールに浸ってしまって参考書を開けずじまい。先週から再開し、てっとり早く過去問題集に取り組む。そして参考書の関連するページで内容の理解、まさに付け焼刃。26日の試験日まであと2週間もない。会場が前回の東大から成蹊大学に変わったが、試験問題が下がる?ということはないだろう。反省してもはじまらない、できるだけやるだけだ。この際、せめて前回より点数アップを目標に。

                       

方程式が難しい 

 


春の光を集める、さきたま緑道

2014年01月13日 | ひな人形と花のまち

北国では連日の雪と零下20℃を下回る厳しい寒さ。さきたま緑道の散歩道は、北風は冷たいが陽射しの光の中に春の気配も感じる。寒椿があちこちに咲いて冬の無愛想な景色に少しの彩りを添えている。道端の無人販売のパンジーやビオラも春先案内人を買って出ているように見える。並行して流れる武蔵水路、利根川から荒川への導水路だが春を導いているような水面の輝きだ。

      

遠く日光連山は雪 

店より半値近い 

真ん中の仕切り板が光を集める武蔵水路 


真実はいずこ『亡命者 白鳥警部射殺事件の闇』

2014年01月11日 | 読書

下山事件、松川事件などとともに戦後の公安事件のひとつと言われている白鳥事件。今から60余年前のことである。内容も忘れてしまったし、さほど興味なかったが、「亡命者」というタイトルと白鳥警部が母校の先輩卒業生と分かり読み始めた。著者が事件のあった北海道のテレビ局の放送記者だけあって、事件の概要、当時の地元・社会状況はじめ関係者の証言・その後の動静など詳しく書かれている。発生直後に共産党の犯行と断定され、関わったとして多くの若者・学生の逮捕や中国へ逃れた者もいた。実行犯とされた男が中国で死亡、真実を知ると言われた最後の一人もその中国で2年前に83歳で亡くなった。当初からの謀略説や唯一の物的証拠にも浮上した疑問など、真相は分からずじまいだ。占領政策、朝鮮戦争、共産党の軍事方針などの時代背景のなかで、多くの若者の翻弄された人生。著者はその<青春の光と長い影法師>を辿ってゆく。

                       

                        


北風に負けず、家庭菜園の初収穫

2014年01月09日 | 市民農園

今年初の家庭菜園。天気は良いが北風強く、市民農園200区画近くあるうち来ているのは4・5人。まずは白菜の収穫。農薬を使っていないので虫食いの葉を捨てていくとずいぶんと小ぶりになってしまったが仕方ない。次に春菊、ここ毎日の霜のせいかあまり大きくない。この寒さに不織布のトンネル覆いもそんなに役立たないようだ。今夜は鍋でからだを温めよう。

春菊 

ブロッコリーは次回に 

新品種は顔を見せたばかり 

玉ねぎはあと半年 


古代蓮の里に、10万灯の星が輝く

2014年01月06日 | 雑記

この冬も各地でイルミネーションばやりである。駅前や繁華街、遊園地など、寒い夜空にきらびやかな灯りで人を呼んでいる。去年まで無かった最寄りの駅前にも12月末から点灯し始めたが小ぶりで寂しい。というわけで、数年前から実施されているという車で15分の「古代蓮(はす)の里」へ。園内と高さ50メートルの展望タワーに10万個の電飾。地元の行田、「のぼうの城」忍城10万石にちなんでの点灯数とのこと。有料の施設にはかなわないが予想外に見事だ。遠くまで行かずとも楽しめるイルミネーションはあと1週間、1月13日まで。

     

遠く、高く 

 

冬の蛍 

 『10万灯の栄華、今に』


さきたま古墳からの初日の出、2014スタート

2014年01月01日 | 雑記

時が過ぎ、カレンダーが月替わりしただけなのに新年というのは不思議だ。この年になっても去年を反省し、新しい目標を立て、惰性の日々をまともな生活リズムを作り直そうとする。さきたま古墳群からの今年の初日は例年になく元気だった。この勢いを少しは借りて、リセットした2014年をスタートさせよう。