44歳で再開した登山、なぜ山にまた登るようになったのだろう。仕事が量的に落ち着いてきた一方、中身が問われるようになりストレスが溜まっていたのか。一向にうまくならないゴルフのコースを歩いている時、足の感触と遠くの山なみに昔の山登りが懐かしくなった、そんな記憶もある。翌1994年のテレビ番組から始まったと言われる百名山ブームも意識しないうちに体内に入り込んでいたのかもしれない。ともかく、自然の中で過ごす時間は楽しい。晴れた日の青い空と湧き上がる雲、肌で感じる新緑や草花・紅葉などの季節の移ろい。もちろん登る苦しさや下山路の足・膝の痛み、雨・風・雪の厳しさに遭遇する場面もある。でも帰ると、疲労の抜けないうちから次の山プランを考えてしまうのだ。80山を超えた頃ぐらいから百名山踏破を考え始めたので随分と時間がかかってしまった。再開から22年、20代の年数も加えると通算25年くらいでの達成になるだろうか。
最北の百名山
稚内からのフェリーから利尻岳
最南の百名山
屋久島にも霜が降りていた
*再開後の百名山登頂記録:1993年:両神山(8/22)、巻機山(8/29)、奥白根山(10/11)1994年:谷川岳(5/7)、至仏山(8/16)、那須岳(9/12)1995年:赤城山(4/21)、四阿山(5/6)、浅間山(黒斑山)(5/7)、大菩薩嶺(10/10)、男体山(10/14)、会津駒ヶ岳(10/28)1996年:筑波山(1/13)、火打山(8/8)、妙高山(8/9)大雪山(9/13)1997年:燧ヶ岳(5/2)、武尊山(7/21)、金峰山(8/3)皇海山(11/24)1998年:苗場山( 8/14)、安達太良山(9/5)、磐梯山(9/4)1999年:越後駒ヶ岳(7/31)、草津白根山(8/8)、剣山(9/3)、石鎚山 (9/4)、天城山(9/11)、蓼科山 (10/3)、霧ヶ峰(10/4)2000年:雲取山(2/25)、甲武信ヶ岳(5/5)、瑞牆山( 6/17)、八ヶ岳(赤岳)(8/11)、雨飾山(8/18)2001年:高妻山 (7/1)、美ヶ原(7/8)、羅臼岳(8/12)、斜里岳(8/13)、雌阿寒岳(8/14)2002年:霧島山 (2/22)、開聞岳(2/23)、阿蘇山(6/22)、久重山(6/23)、仙丈ヶ岳(8/13)、丹沢山(8/25)2003年:吾妻山(5/27)、蔵王山(5/28)、岩木山(7/17)、八甲田山(7/18)、乗鞍岳(8/1)、焼岳 (8/2)、常念岳(8/22)、平ヶ岳(10/11)、甲斐駒ヶ岳(10/25)、八幡平(11/1)2004年:利尻山(6/12)、月山(7/9)、鳥海山(7/10)、立山(7/31)、剱岳 (8/1)、トムラウシ山(8/15)、十勝岳(8/16)、後方羊蹄山(9/2)2005年:恵那山、御嶽山、祖母山2006年:伊吹山(4/9)、飯豊山(8/6)、鹿島槍ヶ岳、大山(9/30)、大台ヶ原山(10/12)、大峰山(10/13)、宮之浦岳(12/1)2007年:鷲羽岳(8/16)、荒島岳(9/8)、白山(9/9)、五竜岳(9/22)2008年:塩見岳(8/8)2009年:笠ヶ岳(8/2)、木曽駒ヶ岳(8/9)、岩手山(8/22)、奥穂高岳(9/5)2010年:悪沢岳(東岳)(8/23)、赤石岳(8/24)、富士山(8/30)、早池峰山(9/14)2011年:北岳(8/17)、間ノ岳(8/17)、水晶岳(9/16)2012年:薬師岳(8/2)、黒部五郎岳(8/3)、幌尻岳(8/22)2013年:光岳(8/7)、聖岳(8/9)2014年:大朝日岳(7/22)<鳳凰山、白馬岳、槍ヶ岳、空木岳は20代の記録を百名山に算入/期日不明も一部あり>