朝5時過ぎ、まだ真っ暗な時間に自宅出発。記憶も薄れた何十年ぶりかの大菩薩嶺に向かう。トラックひしめき合う圏央道で日の出を迎え、中央道を山梨県に。高速を降りた車のナビは大菩薩ラインへ、気が付いて景徳院入口交差点を右折して延々と山道を走る。最後の約1キロだけが交差できない1車線で思いのほか運転しやすい。着いた峠の駐車場は結構な混みようで第2駐車場に。予報どおり北・西風が強く、寒いのでフリースを着込んで出発。まずは緩やかに登山道を福ちゃん荘、ここで左手の唐松尾根コースを進む。周辺の紅葉は過ぎており、黄金色に輝くカラマツ林も見られない。間もなく急坂に、ひたすら登ると背後の眼下に大菩薩湖(上日川ダム)そして冠雪の富士山。疲れを忘れさせてくれる光景が広がる。背景は薄い雲ながら秀麗という表現がぴったりの富士、手前には紅葉の海原。撮りまくりながら最後の急登で雷岩に着く。風が冷たいので先を行って山頂へ。樹林に囲まれ眺望の無い写真を1枚、雷岩まで戻り絶景の山岳パノラマと言われる尾根道を行く。右手遠くに南アルプス、前方には歩くたびに近づいて来るような富士山が。見晴らしの良い神戸岩を過ぎ、妙見ノ頭は巻きながら徐々に高度を下げて賽ノ河原。目の前の親不知ノ頭を越えて下れば大菩薩峠に。オニギリに介山荘の250円の味噌汁で昼食を済ませ、下山コースを右目に石丸峠へ向かう。今までと違い登山者のいない針葉樹林帯の熊沢山、その上部を巻いて下ると明るい笹原の石丸峠だ。先に続く小金沢連嶺が一望でき、狼平あたりまで遊びに行こうとも考えたが相変わらずの風に断念、一路下山。途中から急傾斜の下り道にウンザリして小屋平、雑木林の中を進み2度ほど渡渉、登り返して駐車場に戻ってきた。次回は、もう少し早い時期に紅葉と再びの富士山、そして狼平散策を実現したい。10月31日(水)/(中央道・大月ICより1時間の上日川峠駐車場)上日川峠1593m 08:20~08:50福ちゃん荘1700m~(唐松尾根)~09:55雷岩2035m 10:00~10:10大菩薩嶺2057 m 10:15~10:25雷岩2035m~11:10賽ノ河原~(親不知ノ頭)~11:25大菩薩峠1897m /介山荘<昼>11:55~(熊沢山1988m)~12:30石丸峠1932m 12:40~13:30小屋平(石丸峠入口)~14:00上日川峠<石丸峠方面での出会いは1組・2人のみ。やまと天目山温泉は水曜休み、嵯峨塩館は14時までの入館でなければ不可で今回は温泉入浴無し>
★フォトムービー『富士と大菩薩嶺を歩く』http://www.digibook.net/d/a19589f3b04c366477e74d87fa6e4f68/?viewerMode=fullWindow&isAlreadyLimitAlert=true