続いていた秋の長雨に久しぶりの晴れマーク。予報では晴れ時々曇り、それも僅か1日ということで小屋泊りはあきらめて日帰りの尾瀬へ。カメラを取りに途中で戻って結局は5時過ぎの自宅出発。しかし車は順調に走って駐車場、乗合タクシーに乗り換えて青空の鳩待峠にはほぼ予定時刻。そこに救護のためらしい救急車・警察車両などが続々到着、山の鼻方面に駆け下りて行った。前日の雨で濡れて滑りやすい岩の道、木道の下り道は余計に慎重に歩く。多少の色づきが見られるものの紅葉はまだ先。熊の目撃情報多数ありとの注意看板や鐘が設置されているテンマ沢周辺を進む。ところが気を付けていたのに木道で同行者が滑って転倒、足をひねってしまった。山の鼻も近いので、そこまで行って様子を見ると腫れが大きい。持参していた冷却シートを当て、そこで待機してもらい尾瀬ヶ原周回から牛首分岐までの急ぎ往復に変更。この時季に見頃となる草紅葉は遅れているようだが、点在する池塘のヒツジグサや青空の雲、至仏・燧の山なみ。僅かな時間、秋の気配を感じ取ることができた。例の救護者は、山の鼻に飛来したヘリコプターにロープ吊り上げで救助されていた。こちらの同行者のほうは、腫れが引いてきたのでゆっくり戻ったが、病院で念のため診てもらったら足踵骨折とのこと。同じ日、群馬県内の荒船山では行方不明の母子を捜索中に崖下で一人の遺体を発見とのニュース。山は危険と隣り合わせであることをあらためて思い知らされた。2016年9月27日(火)/<尾瀬第1駐車場(1,000円)に停め、乗合タクシー(930円)で25分>鳩待峠1593m 08:30~(ヨセ沢橋・テンマ沢・川上橋)~09:35山ノ鼻1407m 10:00~(川上川)~10:40牛首分岐~11:20山ノ鼻11:50~13:10鳩待峠
ヒツジグサが秋を
逆さ燧
秋空に至仏山
お世話にならぬように