晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

ゆく年に、楽しく苦かった今年の山

2019年12月31日 | 

今年も残り数時間。1月の宝登山から始まった今年の山、月二回の目標に少し足りなかったものの20回を数えた。7月末の遅い梅雨明けで二回延期した唐松岳は中止。8月も天候不順で予定が合わず夏の涸沢を、度重なる台風で秋の涸沢をそれぞれ中止せざるを得なかった。そうした中で6月、ゴヨウツツジの那須・朝日岳、久しぶりに谷川岳・西黒尾根を登れたのは良かった。また初めて三斗小屋温泉に泊まった那須・朝日岳、茶臼岳は好天に恵まれ、紅葉が素晴らしかった。孫二人との山登りは日和田山、破風山の2回。秋以降に3回目を計画したが学校行事と天候の関係で来年に持ち越し。そして苦い思い出がひとつ、2月の赤城・黒檜山下山後の事故。その日二度にわたって救急車のお世話になってしまったことだ。最初のヒートテックも、無理して長距離運転しての出血も全て自分の不注意。山で知り合った山チャンからのアドバイス「挑戦を忘れず、しかし無理をせず」を胸に、来年は楽しい思い出だけを残せるようにしたい。  

    

 

    

 

  

 

    

 


今年の畑作業も終わりのころ

2019年12月25日 | 市民農園

正月を前に最近は晴れの日と曇り・雨の日、暖かい日と寒い日が数日おきにやって来る。冬型の太平洋高気圧がまだ定まっていないからだろう。今日は風もなく、陽射しがあって暖かい。この時季、市民農園で作業するのには最良の日だ。最初に残り少なくなってきたダイコンの収穫。根のほうが悪くなっているが、家で食べるには問題ない。今年太くならない赤カブを少し持ち帰る。食べごろになってきた小松菜は正月の雑煮用なので別の日に。サニーレタスはまだまだ先。スナップエンドウ、玉ネギは来春以降の越冬組。その玉ネギの植穴に生えてきた雑草を取り除く。腰をかがめての作業は疲れるが少しの辛抱。あと1回で今年の畑作業は終える予定。小さな畑と言えども台風や長雨の影響があった。被災地はもちろんだが、そうした心配が少ない来年であってほしいものだ。

    

 

    

 

    

 

 

 

    

 

    

    


年の瀬、柚子とミカンの収穫

2019年12月24日 | 雑記

先日の冬至の日、柚子風呂で少し採っただけの庭の柚子。今年は形が小さく、数も少ない。裏年なのか、それとも去年収穫後の剪定が悪かったのか。近くのさきたま緑道沿いにある無人販売で見かけた柚子も確か小さかった。紅葉の色づきや野菜の出来具合と同様に今年の気候のせいかもしれない。しかし、もう年の瀬。これ以上待っても大きくなりそうにないので採ることにする。枝にトゲがあるので手袋をはめ、脚立にあがって手を伸ばす。柚子の香りを楽しみながら20分ほど、少ないのですぐに終わった。ついでにミカンも収穫。こちらも実った数が少なく、時々味見してきたので残りは十数個。冬の味覚に加えて、もう間もなくの正月を待つ。

 

    

 


忘年登山は破風山に限る

2019年12月20日 | 

師走の忘年登山は今年も秩父の破風山。昨年の同じ時期にこの山で出会った山ちゃんと2日前の予定で会う約束したが、天気悪く中止。その翌日も出発直前の曇り予報を見て取り止め。何せ毎日が休みの身だから予定のない限りはいつでも行ける。そしてこの日は晴れで気温は14度くらい。風も弱いとの予報で出発。今回は下山後に華厳の滝を見るため滝の駐車場に停めてバスに乗り、いつもの登山口に向かう。霧が少しずつ晴れる中を登り始め、陽の当たる風戸集落。車道に出て最後の民家の脇から前尾根に取り付き、再び陽光あふれる気持ち良い道を進む。左手、樹林越しに見る秩父盆地はまだ霧が覆う。山頂からこの雲海を見ようとピッチを早め、猿岩・ヤセ尾根を進んで破風山の山頂に着く。秩父市街地に雲海は薄く残り、武甲山はじめ周囲の山々を見渡す相変わらずの大眺望。しばし休憩の後、“皆野アルプス”のこの先を行く。急下降して札立峠で右手に巡礼古道の水潜寺、同じく左手・菊水寺への道を分けて直進。いくつかピークを越えて如金峰、武蔵展望台の鎖場・ロープの岩稜地帯を登り下りして大前山に。最後の鎖場を下り、登り返して天狗山に着いた。ここで着替え、陽が射さない植林の道をジグザグに下って1時間弱で駐車場到着。歩いてすぐの華厳の滝は久しぶりで新鮮に映った。来年の紅葉の頃にもう一度と決め、車を走らせて10分の「満願の湯」で汗を流す。風の無い好天の12月、冬陽たっぷりで展望も良し、鎖場のスリルも。登り納めの山は破風山に限ると再認識した。12月20日(金)(華厳の滝無料駐車場)秩父華厳前09:21=(皆野町営バス/160円)=09:29風戸入口09:30~(登山口・風戸集落・登山道)~10:00前尾根分岐~10:20猿岩~(野分分岐)~10:35破風山626m 10:50~11:00札立峠~(如金峰・ヤセ尾根・鎖場)~11:20武蔵展望台~11:30大前山653m~(鎖場)~11:45天狗山(昼食)12:00~12:15大前集落~12:45華厳の滝登山口~12:50華厳の滝駐車場<今日出会った人は2組だけ、会えるかもと思っていた山ちゃんとの再会も無し。忙しい地域の活動か他の山か。年間目標70回の人だ、またどこかで会えるだろう。満願の湯は850円>

         

 

    

 

    

 

    

 

    

       

 

    

 

    

 

 

    

    

 

    

 


田部井さんの足跡を師走の日和田山で

2019年12月13日 | 

冬場の足慣らし兼ねて県内の日和田山へ。低山ながら岩場あり、展望ありで最近お気に入りの山。特に今回は、3年前に亡くなった登山家・田部井淳子さんを偲ぶ記念碑が登山口駐車場に設置されたと聞いたからだ。田部井さんは世界最高峰のエベレストに女性として世界で初めて登頂した人。一度だけ北アルプスの涸沢でお会いしたことがある。たまたま同行の登山ガイド氏の縁で挨拶を交わしただけだが、有名人といったそぶりはまったく見せず、気さくで陽気な方だった。エベレストを模した碑にはその時と同じ笑顔、しばし黙礼してから歩き始めた。緩やかに登って一の鳥居で、いつものとおり男坂の道へ。水場から急坂となり、木の根や岩が続いて大きな岩場を三点確保で登りきると二の鳥居・金刀比羅神社前の広場に。眼下に巾着田や関東平野、遠く富士山も見える景色に気分最高。この後は日和田山から物見山まで行って、折り返すお決まりのコース。紅葉も少し残っており、師走とは思えない暖かさに包まれて楽しい半日を過ごした。ここの登山コースとは別なところにある岩場で田部井さんは若い頃、登山技術を磨いていたとのこと。それで記念碑には「日和田山からエベレストまで」の文字が刻まれていたのだ。月命日の毎月20日には田部井さんを慕う人たちが各地から集まって「思い出登山」が始まっているとも。元々、首都圏では人気の高い山、山ガールの聖地としてさらに賑わいそうだ。2019年12月12日(木)日和田山登山口・駐車場09:00~(男坂・岩場)~09:30二の鳥居・金刀比羅神社09:40~09:50日和田山305m~(途中、車道)~10:20駒高集落・登山口~10:35物見山375m 10:45~11:25二の鳥居・金刀比羅神社11:40~(男坂・見晴らしの丘)~12:05日和田山登山口・駐車場

 

         

 

   

 

    

  

      


辰巳館に泊まって谷川岳沢めぐり

2019年12月10日 | 写真&旅

現役時代の仲間との年に1度の宴会旅行。上ノ山・石和・箱根・鬼怒川など続いてきた7回目の会場は水上・上牧温泉にある「温もりの宿 辰巳館」利根川沿いに立つ中規模の宿で温泉・食事・おもてなしの心地よさに何度か通い続けている。しかし、今回は全国を泊まり歩いている口うるさい同行者。その反応が気になったが心配は無用だった。温泉に浸かった後の夕食は宿名物の炭火山里料理。地元食材を生かしたその美味しさに酒も大いに進み、盛り上がって評判は上々。二日酔いに優しい朝食も同様の素材で最後まで満足。山下清大壁画風呂のようにほっこりとした山あい宿の心遣いに包まれ、惜しみながら散会した。ひとり向かったのは目覚めに眺めた朝日に輝く谷川岳の山麓。ロープウエイ駐車場に車を停め、西黒尾根登山口を経てマチガ沢へ30分。曇り空でモノクロ調となった遠くの岩壁を写真に。さらに20分歩いて一の倉沢に。立ちはだかる大岩壁はいつになく冷徹さをむき出しにしているように見える。身体が冷えてきた。一夜の温もりを思い出しながら往路を戻った。

(この写真のみ<るるぶトラベル・辰巳館>より転載) 

   

 

    

 

    

 

    

 


天気に期待、庭のミカンと柚子

2019年12月07日 | 雑記

この時季、我が家の小さな庭で待ち望んでいるミカンと柚子。6月の梅とともに楽しみにしている果樹だ。ところが今年は夏から秋まで例の異常気象続き。元々、この2つの樹は陽射しが少ないところに植えている。どうなることかと気をもんでいたが、遅いペースながらミカンが色づき始めた。試食してみると、早すぎたのか酸っぱい。柚子のほうは、数は例年並みだが形が小さい。それぞれ夏の天気はともかく、秋以降の低気温と陽射しの不足にあるのではないか。どうやら真冬の寒さも明日からは平年に戻り、陽も降り注ぐらしい。人も果樹も気になる天気、その予報に期待したい。

 

    

 

    

 


冬の午後のダイコン収穫

2019年12月06日 | 市民農園

冬を実感する寒い日が続いている。陽射しはあるものの弱々しく、頬に当たる風が冷たい。厚着に身を包んで市民農園に向かう。180区画ある広い農園で作業している人は数えるほど。早速、まだ半分ほど残っているダイコンを抜く。太さは十分あるのだが根が分かれていたり、腐っているところあるのが今年の特徴。その気はないが到底売り物にはならない。近所へのおすそ分けも気が引ける代物だ。自家消費として持ち帰ろう。その他の赤カブはまだ小さく、鍋に重宝の春菊も同様。寒さ除けに不織布か寒冷紗で覆ってあげたほうが良いかもしれない。陽が陰って寒さが身に染みてきた。その作業は次回とし、玉ネギの様子だけを見て帰ることに。この時季、夕暮れは早い。

    

 

    

 

    

 

 

    

 

 


師走の空に真っ赤なモミジ

2019年12月01日 | ひな人形と花のまち

晴れ渡った空に真っ赤なモミジ。ここは自宅近くの「さきたま緑道」入口にある近隣公園。緑道をウォーキングするときに横目に入るが、いつもは素通りしているところ。赤い彩りが気になって公園内に寄り道をする。多くはないものの点在するモミジの樹が晩秋の森でカラフルな色を放っている。ニュースでは、師走に入ったこの時季でも多くの観光地で紅葉が見れるという。雨が多く、晴れの日が少なかった今年の天候が全体的に見ごろを遅らせたようだ。でも今日の風は冷たく、北国からは雪の便り。当地エリアでも平年より2週間遅い初霜が観測された。駆け足でやって来る冬、見納めの秋を少しの間楽しもう。