20代の前半に登って以来の白馬岳。予定していた大雪渓から栂池へ下山するコースは時間の関係で大雪渓往復に変更、駐車場満車の事態も何とか切り抜けて歩き出す。太陽の陽射しが強い山道も白馬尻小屋が見える頃には涼風を感じ、大雪渓突端で軽アイゼンを履く。見上げる大雪渓は遥か遠く、登山者が蟻のように点々と続いている。時折、ガスに覆われたりするがこの暑さに天然クーラーはありがたい。ザラメ状の雪質の暖斜面から急斜面の直登、落石が気になるが休みを入れながらの2時間半。葱平でアイゼンを外してひと息。この後も岩礫の急登が続き、小雪渓に出る。念のため再度アイゼンを装着して渡るがここは不要。さらに登りが続くが底抜けに青い空と花々、見え始めた頂上宿舎に励まされて重くなった足を引き上げる。やっと稜線、周囲の山なみを従えて広い道を白馬山荘に。ザックを下ろして最後の登りで得た白馬岳山頂から眺望に大満足、山荘での缶ビールはこのうえなく美味しかった。ただ今回、標高差1600mの登りとは言え、何度か太腿をつり相当バテたことも事実。トレーニング不足もあるが、40数年前の若さでは無いことをあらためて痛感した。2015年7月26日(日)~27日(月)/①猿倉 1230m 07:05…8:05白馬尻小屋 1557m 8:15…(大雪渓/写真)…11:00葱平 2290m<昼>12:00…(小雪渓・お花畑/写真)…14:20村営頂上宿舎 2730m …14:50白馬山荘 2832m 14:55…15:10白馬岳山頂 2932m 15:30…15:40白馬山荘(泊)②白馬山荘 06:30…頂上宿舎…(お花畑・小雪渓)… 08:30葱平 08:40…(大雪渓)…10:00白馬尻小屋10:30…11:20猿倉<猿倉行きバスターミナルに近い八方第2・第5駐車場(各100台 )は朝6時過ぎで満車。偶然、話をした代行運転を利用、やはり満車の猿倉まで送ってもらい下山日に猿倉にマイカーを停めておいてもらうことに。この日の白馬山荘(9,500円)はフトン二つに3人、掛布団は各自ということだったが最終的には楽に寝れた。17時からの夕食は行列30分、5時からの朝食は同じく20分待ち。時間を分けるよりこの方が利用者に良いのだろうか。温泉は八方温泉のひとつ「みみずくの湯」(600円)も良かったが、浴後の390円の冷やし温泉うどんが大変美味>
大雪渓
高山植物
朝焼け