晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

兆した秋が、いつか夏を追い払う

2013年08月29日 | ひな人形と花のまち

さきたま緑道のウォーキング。陽射しはまだ強いが木陰に入ると初秋を感じさせる涼風が心地よい。歩いている人、ところどころのベンチで休んでいる人、元気に走っている人など、いつもより多いみたいだ。家の中のエアコンや扇風機ではなく、もっと気持ちの良い自然の風に会いに来ているのだ。以前の朝日新聞の「天声人語」にこうあった。<季節の移り変わりについて『徒然草(つれづれぐさ)』はいう。〈春暮れてのち、夏になり、夏果てて、秋の来るにはあらず〉。一つの季節が終わるのを待って、次がやってくるのではない。兼好法師は続ける。〈春はやがて夏の気を催し、夏より既に秋は通い……〉。兆した夏が、いつか春を追い払う。自然の息遣いとはそういうものか。>

彫像に写る人影 

暑さ焼けか、紅葉はまだまだ先 

 


終わりに近づく夏野菜、秋の準備へ

2013年08月28日 | 市民農園

9月の声を聞き、朝夕が少し過ごしやすくなってきた。6月中旬から始まった夏野菜の収穫量が日増しに減って、そろそろ終わりに近づいてきたようだ。最初のミニトマト・アイコやシシトウは実が大きくならず、枝が枯れてきた。キュウリは黄色の花が咲いても実が付かない。オクラは葉が大きくなるばかり。唯一、まだまだ元気なナスを横目に秋冬野菜の主役・大根の畑づくりの準備だ。

(今日はナス以外は皆少々のオクラ・シシトウ・キュウリ・アイコ・モロヘイヤ・シソの葉)

今月21日 

同23日 

同25日 

アイコの枝は枯れてきた 

苦土石灰蒔いて大根の畑づくり 

 

 


シカクマメのカーテンは今一つ

2013年08月26日 | 雑記

今年のグリーンカーテンは例年のゴーヤーではなくシカクマメにした。茂る緑の葉による省エネはもとより、あの青い可憐な花が良い。そして実は食感が良く美味しい、花も葉も食べられる、と勇んで計画。しかし、種が近くの店では入手できず、通販で探して蒔いたのが遅い6月初め。梅雨時に雨が降らず、それ以降も少雨のためか、保湿に気を配ったが成長は遅かった。最近になって実は付き始めてきたが肝心の葉はまばらで、この暑い夏の遮蔽の効果が今ひとつだ。来年は蒔くのを早め、プランターではなく地植えにするか、ゴーヤーに戻すか。もう少し状況を見てからの判断に。ただ、市の「緑のカーテンコンテスト」応募まで、もう少し葉が茂ってほしい。

                                 

大きい青い花 

断面が四角形なので、その名が 

まだ締切まで時間がある 

 

(上記チラシ添付のパンフレット)この位は茂ってほしい 

(同パンフレットより) 

 


気象予報士試験(その1)、やはり難しかった!

2013年08月25日 | 雑記

今日は超難関と言われる気象予報士試験に無謀にも挑戦。終生、縁が無いと思っていた東大駒場キャンパスが会場である。前回の全国の受験者数3,711人、合格者150人で合格率4.0%という。もちろん、この年でテレビの解説者とか気象予報会社への就職を目論んでいたのではない。山登りや家庭菜園のために日々、テレビなどから得られる天気予報以上の気象知識を得たいと思ったのが動機だ。2月から通信教育の独学で7か月、途中から「実技試験」は無理と判断して今回は学科の「一般知識」と「専門知識」に絞って臨んだ。だが、関係する高校の地学や物理・数学は忘却の彼方だし、もともと苦手だった。計算式や「専門」では実際の予報に即した内容も多く、良くて5・6割の正解だろうか。合格科目は1年間持越しできるので、あわよくば来年に残り科目と実技試験と思っていたが、たぶん無理だろうな。NHKニュースウオッチ9の井田寛子キャスターも3年半の勉強期間、5回目の試験で合格したというから、まあ仕方ないか。10月上旬の結果発表を期待しないで待つとしょう。

                   

問題用紙は持ち帰れる 

「専門」と「一般」の問題、ともに15問づつ 

この1週間は猛勉強?したが 

 

 


深く大きい、南アルプス・光岳から聖岳へ(終)

2013年08月15日 | 

今回の山行を思い返しての雑メモ▲光小屋が超満員ということから急遽、光岳から聖岳へ北上するコースに変更したが、やはりガイドブックの案内や多くの登山ツアーと同じ南下コースが良いと思える。それは西沢渡~薊畑で登り、易老岳~易老渡の下山のほうが足への負担が軽そうだし、少しづつピークの高度を下げて行くという精神的なものもある。

                        

 稜線までの両ルートともヤマビルの情報があり、長袖・スパッツ・首回りの防備・虫よけスプレー・キズ薬など準備したが、被害は無かった。好天時だったせいかもしれず、薊畑からの苔むす森の雨降り時はウヨウヨいそうな気がする▲便ガ島はキャンプ場の設備(炊事・食事テーブル・トイレ)もあり、就寝時の暑さ対策があれば車中泊やテント泊には良い。ただし、林道の通行可能時間(08:30~17:00)、延々と続く狭い・連続カーブの道、落石やタイヤパンクなど気が抜けない。台風や大雨が何日も続けば昨年同様に通行止めになると思われる。それと中央道飯田ICからの道、ナビは矢筈トンネルを抜けると「しらびそ高原」へ入り込んでしまうので、ネットから取り出せる「遠山郷までのロードマップ」を参考にしたい。

今回のコースは技術よりも体力だったが、疲れた足で稜線から急傾斜の下山時、特に雨天時やその後の滑りやすい登山道・木の根・岩などには注意が必要だ▲こじんまりした光小屋の利用は予約状況をHPで確認、空いている時期に泊まりたい。食事の条件など厳しいが、小屋蕃さんはオカミサン含め親切で、飲み水や自炊用の水はペットボトルで貰えて、きれいな小屋で快適に過ごせる。▲もう少し眠りたい山小屋の朝3時、ガサゴソやる人が2泊ともいた。時間ある前日のうちに準備するか、それとも音をたてずに、あるいは小屋の外でヘッドライト付けて準備するなど気配りが出来ないものだろうか。

                        

最後に、ひとり登山をしていると寂しさもあるが、色々な人とも巡り合える。今回も運転席で2泊し、聖・光岳をピストン往復の群馬・嬬恋の66歳のトラックおじさん、聖平小屋での一夜、寝袋で肩擦りあった神戸から来た日本酒好きの人、神戸大学在籍の写真好きの陽気な外国の若者3人、車中泊まで暇だからと便ガ島から易老渡まで車で送ってくれた長野・佐久の方など、楽しい出会いがあった。また、どこかの山で再会したいものだ。


深く大きい、南アルプス・光岳から聖岳へ(3)

2013年08月14日 | 

登山3日目の朝、薄曇りだが今日も晴れの予想だ。小屋の4:30からの朝食を済ませ、いよいよ最後の聖岳をめざす。薊畑分岐からはサブザックで肩への負担は軽くなったものの、急坂に心拍と足の重さはあまり変わらない。小聖岳で一呼吸、見上げれば聖岳は大きく、威圧的にそびえ立つ。やせた尾根を登り下りし、終わりが無いような砂礫の大斜面の登りを一歩づつ、ひたすら歩を進める。涼風とキキヨウなどの花の声援を受け、登り切った山頂からの眺望は見事だ。

 ガスの切れ間から赤石岳へつながる山なみ、振り返れば遠く光岳は雲の中だが、たどってきた稜線を想像し満足感に満たされた。名残り惜しいが時間のかかる下りが待っている。奥聖岳はカット、薊畑まで戻ってザックを回収後、最初は湿気の多いシラビソと苔に覆われた林、そしてロープや滑落防止ネットが張られた連続する急坂を慎重に1300m降下して西沢渡へ。冷たい清流に生き帰り、便ガ島を経由して車を停めた易老渡まで、もう少しだ。2013年8月9日(金)/聖平小屋2300m 05:00~05:20薊畑分岐2400m(荷物デポ)05:30~06:05小聖岳2662m 06:15~07:10聖岳(前聖岳)3013m 07:35~小聖岳08:35~09:15薊畑分岐2400m(荷物回収)09:35~12:35西沢渡1090m 12:50~13:30便ヶ島<車に乗せてもらい易老渡の駐車場へ。1時間の遠山温泉郷「かぐらの湯」600円は広くて快適な温泉、木曜は休業>    

小屋の朝食 

朝の小屋前 

戻ってくる薊畑にザックをデポ、サブで 

小聖岳への登り 

小聖岳に着く 

聖岳へ 

振り返れば右下に今登ってきた小聖岳、昨日の南岳・上河内岳方面  

巨大な斜面、つらい登りが続く  

山頂が見えた 

頂上部から赤石岳方面

たどってきた山稜、光岳は中央の最奥だろうか

薊畑へ戻る道  

西沢渡への下山道の始まりはシラビソの樹林帯   

苔むす樹林 

連続する急坂 

西沢渡の清流で一安心、手前の橋と奥にはゴンドラ 


深く大きい、南アルプス・光岳から聖岳へ(2)

2013年08月12日 | 

昨夜と同じフリーズドライのえびピラフと豚汁で朝食を済ませ、昼食も用意していると明るくなり始めた空に富士山。世界遺産の登録後はじめてのせいか神々しさを感じる。その左、イザルガ岳からの5時過ぎのご来光を眺め、今日の長い道のりに気を引き締めて出発。易老岳までは前日たどってきた道、登り返しも意外と楽に越えられた。この後は一気に下り、シダとシラビソのなだらかな樹林帯を登り下りして希望峰に。仁田岳への寄り道はパスし、仁田池を過ぎ茶臼岳へたどる。残念ながらガスが出始め、あまり展望が良くないので先を行く。亀甲状土の草原を進み、竹内門の奇岩の間を通過して上河内岳へ登り詰める。見えるはずの明日登る聖岳や背後の赤石岳・悪沢岳の雄姿が雲に隠れている。目前にはこれから向かう南岳。このルート最大のお花畑の中を今日最後の登り。それで力を使い果たしたのか、南岳から聖平小屋への下り道が随分と長く感じられ、そして疲れた~。2013年8月8日(木)/光小屋2510m 05:15~(センジヶ原)~分岐~三吉平06:05~07:05易老岳2354m 07:20~希望峰2500m 08:45~(仁田池)~09:50茶臼岳2604m 10:05~横窪沢分岐10:20~11:25竹内門~12:15上河内岳2803m12:25~13:20南岳2702m 13:30~14:30聖平小屋2300m<県営聖平小屋/1泊2食8,000円・オニギリ弁当500円>

右前面のイザルガ岳、その左に向かう茶臼岳・上河内岳、明日登る聖岳、そして右奥には富士山

イザルガ岳から登る日の出、富士山が可愛い

小屋外の気温は11.5度 

希望峰 

上河内岳・聖岳はまだ遠い

仁田池 

茶臼岳(300名山)より聖岳方面 

亀甲状土の草原の先に、そびえ立つ上河内岳 

竹内門 

上河内岳(200名山)もう少し 

ガスの中 

花の中を行く 

谷を埋める 

花々 

南岳 

長い下り道終え、小屋に続く木道 

聖平小屋 

やはり小屋の夕食は美味い 

              

                 出会った花たち              

        

 

 


深く大きい、南アルプス・光岳から聖岳へ(1)

2013年08月11日 | 

数年越しの南アルプスの光(てかり)岳・聖岳、長い行程なので悪天を避け、期日とコースも南下から北上に変更して向かう。自宅から350キロ、中央道飯田ICから道に迷いながら前泊地の便ガ島へ。定員制の聖光小屋が満員のため車中泊、夜中に見上げた満天の星が約束してくれたとおりに翌、登山初日は雲ひとつない朝だ。車で易老渡まで戻り、樹林の中の急登が始まる。稜線まで標高差1500mのつらい登りだが、気温がまだ低いので助かる。時折の緩やかな斜面で休憩を取りつつ、そうバテずに易老岳に着く。熊鈴を付け、展望がない頂上を後に樹林帯の小ピークを登り下り、三吉平からの涸れた沢の登りは暑く、きつい。イザルガ岳に立ち寄って、ほぼ予定時刻に光小屋へ着いた。ザックを置き、山頂そして名前の由来となる光(てかり)岩を往復、やはり疲れた。2013年8月6日(火)・7日(水)/(飯田ICより2:20、便ヶ島の車中泊駐車料金500円)便ヶ島05:00=(10分)=05:10易老渡駐車場880m  05:30~面平1470m 07:10~(岩稜のコル)~10:10易老岳(いろうだけ)2354m 10:35~三吉平 11:35~(静高平)~12:55イザルガ岳分岐~13:05イザガル岳2540m 13:10~分岐~(センジヶ原)~13:25光小屋2510m/13:50~14:10光岳2591m(往復/光岩)15:00~15:15光小屋<県営光岳小屋/1泊素泊り4,500円>

前夜の車中泊 

登山口 

急登続く 

狭い尾根、ロープも 

易老岳に 

三吉平へ下る 

涸れた沢の登り 

水場は渇水 

明日たどる稜線を遠望 

前方に光小屋 

光岩 

小屋前で 

今夕は自炊 

                   出会った花  

 

 


キュウリは時間差で正解

2013年08月05日 | 市民農園

去年は病気で枯れるのが早く、すぐ終わってしまったキュウリ。その反省から今年は4回に分けて時間差で植え付けした。狙いがあたり、コンスタントに収穫できて瑞々しい食感をしばらく楽しんでいる。育成期間中のさまざまな気温や雨量などに対応できるので、何回かに分けて栽培が良さそうだ。

太くなりすぎ 

つるなしインゲンも採りどき 

今日は緑と赤の2色 


坊ちゃんカボチャ、初登場

2013年08月03日 | 市民農園

 玉ねぎの畑に遅く植えた坊ちゃんカボチャ、初めての収穫だ。この夏、ナス、キュウリ、トマト、ミニトマト、シシトウ、ピーマン、バジル、オクラ、モロヘイヤ・インゲンと順を追って食卓を飾ってきたが、いよいよカボチャの登場。見た目は貫禄あるがトマトと同様に中身も美味しいか、後の楽しみだ。

2つのカボチャ苗から 

 

これは人工受粉で次の収穫予定