読み聞かせ日記@矢野学習教室(千葉県山武市)

矢野学習教室で読んだ本をご紹介。塾の日記も。

『せかいでいちばんつよい国』(絵本)

2013年03月10日 | 戦争について考える本
先週の火曜日は小学校での読み聞かせでした
担当学年は5年生。

2冊読んだのですが、まず1冊目はこちら。
せかいでいちばんつよい国
デビッド・マッキー・作 なかがわちひろ・訳
光村教育図書

昔、大きな国がありました。
大きな国の人々は、自分たちの暮らし程素敵なものはないと固く信じていました。

そして、大きな国は世界中の人々を幸せにするために、いろんな国へ戦争をしに行きました。
世界中を征服すれば、みんな自分たちと同じように幸せに暮らせると思っていたからです。

しばらくたつと、まだ征服されていない国は、たった一つになりました。
あんまり小さな国なので、これまで放っておいたのです。

大きな国の大統領と兵隊たちは、征服するために出発しました。
しかし、その小さな国には兵隊がいなかったのです。

小さな国の人々は大きな国の人々をお客のように歓迎しました。
小さな国で楽しく暮らす大統領と兵隊たち。

その結果、面白いことが起きるのです


小学校高学年くらいになってくると、社会の仕組みもよく分かってくるようで、「大きな国」をそれぞれの頭の中で具体的に思い浮かべているようでした

デビッド・マッキーさんの絵本は、かわいい絵、分かりやすいお話…なのですが、風刺が効いていて、奥が深ーいです。
子どもから大人まで楽しめる…というのは、まさにこういう本ですね

ちなみに、読み聞かせで読んだ本のもう1冊もデビッド・マッキーさんの本。
それについては、また明日書きますね
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