昨日のブログでは試験勉強にすぐに役立つ本をご紹介しましたが、今回は人生における思考や勉強に役立つ本のご紹介です。
40年近く前に書かれた本ですが、今でも東大や京大の学生の多くに読まれている名著です。
「たくさんの知識や思考、着想を、より深めていくためにはどうすればよいか」「驚くような発見をするにはどうすればよいか」など考え方のヒントが書かれています。
私も何度か読んでいますが、その時の自分自身の状況により心に残る部分が異なり、改めて気づかされることが多いです。
この本の文章は、高校入試の国語の長文読解問題でもよく取り上げられています。読みやすく、外山滋比古先生の日常生活が随所に垣間見られ、上質なエッセイを読んだときのような充足感を得られます。
本書では、「忘れる」「問題を寝させる」「一つの事だけに固執しない」といったことの大切さが述べられています。知識をはやく間違えずに覚えることが良しとされる学校教育とは逆の価値観とも言える内容ですが、読めばその大切さが分かります。
「セレンディピティ」「ブレイン・ストーミング」など、思考法に関する文章でよく登場するキーワードも分かりやすく説明されていますので、大学生以上の方だけでなく中高生にもおすすめです。
塾に置いてありますので、気になる方は読んでみてください。
にほんブログ村←こちらもクリックしていただけると嬉しいです♪