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パジャマの日


霜月の雨に問われて思案する

11月9日(日)

パジャマデー(ほぼ)でした。休み気分をめいっぱい味わうには、パジャマで過ごすことだ。さすがに野良にゃんこのごはんを持っていくときは着替えたけどね。外パジャマは入院中の患者さんみたいだよな。
パジャマと言えば、若かりし頃、バイトしていたビル(京都の八坂神社の近く)の地下にある喫茶店で昼ごはんを食べていたら、パジャマ姿の男の人が入ってきて、カウンターになんのためらいもなく座った。
おいおい、おかしいだろうパジャマで来るのはと思ってその人の顔を見たら、笑顔で「いつも来てくれてるの、ありがとう」と言われた。ええええ、誰だぁ、あんたは??
なななんと店のオーナーだった。入院している病院から抜け出して様子を見に来たんだと言って笑っていた。驚いた。ちょっと昔風の男前で映画俳優みたいだった。
その後、店を任せていたおじさんにお金を持ち逃げされて店は潰れた。おじさんが、大きな荷物を両手に持って昼にタクシーに乗り込んでいったのを見たとき、なんかへんだなぁとは思ったんだけど、逃げるとは思わなかった。
今頃どうしてるんだろう、あの二人は。時々、そういう通りすがりに出会った人のことを思い出して、どうしているのかなと考えることがある。
パジャマオーナと昼逃げおじさんは、ほんとにどうしているんだろう?

◎食絵日記
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