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朝の果物

朝の果物は金の価値ありと信じて



毎日リンゴを食べている。朝に食べている。朝食という舞台には欠くことができない。しかし、年中あるわけではない。紅玉リンゴの季節が終わると、朝食の舞台から去って行く。さびしい。
リンゴならなんでもいいというわけにはいかない。朝食の舞台に登場するメンバーには、それぞれ役割がある。季節ものということになっているので、フルーツメンバーは決まった期間だけになる。食卓に季節感を、その合い言葉によりキャステイングプランを立て、演出で盛り上げるのである。
紅玉リンゴは、来年の2月くらいまでか、そのあとは桃か、そしてスイカになり、ぶどう、柿とつづく。もちろんピンチヒッターもリストアップされている。パイナップル、オレンジ、まれにメロン(果物屋さんでどーんと安売りされたとき限定)も顔を出す(食卓が高貴な香りにつつまれる、さすがの存在感)。これが家でつくれたら・・・
そこで、来年はミニミニ菜園で苺の収穫を目論んでいる。うまくいけば、じぶんのプロダクションから朝の舞台にタレントを送り込めるということだ、ふふふふ。





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