パジャマの日

霜月の雨に問われて思案する

１１月９日（日）

パジャマデー（ほぼ）でした。休み気分をめいっぱい味わうには、パジャマで過ごすことだ。さすがに野良にゃんこのごはんを持っていくときは着替えたけどね。外パジャマは入院中の患者さんみたいだよな。
パジャマと言えば、若かりし頃、バイトしていたビル（京都の八坂神社の近く）の地下にある喫茶店で昼ごはんを食べていたら、パジャマ姿の男の人が入ってきて、カウンターになんのためらいもなく座った。
おいおい、おかしいだろうパジャマで来るのはと思ってその人の顔を見たら、笑顔で「いつも来てくれてるの、ありがとう」と言われた。ええええ、誰だぁ、あんたは？？
なななんと店のオーナーだった。入院している病院から抜け出して様子を見に来たんだと言って笑っていた。驚いた。ちょっと昔風の男前で映画俳優みたいだった。
その後、店を任せていたおじさんにお金を持ち逃げされて店は潰れた。おじさんが、大きな荷物を両手に持って昼にタクシーに乗り込んでいったのを見たとき、なんかへんだなぁとは思ったんだけど、逃げるとは思わなかった。
今頃どうしてるんだろう、あの二人は。時々、そういう通りすがりに出会った人のことを思い出して、どうしているのかなと考えることがある。
パジャマオーナと昼逃げおじさんは、ほんとにどうしているんだろう？

◎食絵日記

吉本新喜劇

秋鮭をほぐして夕餉の笑顔かな

１１月８日（土）

シャキーンとしない一日。こういう日もある、よくある。ならば、気にせず流れに身を任せて過ごすことだ。明日は雨らしいから、仕事は明日集中してやることに決めて吉本新喜劇を観る。「笑う門には福来たる」なのだ。来い来い福よ、幸運よ。エイヤー。
相変わらず、吉本新喜劇の万年ワンパターンのストーリーとギャグは強力だ。関西に戻ってきて十数年ぶりに観て、昔とコンセプトがまったく変わっていないことに拍手をした。続けると文化になるというのは確かもしれない。
「ドリルすんのかいせんのかい（関西の人しかわからないな）」これを繰り返す肝の据わり方が吉本新喜劇だ。けっこう長い時間、同じパターンを繰り返す、それを手拍子で盛り上げるお客さん、両者のパワーが新喜劇をつくっている。見事だな。
土曜日のお昼は吉本新喜劇だよ～。ちなみにワタクシは、辻本茂雄さんと島田珠代さんのファンです。たまらん二人です。
吉本新喜劇を生で観たいな。チケットはすぐに買えるのだろうか、調べてみよう。新喜劇を観て、お好み焼きか串カツで一杯飲んで、いい気持ちで帰る。いいんじゃないでしょうか。
「笑う門には福来たる」企画ですよ～、希望者を募って行くのもいいね。あとの飲み会が楽しくなるから。きっと「ドリルすんのかいせんのかい」をするだろうな。女子にしたらどつかれるだろうけど……いや、関西女子はのってくれるかも。
吉本新喜劇を観にいこう。

◎食絵日記

ホテル疲れ

寒き朝お粥恋しい心冷え

１１月７日（金）

池袋のホテルで目覚める。2泊もきつくなってきたな。ホテル疲れがどどどっと、今頃出てきたのか、無機質な空間（気配を消そうとしている）に長時間居ると、じんわりストレスがたまっていくような気がする。時間制限もあるしね。
体温の感じない部屋、それがホテル。反対にカップルだといいのかもしれない。自分たちの体温でロマンを描けるからね。なるほど、なるほどって、何を感心しているのだ。
寂しきホテル暮らし（暮らしてないけど）は続くのである。作戦一人会議をしないといけない。一人円陣で気合いを入れて、プランを練るのだ、ホテルが楽しくなる企画を、うーん、難しいぞ。
ビジネスホテル評論家になって、ホテルに泊まることを仕事にできたら苦にならないかもしれないな。だって仕事だからね。仕事という冠がのっかるとやる気が出る体質だから（ギャラが派生したらやるよ）。誰がくれるのだ？ホテルに嫌がられるか。
ホテルに泊まることがとても楽しい時期もあったんだけど、どんどん薄れてきている。新しい絵の具を注入しないとダメだね。都会の絵の具ってやつだ、どんなやつだ？
来週末は、島へ行きます。船に乗りますよ。初めて上陸する島なのだ。そして翌日は赤羽に上陸する予定になっております。島と赤羽の因果関係は？うーん、わかりません。ミステリアスな因果関係があるのかもしれない。来週の今頃は・・・ふふふのふでありますように。
年末に向けてのキャッチフレーズは、『はしゃぐ人に、なろう。』であります。

◎食絵日記

大山 ひなたの夜

満腹の夜に幸福の雨パラパラ


１１月６日（木）

先週も大山、今週も大山。
ここには、自分一の居酒屋がある。
いま自分の中では一番、文句なし。
追従を許さないコストパフォーマンスである。


とにかく召し上がれ～

















いかがでしたか、満腹になりましたか。

一度、ここに足を踏み入れると、
ここが基準になるので、
他の店のポイントがどんどん下がっていく。

客を馬鹿にしてるのか？　
というものが出てくる店が多いからね。
そういう店はサービスもダメだからたちが悪い。
個人店、これからもっと淘汰されていくと思う。

満足、満足の夜でありました。

忘れ物大将

ゆるキャラならぬゆるアタマにカーツ

１１月５日（水）

東へ、早起きをして出陣じゃ～。で、やっぱり忘れ物をしてしまった。うーん、まいった。ホテルにチェックインをしてPCを開いて仕事をと思ったら、ない。大事なものがない。自分の頭をフライパンでガツーンと殴りたくなる。まいった。
忘れ物をしないようにと言っていたら、忘れ物をする。予知能力か、そんなアホな。どうしたらこのポカをやらかさないようになるのか。ちゃんとメモして指さし確認をしないといけないのか。小学生じゃないか。ハンカチ、ティッシュ、定期・・・アホな大人丸出しだ。
やっていることは小学生以下だ。大人のふりして偉そうにしていてはいかんぞ、何一つまっとうにできないじゃないか。中華鍋でガツーンだ。
しかし、救う神もある。今回はPCを持ってきたので、どうにかミスをクリアできた。それと、横着者であることが幸いした。自分の嫌な部分が自分を救ってくれることもあるのだよ、うんうん、ありがとう。
ほんとうにチェックリストを作成しておくことだ。小学生に戻ろうじゃないか、いや、戻ってやろうじゃないか、戻るぞ。時間割もちゃんと作って机の前に貼っておくぞ。よし、オレは明日から小学生だ。起立・礼・着席だ！　なんのこっちゃ？？

◎食絵日記

東へ

燗酒に色気漂う君のうなじかな

１１月４日（火）

連休明けのけだるさか、なふなふふるるんだ。しかーし、迫り来る締め切り、連絡を取り合いながらアタフタとゴールを目指す。どうにか第一関門突破。まだまだ後が控えているので余裕はない。
余裕がないときに限って東へ移動しなくてはいけない。明日は、タブレットではダメだからPCを持っていくことになる。重い。軽いPCがほしい。
左肩が痛いんだけどな、むふむふ。痛みより仕事か、辛いけれどタイムカードもなし、残業という概念もなし、さらに労働基準法の適応もなしだから踏ん張るしかない。これで社会人と言えるのか、国民だと胸を張れるのか。あらま、落ちこぼれとるな。
そのうち一発逆転だ～と思っていたのは遠い昔で、さすがに自分の実力を把握してきたので逆転ホームランは無理だと知った。そうなると、コツコツ塁に出るしかない。ランナーをためておいて、ポテンヒットか押し出しで逆転だ。ホームランだけが勝利を導くのではないのだ。なんてね。
あれよあれよどれよで一日が終わる。明日の準備はできているのか、また忘れ物をするのではないか、早く起きられるのか、いろいろプレッシャーがかかる。どんくさいんだよな、自分で嫌になるよ。もっとちゃんとした人間だと思っていたんだけど、そうではなかったことに数年前に気がついた。アホじゃわ。
いまさら仕方がない、最小限で食い止めながら暮らすしかないのだ。がんばりましょうと、自分に声を掛けて、自分と握手をする。自分と自分の熱き友情を大切にしよう。ひとりじゃないぜ、アホは（え、自分の中に二人もいるのか）。

◎食絵日記

たまには

霜月の白菜白菜らしくなり

１１月３日（月）

連休が終わる。次の連休は勤労感謝の日だ。次こそ、のんびりと過ごしましょう。
休みの日の過ごし方、下手かもしれない。しれないではなく、下手だな。間違いない。まず、出不精がいけない。たまには日帰り旅行でもいいから遠出をするとか、友だちを誘ってどこかへ行くとかとすればいいのだろうけど、家好きなので引きこもりを選んでしまう。
連休の一日（きっと前半）は、出かけることに決めればいいのだ。但し、仕事がない場合だけどね。そうだ、撮影目的というのはどうだ。撮影と食事目的ならブログで発表できるから、やる気も出るのではないかな。自分の背中を押してみよう。
東京でも一日は、撮影日をつくってぶらり途中下車をするか、でも最近、精神的に2泊（ホテルは）が限界になってきているからなぁ。特別なことがない限り、3泊は避けたいので時間に余裕がない。
ホテルが楽しくなる方法を考えないと、1泊で戻ることを求めてしまうかもしれない。いいホテルだと違うのかな、空間的なゆとりと美しさ、部屋で飲みたくなるような・・・どうだろう。一度、試してみる価値はあるけれど、一度しか泊まれないのではダメだよな。
いろいろ手段を講じてみよう。楽しきことが見つかるかもしれない。発掘作業だ、宝探しだ、我は探検隊なり～。なんのことかよくわからんけど、そうだ、そうだ！

◎食絵日記

追われております

ぐつぐつと鍋が歌えば夕食だ

１1月２日(日)

どうもスッキリしない。風邪を引くかもしれないぞという状態が続いている。手前症候群(そんなのあるのか？)だな、これは。
いつも通りにビタミンＣと食事だということで野菜たっぷりメニューを考える。ピーマンとシシトウを収穫したから、それにニンニク、ショウガ、白菜、卵、ササミを加えて、八宝菜もどきに挑戦。もどき好きですから、もどきに燃えるのである。燃えれば体も熱くなって風邪も退散するかもしれん。気力と食事だ。
結果、八宝菜もどきは成功。かけごはん風にして食べた。かけごはんと言えば、麻婆茄子を作れるようになりたい。好きなのです、よく食べました。西麻布の交差点のところにあったお店のランチが忘れられません。なつかしいなぁ。まだやっているのかな。
よし、今度、麻婆茄子に挑戦してみよう。麻婆茄子ができれば麻婆豆腐もできるんじゃないのか、微妙に違うのか？そこんところも調べておこう。
午後から仕事。ぽよよーんとしながら、コツコツと進める。夜、修正メールが届き、手配をする。みんな働いております。そうです、追われているからです。綱渡りなのです。
一日の疲れを白ワインでほぐして就寝。明日しだいで明後日の状況が変わる、ふぁいと！

◎食絵日記

11月だ

曇り空抱きしめたくなる夕暮れ

１１月1日（土）

はいはいはいはいはーい。１１月になりました。じんわりじんわりじんわり寒くなるぞと覚悟をしているのに今日は暑い。なんだ、フェイントか、遊ばれているのか。しかーし、気をつけないと、ドスンと音を立てて寒くなるからな。
寝坊をしてやろうと思っていたんだけど、朝ドラ時間の前にテレビの前に座っていた。土曜日くらい昼までダラダラ床の中というのをやってみたい。あしたこそダラダラしちゃおうじゃないか、諸君！（誰に向かって言ってるんだ）
昼から仕事にかかる。まだ風邪が完全撤退していないようなので本調子とは言えない。だからか、予定していたよりも時間がかかってしまった。
本調子ではないけど今夜は飲むと決めていたので、夕方、隣駅まで買い出しに行く。クルマは混むかもしれないので電車でガタゴト移動。特急も快速急行も急行も止まらない駅なので通過電車が多い。なんとかしてくれ～近鉄電車と、いつも叫んでしまいそうになる。後発の住宅地だから仕方がないけどね。
ローカルといえどもデパ地下は活気があった。他のスーパーも考えないといけないと思うんだけど、なんのプランもアイデアも感じない店が多い。ライバルは他店ではなく自店なのだよ、日々新たにが活気を生むのだ。
夜、ワインでほこほこ。吉田類さんの居酒屋巡りを見ながら、突っ込みを入れながら、ほこほこ。居酒屋巡りもしたいなぁ。ぶらり、居酒屋をめぐる旅……夢の一つとして記しておこう。

◎食絵日記

エイエイゴー

君の肩濡らし弾けてるかな夜中雨

１０月３１日（金）

今日で１０月が終わる。元気出して１１月へと突き進もうじゃないか、エイエイゴーだぜ。クリスマスよりも楽しい１１月を過ごそう、エイエイゴーだぜ。
年末進行という名の時期に入るので仕事はハードになる。毎年そうだけど、じんわりじんわりハードルが上がってきているので、きちんとスケジュールを立ててこなしていかないとクリスマスどころではなくなってしまう。
今年こそホワイトクリスマスでしょうから（思い込む）、雪見酒をしなくちゃいけませんから。いいですね、雪見酒、雪を肴に頬染めるって、いかしてるぜ～（ブラマヨ風で）。
妄想の世界から現実の世界へとトレードされる物語もまれにある、奇跡のような出来事がね。願えば叶うこともあるのだよな。諦めるな！
朝からいきなり仕事モード。この連休が山場だ。一人ではできないことも含まれているので、その調整がまた難しい。休み明けに笑っていられるかどうかで11月の流れが決まるぞ、日々真剣勝負である。この勝負を楽しめるようになればプロだ職人だ、プロと職人という言葉に憧れ続けているから踏ん張らねば。
いつか本物のプロ・職人と周りから認められる日が来ることを願って、エイエイゴーだぜ。まだまだ修行だ（修行途中で辞めるかもしれんけど、はは）。
今夜も早く沈没。80歳で恋をしているという田原総一郎氏の本を読みながら、ウトウト。田原さんに元気の秘訣を伝授してもらって１００歳全国ツアーを目指すのである、エイエイゴーだぜ。

◎食絵日記