暖を取りたくなるような冷たい雨の一日でした。こんな日はじっとしているのがまた心地よいものと、もともと怠惰な私などは思ってしまいます。
朝の散歩の道端で見かけた猫ジャラシもすっかり枯葉色になっていました。歩きながらついこの猫ジャラシの穂先を触ってしまいたくなるのは、子供の頃若草色の毛の生えた花穂を、よくちぎってはくすぐりっこをした遊びを体が憶えているからなのでしょう。いずれにしても、昔から私たちの身近なところにいた猫や犬からこの草は命名されたことがよくわかります。「猫ジャラシ」は猫の首に近づけてじゃらして遊ぶところから、別名「狗尾草(エノコログサ)」は子犬の尻尾に似ているところから。今朝見た猫ジャラシは、もう遊び相手がいなくなってしまった、そんな寂しげな表情をしていました。季節は確実に冬に向かっているようです。
朝の散歩の道端で見かけた猫ジャラシもすっかり枯葉色になっていました。歩きながらついこの猫ジャラシの穂先を触ってしまいたくなるのは、子供の頃若草色の毛の生えた花穂を、よくちぎってはくすぐりっこをした遊びを体が憶えているからなのでしょう。いずれにしても、昔から私たちの身近なところにいた猫や犬からこの草は命名されたことがよくわかります。「猫ジャラシ」は猫の首に近づけてじゃらして遊ぶところから、別名「狗尾草(エノコログサ)」は子犬の尻尾に似ているところから。今朝見た猫ジャラシは、もう遊び相手がいなくなってしまった、そんな寂しげな表情をしていました。季節は確実に冬に向かっているようです。