小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

八幡のツツジ群(那須高原)

2010-05-31 | 旅行
学生時代の友人が、療養を兼ねて那須高原に転居して6年ほどになります。毎年、春と秋に、友人たちと那須を訪れるようになりました。
先週末の那須は、小雨模様の肌寒い一日でしたが、那須高原にツツジの群生地があると聞いて、那須岳中腹にある「八幡のツツジ群」にでかけてみました。
那須岳の斜面一帯は、ヤシオツツジが今まさに満開を迎えていました。


このヤシオツツジは、那須一帯に見られ、栃木県の花として指定されているそうです。
花は色によって淡紅色のアカヤシオ、白色のシロヤシオ、ムラサキヤシオと呼ばれているそうですが、群生地はほとんどがアカヤシオで埋めつくされていました。
野生のツツジはどれも人の丈を超えて、木の枝は横にも大きく広がり、それは見事でした。
蕾はやはり海抜1000メートルの厳しい環境で、じっと咲くのを育んでいるように硬く、咲きかけた花は可憐で、そしていっせいに咲いた花は桜にも匹敵するほどの華やかさでした。


ヤシオツツジに押されて、遠慮がちにレンゲツツジも咲いていて、5枚の葉のゴヨウツツジ(シロヤシオツツジ)は、咲き出すのはもう少し先でしょうか。でもこの清楚な花に出合えて幸運でした。


ヤシオツツジの群生地の中には、リンゴの花に似た真っ白い花をたわわにつけたズミの木があり、その咲きっぷりはツツジにも劣らないほど見事にいっぱいの花をつけていました。

4月には満開の桜に雪が舞ったという、例年にない天候不順に翻弄されている那須にも、さわやかな季節が訪れている気配を感じました。
コメント (9)
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