小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

山アジサイの色へんげ

2010-06-18 | ガーデニング
この季節、どこを歩いてもアジサイの花にぶつかります。それは雨に打たれてなお、しっとりと清々しく、花開いているように思います。
それぞれの色は微妙に違い、つい足を止めて「あっ、この紫陽花の色ははじめて」とか、「この色はこの家の庭にぴったり」とか、なぜかアジサイはその咲いている場所にしっくり馴染んでいるようにも見えるのは、アジサイがその背景にぴったりの色を自ら作り出しているのではとさえ思います。
先日、白色で咲き、紅色で終わる山アジサイ「くれない」の鉢をいただきました。白から紅色に色へんげする様子を楽しみにしていたところ、清楚な白色から、ポッと頬を染めたような薄紅色に、そして濃い紅色とみごとに日に日に色を染めていきました。
玉のような西洋アジサイや、花弁と見紛うほどのガクアジサイとは趣を異にするのは、山アジサイには、濡れた山間にひっそりと静かに咲いているそんな野趣を感じるからでしょうか。
コメント (10)
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