春の兆しは、「春はあけぼの やうやう白く・・・」ではなく、「春はスギ花粉から」と断言できるぐらい、私にはこの季節の到来は身体の異変とともにやってきます。
今年は特にその飛散量は多く、重症化の傾向もあると聞きますが。
一方 3月の気まぐれな天候は、ここ2,3日 真冬に逆戻りかと思わせるほどの寒さでした。
ただ、梅の花はすでに散り、沈丁花の香りも少し遠のき、次の主役を促すかのように雪柳が生まれたばかりの白い蕾を長い枝先につけ、椿の蕾も大きく膨らんできました。
すでに目も鼻も喉もマヒしてしまった私の五感のひ弱さと比べ、それら、自然の営みの確かさを目の当たりにする思いです。
スギ花粉は今週末に山場を迎えるとか、マスクが手放せない日がまだ続きそうです。