美術館のメッカと言われるぐらいニューヨークには、世界に誇る美術館がたくさん点在しています。
今回は、ニューヨーク近代美術館「MoMA(モマ)」と、世界最大規模を誇る「メトロポリタン美術館」を2日間にわけて観ました。
・ニューヨーク近代美術館MoMA
ミッドタウンのビジネス街にあって外観はそれほど目立たないのですが、一歩建物の中に入ると、自然光を取り入れた5階までの吹き抜けで、開放感のあるアトリウムとなっています。そのコレクションは15万作品以上。
日本語ガイドのイヤホンは、免許証を提示すると無料で貸し出してくれます。
その作品のあまりの膨大さに、結局観ることができたのは、後期印象派と1940~70年代の絵画でした。ピカソ、マチス、ゴッホ、モネ、ルソー、ダリなど、もう美術の教科書で観た名画がズラリと、しかも柵もなければ、写真もフラッシュさえ使用しなければ、撮るのもOKなのですから、この国の懐の広さを感じました。
・メトロポリタン美術館
膨大なコレクションは200万点を超え、その約4分の1が展示され、残り4分の3は収蔵庫に眠っていると言われています。ほぼ1日をかけるつもりで、気合を入れて行ったのですが・・・。
午前と午後の2回、日本語ガイドツアーに参加しました。1時間で10点ほどの作品を解説してもらいます。その館内は広く、まるで迷路のようで、次の作品へ向かうのは小走りで学芸員の方のあとについていきます。
ここでもまた、本や教科書にでてきた絵画をどんどん素通りしていきます。うぅん、なんともったいない、でも欲張ったところで、1日で観ることはできないのですから、諦めるほかしかたありません。
小さい子供たちが先生の解説を聞きながら絵画を鑑賞していた姿が印象的でした。小さなころから本物に出合える子供たちは幸せだと思いました。
結局、次にまた訪れるチャンスがあるのなら、観たい作品とその場所をチェックしておこうと、これまた分厚いガイド本を買って帰ることになりました。