宮古島は川を持たない島なので、それだけに海がきれいだと言われています。
マングローブは川が海に注ぎ込む河口域に生える植物群落の総称ですが、今回訪れた宮古島の島尻マングローブ林は、
河川のない地域で群生を発達させた貴重な場所なのだそうです。
このマングローブ林は、約1kmの入江に発達し、干潟にはいろいろな種類のカニを観察することができるのだそうです。
よく見ると林の下の泥土に赤い色の小さなカニ「シオマネキ」がいっぱい動いていました。赤い身体に黒い爪を持ち、
まるで泥土から飛び上がるように微妙な動きをしていました。
白鷺は宮古島でよくみかけるそうです。(ところで、カラスはめったにみかけないとか、偶然見かけたカラスも本土より
一回り小さいような気がしました。)
たった3日間だけの旅でしたが、宮古島は年間を通してたくさんの観光客が訪れる、美しいサンゴ礁の海に囲まれた
島です。
島の人々の生活は、山や川がないことで雨水を無駄にすることなく地下水として蓄えてサトウキビ畑を潤し、
また風力発電の再生可能エネルギー計画がすすめられ、この大自然の循環の中に人々の生活が成り立っていることを、
今回の旅行で知り、私たち観光客は決してこの自然を汚してはならないことを強く感じました。