大輪で、ゴージャス、辺り一面に漂う芳香な香り まさに美人の条件をすべて備えたような花「月下美人」、
一晩限りというより数時間だけ宴を広げ、日付が変わる頃には、あの姿はどこにと思わせるほど、
これまた見事な萎み方をするのも月下美人の花の特徴なのですが・・・。
この一見取っつきにくい美人、実はこの花の栽培は、難しそうでいて、とても私と相性がいいのです。
環境への順応性が高く、というか私との息はぴったり、乾燥気味が好きなので水遣りを気にしなくてもいいし、
肥料もマメにと言うより忘れた頃に、剪定は特にしなくても、折れた葉っぱは土に挿しておくとすぐ根付き、
陽当たりも南側の軒下で通年定位置(我家は冬でも同じ場所で越冬)と、この美人はなかなか逞しいのです。
下を向いていた蕾が少しずつ上向きになります。(咲く二日前)
咲く当日は、蕾がふっくらして花弁の先が少しみえてきます。
いよいよ開いてきました。(午後8時30分)
この頃から、香りは庭から家の中も漂ってきます。香りのピークは2時間ほど
満開の状態
真ん中に大きく飛び出した雌しべと周囲にびっしり並んだ雄しべ(午前0時)
もう寝ます。
すべて萎れて、昨晩のあの姿は夢だったのでしょうか。(翌日朝7時)