最近の私のブログ記事の中で、最も検索回数の多いキーワードが「黒ホオズキ」なのですが、この記事は昨年の夏に
書いたものでした。その花の名前のユニークさから、ヒットされるのだと思います。
確かに私も昨夏、庭に「黒ホオズキ」の苗を植えた時、やっぱりホオズキは赤でしょう、なのに黒いホオズキとは、
と興味津津でした。
ナス科オオセンナリ属の一年草で、花は青紫色、花は控えめ、英名ではシューフライ(Shoo Fly Plant)、
ハエや虫を寄せ付けない効果があるそうですが、蚊には効果がなく、この花のそばにいてもよく刺されます。
ところが実は、ホオズキとはまったく別種のもので、花後に緑色の実がつき、それがやがて茶色になります。
ホオズキのように種は丸い袋のなかにあり、ただホオズキのように遊ぶことはできません。
一方、本来のホオズキはナス科ホオズキ属の多年草、ホオズキの名前の由来が果実を鳴らして遊ぶ子どもたちの頬の様子
から「頬突き」と呼ばれるようになったらしいのですが、この赤いホオズキからは、子供の頃の長い夏休みをなつかしく
思い出すことができます。
きっと、黒ホオズキからもそんな遊び心を期待してしまうのかも知れません。