小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

「ぐりとぐら」の世界

2014-03-02 | 日常

童話「ぐりとぐら」が誕生して50年、それを記念した「誕生50周年記念ぐりとぐら展」が開催されると聞いて、
とてもなつかしく銀座の松屋まででかけてみました。


『ぐりとぐら』は中川李枝子さんの文章と妹の山脇百合子さんの挿し絵による、森の中の野ネズミ2匹が繰り広げる
楽しいおはなし。

子供たちが幼かった頃、この絵本が大好きで、まだ字が読めない頃は読み聞かせ、ひらがなが読める頃には
もうページをめくる手が行ったり来たり、どれほど楽しいひとときだったことでしょうか。

家にたくさんあった中川李枝子さんの童話も、それぞれ子供たちや孫の手元で読み継がれ、手元にこの3冊だけが
残りました。
あの頃、楽しそうな子供の横顔を見ながら読んだ「ぐりとぐら」も、ひとりでもう一度読んでみるとそのストーリーは
さることながら、挿絵の愛らしさに思わず見入ってしまいました。


赤と青のつなぎと帽子がトレードマーク、ぐりとぐらが、大きなフライパンで作るふんわり黄色いカステラ。
ライオンやゾウや小鳥たち森の動物たちとみんなで仲良く食べるシーンは、ほんとうにおいしそう!
甘い香りが漂ってきそうです。


「ぐりとぐらのかいすいよく」は、しんじゅ・とうだいの番人うみぼうずが、灯台の真珠のランプを岩の間の穴に
落としてしまい、ぐりとぐらが真珠を取ってきてあげるというおはなし、しましまの水着がまたおしゃれで可愛い!


シリーズの中では比較的新しい「ぐりとぐらのおおそうじ」
ぐりとぐらが楽しいことをはじめると、森の仲間たちが必ず集まってきます。
お揃いのベストを着ています。

しばらく遠ざかっていた「ぐりとぐら」の世界、久しぶりに幸せな時間に浸りました。

コメント (9)
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