例年よりも19日遅く今日、強い南風とともに春一番が吹き荒れ、待ちわびた春は穏やかな陽光とともにというよりは、
いきなり強い陽射しをともなってやってきた感じがあります。高知市では桜(ソメイヨシノ)が開花しました。
桜の便りも届きそうな陽気になりましたが、昨日は、早春から咲き続けている息の長い梅の花を、湯河原の幕山梅林
まで観に行ってきました。
実は、2月に行くつもりだったのですが、あの大雪の後だったためにで断念し、昨日リベンジとなりました。
湯河原の駅から緩やかな登りを1時間ほど歩くと、幕山のふもと湯河原梅林公園に着きます。2月から3月にかけて、
この一帯はおよそ4000本の紅梅・白梅が咲き、すでに見頃は過ぎていても十分に見応えのあるものでした。
幕山は標高626m、その山麓斜面に梅林があり、春の空気に溶け込むように山全体が薄っすら白みがかって見えます。
幕山の梅が魅力的なのはその借景でしょうか。大きな岩肌(ロッククライミングの名所)が、梅の花の間から見え隠れし、
周りは山が連なり、その山の懐に抱かれるように梅林があります。
山の中腹まで続く梅林を過ぎると、山頂に向けて登山道に入りますが、足元にはスミレの花も顔を出して、
カヤトの中をすすむと芝生の山頂に着くことができます。眼下には真鶴半島がみえました。
私は、この1時間半の登りに日頃の運動不足が応えたのか、すっかりヘトヘトになってしまいました。反省!