今、上野の国立西洋美術館で展示中のクラーナハの作品を、先日BS放送で阿川佐和子が
とても興味深く解説していたので是非観てみたいと思い、昨日上野公園のイチョウの黄葉
もちょうど見頃かと、絵画を観がてら出かけてきました。
休日の午後、どんなに美術館は混んでいるかと思ったのですが、人垣が邪魔にならないほどで、
ゆっくりクラーナハの世界を堪能することができました。
上野公園のイチョウの黄葉もちょうど見ごろでした。
常緑樹やすでに残り少なくなった桜の枝葉から覗くイチョウの黄葉は、はっとするほど陽に
輝いてそのまっすぐな姿がとても美しく感じました。
陽の当たり方によって黄葉と緑葉の織りなすグラデーションが見事な季節の移ろいを感じさせ
ていました。
大木のイチョウの木の下はすでに黄金色の絨毯が敷き詰められているところもあり、
晩秋の陽を背中に浴びながら、人々は思い思いの休日の午後を過ごしているようでした。
満開の10月桜は、少し黄葉の鮮やかさに押され気味でしたが。
ところで、庭に捨てたギンナンの種から芽を出した我が家のイチョウですが、
今秋で3年目、私の腰ほどの高さになりました。一人前の黄葉を見せてくれています。