ゴールデンウィークに入って、やっとお天気が安定してきました。
連休前半は毎年、庭の山茶花とレッドロビンの生垣を刈り込むことになっています。
今年もお天気に恵まれて、庭木の剪定と植木鉢の植え替えなど、よく働きました。
でもあと何年自分たちの手でこんな庭作業ができるのだろうかと思いながら・・・。
強風の日に咲いたボタンの花は記念撮影の後、早々と切り花にしました。
衣替えも一日かけてやりました。断捨離と言いながら、そう思い切ったこともできず、
袖を通さなかった服も片付け、今夏に着るのかわからない服もだして、なんの増減も
なく終わりました。年齢とともに思いっきりも悪くなるものだと思いながら・・・。
ゴールデンウィークは都内の方がが空いているだろうという予測で、文京区本郷界隈
から東大構内を通って上野まで歩き、鈴本演芸場で落語三昧をするというコースを
立ててみました。
坂の町 文京区本郷
樋口一葉が足しげく通ったという質屋
東京の坂の3分の1にもあたるほど本郷界隈は坂道の多い街
森鴎外や夏目漱石、樋口一葉などが歩いた坂、今ではだいぶ坂もなだらかになった場所も
あれば、車はもちろん人も躊躇するような路地と路地を結ぶ急坂もあり、名前も転び落ち
たら炭団のように真っ黒になってしまうところから命名された炭団坂や菊坂、さだまさし
の歌にも謡われた無縁坂など。
一歩路地に入ってしまったら迷いそう、そのまま玄関先まで行ってしまいそうな民家が
軒を寄せ合っている下町風情のある街でした。
東大の安田講堂、60年代の安保闘争時に立てこもった学生と機動隊が衝突し、機動隊の
放水を浴びた安田講堂をテレビで見ていたことを思い出します。
イチョウが周りの建物を覆うように茂り、1本の大木、クスノキの下は気持ちのいい日陰
となっていました。
三四郎池、主人公三四郎が思案を巡らせている時に初恋の人・美禰子に出合ったという池
上野鈴本演芸場での寄席は、落語のほかに漫才や三味線漫談、奇術ありの4時間に渡る
長丁場でした。
涙の出るほど笑い、前席のおじさんに振り向かれてしまいました。トリは林家正蔵でした。