10年近くの仙台赴任を終え、2015年5月から大阪へ赴任中のオヤジの日記です。
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よっぱのときどき日記



会社へ向かう交差点に卸町交番が有る。ここ以外に交番に心当たりが無かったので件のバッグを持っていくことにした。交番の入口を入った所にある机に若い女が突っ伏していた。服装は最近の若い子(どちらかと言うと昔で言うヤンキー系)がよく来ているダボッとしたスゥエットの上下だ。酔っ払いだろうか。それともラリッているところを連れて来られたのだろうか。その子が邪魔なので裏口へ回ろうとしたら二人いた警察官のうち年嵩の方が「いやいや、そちらからどうぞ。そっちは職員専用なので」と最初に入ろうとした入口へ誘導された。

扉を開けると若い女は少し椅子を引っ込めたので僕が通れるだけの隙間が出来た。後ろを通って女の隣に腰をかける。隣の女を観察してみると恐らく10代の後半であろう、金色に染めた髪にぼやけた化粧の下膨れの顔。身体つきにもメリハリは無く幼児体型とまでは言わないが洗練された大人の女の雰囲気は微塵も感じられない。酒の臭いもシンナーの臭いもしないからラリッているところを連れて来られたいう訳ではなさそうだ。ただ、遊びに来ているなんてことは無いから自転車泥棒か
二人乗りで文句言って補導されてきたのかもしれない。

「あのぉ、バッグ拾ったんですよ。普通落とすようなもんじゃないからひったくりか置き引きにでも遭ったんじゃないかと思って持ってきたんだだけど。」僕が言うと警官の間に少し緊張が走った。ゴルフに使うような人工皮革の手袋を両手にはめてバッグの中身を検証し始めた。中から出てくる物を一つ一つをじっくりと見ていく。身元のわかるものは無いかと探しているのだ。「預金通帳があったから身元は分かるよ。健康保険証もあったから旦那の勤め先もわかるし」と教えてやると年嵩の方の警官が預金通帳で住所と名前を確認してNTTの番号案内へ電話を掛けて電話番号を調べようとした。

妻の名義で電話を引いていることはあまり無いはずだ。通帳は3冊もあってどう考えても旦那だろうという名前の方で調べればよいのに敢えて妻(恐らく落とし主)の名前で調べている。案の定「そのお名前でのお届けはありません。」と言われたようだ。一般人と警察官では考え方が少し違うらしい。今度はNTTではないどこかへ電話をかけた。恐らく警察の関係なのだろう。こちらの方ではすぐに電話番号が判明した。持ち主宅へ電話をするが長い間呼び出しても相手は出ない。とりあえず遺失物拾得と権利放棄の手続きをして僕の連絡先を教え交番を後にした。

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マルちゃんの「昔ながらのみそラーメン」というのを少なめのお湯で煮て、湯が無くなるくらいまで煮て…液体スープと粉末スープをあえて食べたら滅茶苦茶旨かった♪
のびない程度にね

by Oz


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