10年近くの仙台赴任を終え、2015年5月から大阪へ赴任中のオヤジの日記です。
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よっぱのときどき日記



交番から帰ってきて15分ほどが過ぎた頃、見知らぬ電話番号からの着信が来た。電話に出てみるとさっき訪れた卸町交番からであった。「よっぱさんですか、あのカバンやっぱり盗難されたものだと判ったんですよ。大変申し訳ありませんが、今からもう一度交番の方へ規定だ抱けませんでしょうか。」という内容だった。言葉遣いは大変丁寧だけど要は犯罪がらみだと判ったからすぐ来い。それが市民の当然の役目でしょうが…という命令だ。なんだかちょっとムッとしたので(だから最初から言ってるじゃないの!さっさと調べないから二度手間だろうが!)と心の中で毒づきながら「いやぁ、ボクも今手が離せないんで一時間くらいは不可能ですねぇ。」と言ってやった。

相手は「そうですか…… 一時間…… うーん、じゃあ私それまで待っているように致しますので来れるときにお電話下さい。今、携帯電話にこちらの電話番号が出ておりますよね。それから、お越しになるときは印鑑を持って来ていただきたいのですがお願いできますでしょうか。」と力なく言うのだった。自分の勤務時間が終わりに近づいているのか、僕に書かせた書類を本署へ届けなくてはならないのかもしれない。勤務時間の終了であれば知った事じゃないし、書類を急ぐとしても一般人が考えても落し物じゃないとすぐ判るような物を安易に遺失物として処理した警官の責任だから僕の知った事じゃない。

しかし、善良な一市民の僕は「お巡りさん可哀想……」などと仏心を出し、それから10分後くらいには「これから行ける様になりましたけど行きましょうか。」と電話をしてあげた。電話に出たのは若手の方の警察官。「はぁ?よっぱさん?何?」な態度である。またまたちょっとムッとしたので「さっき、バッグを届けてもう一回来てくれって言われたから電話したんだけど、もういいです。」と言うとなにやら受話器の向こう側でモニョモニョと話している。年嵩の方の警官に電話をかわると「あぁよっぱさんですか~。すいませんねぇ。お待ちしておりますのですぐにお越し下さい。」だと(笑)

交番に行くと「いやぁ、申し訳ありませんねぇ。盗難届が出ておりまして…… 若林交番に届けていただいたら、すぐ判ったんですけど……」などとのたまう。おいおいちょっと待て。そりゃ無いだろう。「そんな事を言われたって、どの品物がどこで被害届けだされているかなんてこっちには分からないし、どこに交番があるのかも熟知しているわけじゃないからねぇ。通勤途中に見かける交番に持って来たんだけど悪かったね!」と言ってしまった。相手は「イヤイヤ、そういう訳じゃなくて……」と少々申し訳なさそうに言った。その後被害届を見ながら書類を作成することになった。

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