2年前の9月に定年退職になり推定年俸1,000万円から指定年俸350万円(21万*12+20万*4.9ケ月)と65%OFFになった彼。実際の手取り年収はいくらだったのでしょうか… 考えただけでも恐ろしいです。
賞与20万*4.9ケ月とありますが、これでも随分改善されたようで、その昔は金一封、その次は一律10万円という時代もあったそうです。
そしてその基本給も1年目は20万円、2年目は19万円・・・6年目以降は15万円と年々下がっていっていたそうです。数年目ともなると、時給計算すると都会では最低賃金に引っかかってしまうんです。
思うところはいろいろあったようですが、
上を見ればきりがない。下を向いてもきりがない… と
彼は引き続きその会社に通い続けることにしました。
それから約半年後の2022年3月21日、再雇用社員である彼に対して10日後の3月31日付で全株式を取得して子会社化するとあるメーカーへの出向の人事異動が発令されました。
大きな会社がもともと持っていた子会社へに社員を出向させる話は確かによく聞きますが、10日後に初めて子会社となる会社への出向命令です。珍しいですよね。
わずか10万円と少々の給料で、全く関係のなかった会社への出向命令。
表向き(というか正式表示でも)部長となっていますが、再雇用であるため一切の手当ては付きません。
給料は最初の額面のままです。
この一年間は本当に苦しかった。生活が特に… そして色々気持ち的にも…
と聞きました。
会社としては
「本来定年のところ雇ってやっている。ほかに就職活動してもろくなところには就職できないだろうし、コンビニなどのバイトより良いだろう。」
という感じでしょうか。
たまりませんね。
いらすとやさんより
続く…