中国での就労ビザ(Zビザというらしい)を取るのにかなりの手数とお金もかかると書きましたが、実際には
- (過去)勤務先の在籍証明書
- 大学または大学院の卒業証明書(学位の記載が必要)
- 無犯罪歴証明書
- 健康診断証明書
- 証明写真画像
- パスポート画像
- 履歴証明書
- (あれば)HSK中国検定証明書
というのが必要らしく、
1については会社が派遣させたいのだからは簡単ですが、
2は40年近く前に出た大学の卒業証明書を取る必要があり、
3は警察署で発行が必要で指紋採取と申請・引き取りともに郵送不可で約2週間の期間が必要です。
4は指定の病院を予約して
5の写真も中国用はかなり厳格なようで、写真の上から頭頂部までは3~5mm・写真の下から顎ラインまで7mm以上、顔の長さは2.8~3.3cm、顔の幅は1.5~2.2cm。できれば眼鏡なし。ピアスやネックレスも不可というような条件があるようです。
そんなこんなで書類集めに2~3週間。
その書類の中から2番の卒業証書と卒業証明書、3番の無犯罪証明書については日本外務省による「公印確認」と中国ビザセンター(駐日中国大使館)による「領事認証」の二つを得る必要があるそうです。
卒業証書のコピー(卒業証明書に学位の記載がない場合に必要)はあくまでも私文書なので、を公証役場に持ち込み公証人押印証明を受ける必要があります。
それと卒業証明書・無犯罪証明書の3点、公印確認申請書・返送先を記入した封筒とともに外務省に持ち込んで、申請をすると4開庁日後に郵送で返送されるそうです。
それが戻ってきたら、今度は「領事承認」のために東京・大阪・名古屋にある中国ビザセンターを直接訪問するか、3か所以外の管轄地に入っていない場合は、管轄内の中国領事館に申請します。
この中国ビザセンターの訪問にはネット予約が必要です。
これでようやくビザ申請する準備のうち本人が可能な事がひと段落。
ここまで結局約1ヶ月を要し、それでもまだ時間は必要です。
いらすとやさんより
これら8種類の書類をスキャンして、会社に提出すると、現地企業から【外国人来華工作許可通知申請】が行われ、中国側の審査の結果OKが出て通知が届いたら、再び中国ビザセンターを訪問して申請を行います。
その申請の予約を入れようとしても、コロナ禍の明けた直後の今中国へ渡ろう(渡そう)という人数はすさまじいらしく彼が予約できたのは約1ヶ月後の8月31日、そうまさに今日だったとのこと。
↑を過去形にしたのには意味があります。
続きはまた。