能美島にはかつてがんね鼻砲台・三高山砲台・鶴原砲台と3カ所に大規模な砲台が設置されていました。
日清戦争後、ロシアとの関係は悪化の一途を辿り、ロシアバルチック艦隊が軍港のある呉へと攻めてくる事態を想定して広島湾に砲台が設置される事となりました。
能美島にある3カ所の砲台も当時設置された物です。
その後バルチック艦隊は日本海海戦において壊滅したため、砲台は役目を終え廃止される事となりました。
ここにはかつて28㎝榴弾砲が設置されていました。
28㎝榴弾砲の砲台間には弾薬庫が設置されています。
28㎝榴弾砲の両脇にはピッカーズ式9連加砲が配置:弾薬庫
ビッカーズ式9連加砲配置跡。
北部砲台の弾薬庫跡
北部砲台跡から少し下ると広場になっていて、車道が上がってきている。駐車場とトイレがあり、砲台山森林公園の大きな案内板が2枚設置してあるのでじっくりと目を通す。ここから少し登ると南部砲台跡、さらに登ると東屋のある砲台山に着きました。三角点は東屋の北側の目につくところにありました。
砲台山(401.8m三角点)には東屋がありそこまではほぼ稜線上を行く。東屋から津久根島、弁天島、小弁天島が見える。津久根島の向こうに鈴ヶ峰がぼんやりと見えている。
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