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DE護衛艦せんだいDE-232 近海警備用護衛艦「あぶくま」型 4番艦  一般公開

2011-08-22 11:35:50 | 艦艇(自衛隊・保安庁・その他)

一般公開に行ってきました、せんだい( DE-232)です。せんだいはあぶくま型護衛艦の4番艦。艦名は川内川に由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍の川内型軽巡洋艦「川内」に続き2代目にあたります。


「せんだい」は、中期防衛力整備計画に基づく昭和62年度計画1,900トン型乙型護衛艦1232号艦として、住友重機械工業浦賀工場で、1989年4月14日起工、1990年1月26日進水、1991年3月15日に就役の後に佐世保地方隊第21護衛隊に配属されました。



1992年6月20日に佐世保地方隊第39護衛隊に所属、1997年3月24日に佐世保地方隊第26護衛隊に配属された。2008年3月26日に護衛艦隊直轄の護衛隊として第16護衛隊に編入されます。


2011年3月16日付で、第16護衛隊が解隊され、護衛艦隊第12護衛隊へ編入、定系港は呉です。


現在の海上自衛隊の護衛艦は第二次世界大戦中に船団護衛に用いられた護衛駆逐艦(Destroyer Escort)とは意味が異なり、海上自衛隊の保有する艦艇のうち航洋性をもつ現役の大型水上戦闘艦艇を指す。戦闘艦艇であってもミサイル艇や、武装があっても練習艦(元護衛艦を含む)や支援艦艇は護衛艦籍に入りません。



対潜任務を第一義とし、これを可能ならしめるための対空、対水上戦闘能力を付与され、世界的に見ても高度な装備を持ち、十分な整備と訓練を受けた艦齢の若い艦で構成されています。


創隊後最初に保有した艦艇は、アメリカ海軍から貸与されたパトロールフリゲートで、1952年(昭和27年)に発足した海上保安庁海上警備隊時代には警備船と呼び、1954年(昭和29年)の自衛隊創隊以降は警備艦と呼び、1961年(昭和36年)10月に護衛艦と改称された。予算編成等においては現在でも「甲型警備艦」「乙型警備艦」の名称が使われている。艦の名称は天象、気象、山岳、河川、地方の名称から採られます。




航空母艦や補給艦といった他の艦艇を護衛する任務に就いている艦を「護衛艦」と呼ぶ事もあるが、これは任務に対するものであり艦種としての名称ではない。また、過去旧日本海軍においては、旧式戦艦の転用や漁業保護、船団護衛を目的とした艦種に海防艦という名称を充てていました。

アメリカ海軍は原子力空母を中心とする空母打撃群によって海上戦力を構成するが、航空母艦を持たない日本の海上自衛隊では、ヘリコプター搭載護衛艦を中心としたDDHグループと、ミサイル護衛艦(イージス艦)を中心としたDDGグループ各4個から戦術単位を形成します。


4年周期で半年程度を要する大規模なドック修理がある。ドック修理終了から約1年間は、低練度艦として基礎的な訓練を繰り返し、その後1年間は、高練度艦として実戦的な訓練を消化します。ドック修理から約2年経過後、約1年間を即応艦として実任務に対応し、次のドック修理まで活動する。この運用体制下では、即時実戦配備可能な護衛艦は全体の4分の1程度で、全護衛艦のおよそ3分の1は出港して訓練中、3分の1は移動中または帰投中、残り3分の1が入港して休養中または整備中となる。護衛艦の寿命は、約30年程度とされます。

新造の艦艇にはステルス性も意図されており、形状を工夫してレーダー反射面積を低減させる(レーダー反射断面積)設計、対潜水艦戦に影響を及ぼす騒音の低減、船体磁気の消磁による磁気感応機雷対策、船体外観や排煙による被探知を避けるための設計などが行われています。
出港中の訓練 は年間出港日数は約120日程度とされます。出港中は24時間体制でレーダー、逆探知機、ソナー、目視などによって、海上輸送路(シーレーン)への脅威となり得る国籍不明艦船や潜水艦に対する哨戒を行なっています。護衛艦に搭載しているSH-60J、SH-60K哨戒ヘリコプターは、スクランブル発進に備えて、常時、哨戒待機(アラート)状態にあります。

出港中の艦内では、常に各種訓練が実施されています。

特に火災は想定することが容易で、重大な被害をもたらす危険もあることから消火訓練の回数が多いとされる。船体の姿勢変化や沈没に繋がるため大量の放水が行えない艦船内での消火作業に対応するため、消火器を用いた初期消火から、各種消火装置を使用した本格的な消火訓練が実施され、油火災、電気火災の想定や、排煙通路の設定、応急電路の設定、隣接区画の冷却、被害局限などの訓練も行なっています。

射撃やミサイル発射訓練は、年に数回程度とされ、そのほとんどがシミュレーションとして実施されています。ヘリコプター搭載護衛艦では、高練度を要求されるヘリコプターの発着艦訓練が頻繁に行われる。

個艦での基礎的な訓練を消化した後は、僚艦との共同訓練、実際の潜水艦を使用した実艦的対潜訓練、航空機との空水共同訓練、補給艦との洋上補給、派米訓練、環太平洋合同演習などの実戦的訓練をこなしていくことになります。


入港中の訓練は、入港中の護衛艦の3大任務は、整備、補給、広報といわれています。それに加え各種教育、訓練も実施される。 護衛艦はレセプションなどの広報任務も帯びているため、船体の整備にも時間がかけられます。

警急呼集(非常呼集)を受けた場合、列車で2時間以内に帰艦できるよう定められているため、上陸した乗員の行動範囲には制限が生じます。行動範囲外に出る場合や海外旅行などは、別途に休暇申請をして許可を受けなければなりません。艦内では、いつでも出港できるように当直員が確保されており、完全に無人になることはありません。

艦内の編制は、艦内の上級指揮命令系統を示します。戦闘艦であるため、砲雷長や船務長が航海長や機関長より先任となります。


艦長
    副長(砲雷長、船務長、飛行長、機関長が兼務する場合がある)
    1分隊(砲雷科)
     砲雷長 大砲、ミサイル、魚雷、機関砲の他、射撃管制レーダー、ソナー、探照灯、  錨、短艇、クレーンの操作も担当する。
     砲術長
     砲術士 運用員、射撃員、射撃管制員、ミサイル員、VLS員が配置。

     水雷長   

    水雷士 水測員、魚雷員が配置されている。     2分隊(船務科、航海科)     船務長 CIC(戦闘情報中枢)の運用 レーダーや無線通信などの電子機器の操作、整備が主な業務。
     船務士 情報、電測、船体消磁を担当。電測員、航空管制員が配置されている。
     通信士 通信、暗号作成のほか、航海中は航海長を補佐。通信員が配置。
     電整士 艦内の電子機器の整備を行う。電子整備員が配置されている。
     航海長 航海、信号、見張、操艦、気象観測に関して担当する。
     航海士 航海員、信号員が配置されている。
    気象士 気象員が配置されている。
     3分隊 (機関科)
     機関長 エンジンや発電機、油圧、空調の管理を担当する。また火災や浸水に対して、ダメージコントロールといわれる艦内の防御を担う。
     機関士 ボイラー員、ガスタービン員、機械員、補機員が配置される。
     応急長 応急士 電気員、応急工作員、潜水士、ひゅうが型以外のヘリコプター搭載護衛艦には艦上救難員が配置されている。
     4分隊(補給科衛生科)。
     補給長 経理、補給、給食、文書交換などを担当する。補給員、経理員、給養員が配置されている。
     衛生長 艦内の衛生管理や乗組員の健康管理や診療、衛生機材の整備を担当する。衛生長は補給長など兼務する場合が多い。 衛生員が配置されている。
     5分隊(飛行科) SH-60J/K哨戒ヘリコプターの整備補給を担当する。
     整備長
     整備士 航空機体整備員、航空発動機整備員、航空電機計器整備員、航空電子整備員、航空武器整備員、ひゅうが型護衛艦においては艦上救難員、発着艦員が配置。



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