goo

1泊2日で退院

2022-05-14 12:26:00 | がん治療

<今回の東病棟からは夕焼け空と新幹線が見えた>

5/10に術後化学療法の初回、予定通り無事に1泊2日で退院出来ました!
退院日は調子が良くて、一人で電車徒歩で帰りには買い物して戻ってきて、翌日も午前中は駅前まで用事に出ることが出来たのだけど、昨日はあまり調子が良くなくて胃のむかつきやめまいがあったり、やはり日によって違うので油断せず無理せず焦らず様子を見るべしなのだと感じております。
抗がん剤点滴後しばらくは冷たい水や物に痺れを感じるのだけど、今の気温だとほとんど気にならなくて冬とは凄く違うと実感。
あと今回調子が良い!と思ったのは、お通じが入院2日後から続けてあることで、これはおそらく今回処方してもらった整腸剤が今までのビオフェルミン(乳酸菌)からミヤBM錠という酪酸菌の薬に変わり、それが身体に合っていたのかな?と思われます。
といっても、他にもこれまでと違う薬が出るようになったので理由は確定出来ないけど。
これまでは、抗がん剤と制吐剤の点滴の副作用ために1週間くらいは酷い便秘に悩まされて、それを調整するために漢方薬やら酸化マグネシウムを飲むタイミングや量など色々と試行錯誤を繰り返してきたので、こんなにスムーズなお通じが来てくれるとは?!と驚いています。
以前は飲み薬の処方は内科だったのですが、腫瘍内科にバトンタッチされてから薬の処方も入院中の回診も外科に変わりました。
なんせ、腫瘍内科の先生は普段は日赤にいるわけではないし、多分週一なのでしょう。
ビオフェルミンについては手術前後に一旦ストップしていたけど、再開したいと腫瘍内科の診察時にお願いしたらそのようにカルテに打ち込んでいるのを見たのだが、病棟に薬剤師が来た時に聞いたら院内処方では別の整腸剤になると言われ、それでも構わないから出して欲しいと話したらミヤBMになったのでした。
ビオフェルミンは院外処方箋でないと出せないそうで、なぜそのようなシステムなのか不思議だけど、結果的に身体に合うものに巡り合えたようだから良しとしよう。
こちらにとっては効くならどれでも構わないのです、市販薬を買ったりサプリを飲んだりするよりは処方箋出してもらう方が安いだろうというだけで。。。
市販の整腸剤の中には乳酸菌と酪酸菌など数種類が配合されているものもあってそれには興味があるけど、保険が効いて効果もあるなら市販品を買う必要はないし、入院時には病院で出している薬以外を禁じられているので、もしも次に入院した時に困らない様に普段から病院処方のものに慣れておきたいということはあるわけです。
今回内科の時と変わった薬の内容としては、前は痺れの副作用を緩和するという漢方薬で牛車腎気丸が出されてましたがそれが無くなり、メトクロプラミドという吐き気止めの錠剤が毎食後で処方されました。
これがネットで調べると食前に飲むとなっていて、吐き気止めなんだからその方が効果があるだろうと思う・・・、なのになぜか食後の指定、間違ったのかなぁ?って思います。
この薬については前でも後でも大きな問題は無いようだけど、これを飲むようになってから入院前よりも食欲が落ちたのと、副作用として眠気とめまいということで車の運転が禁止なので、いずれにしても来週仕事を再開したら運転する日は飲めなくなるし、今は自分の判断で食前にしてみたり食後にしてみたり抜いてみたりで体調の変化を観察してます。
あとは抗がん剤のエスワンタイホウ20mg、これは以前の処方の後半の時期と同じ。
前半は1錠25mgだったけど血小板の低下で20mgに変わった。
血液検査の結果のプリントを内科医の時はくれなかったけど腫瘍内科の先生は渡してくれて、血小板は現時点15あり低めではあるけど前の化学療法の後半よりは回復していることが分かった。
検査結果のプリントを頼まなくても出してくれたのは、ありがたいです。
前の内科医の時は血小板の数値を聞くと口頭で伝えられるだけで、プリントを頼もうかと考えた時もあったのだけど、結局言い出せずにいた。
やはりきちんと理解して納得して治療を受けて行きたいし、自分の検査結果なのだから他の数値もチェックしてみたい。
そのことをこちらから言わなくても、検査結果は渡すべきものと理解している医師の方が信頼感が持てると思いました。
内科から腫瘍内科へのバトンタッチで変わったことは他にもありまして、入院日の検査てんこ盛りのどたばたも書いておきたいのだけど長くなったのでまた追ってアップしたいと思います。


<今回は常食となり、夕食がハンバーグだったのと果物も付いていて感動>



goo | コメント ( 0 )

コロナ自宅療養で入院給付金が入った!

2022-05-09 12:23:00 | がん治療

<4月末には女友達とカフェでケーキが楽しめた!>

今年1月後半に体調を崩して半月寝込んでいた件は2月頭のブログに書いたのですが、その時点では病状の詳しい説明を控えたのだけど実はその時はPCR検査で陽性が判明したという事件がありまして新型コロナ感染症で8日間は自宅療養だったのです。
その頃にニュースで自宅療養でも入院給付金が出ることを知り、保健所からは半月後に「患者等届け出事項及び就業制限通知書」という書類が届きました。
その後は色々バタバタしていましたから手続きが遅れたけど、国民共済の医療コースとオリックス生命の医療保険から無事に入院給付金をゲット、合計76000円。
もちろん、癌の手術入院に関しても請求していますが、上記は8日間のコロナ自宅療養の分です。
コロナ陽性による療養は、入院だけでなくホテル療養でも自宅療養でも保険の入院給付金が出るということを知らない方が多いようなので、その情報を書いておきたいと思って遅ればせながらアップしました。

ちなみに感染当時の状況はというと、私は病院と近所の買い物程度しか出かけることのない時期でしたし、オットが軽い風邪症状だったので持って帰って来たのかなと思います。
私は悪性腫瘍という基礎疾患のある身だったので発症したのでしょう。オットは2回抗原検査をして両方とも陰性でした。
症状については発熱は38度台が出た翌日に一旦37度台まで下がり、その後上がったり下がったりだったので風邪かなという程度でコロナを疑うことなく1週間は様子を見ていました。
しかし途中からこれまで経験したことのないレベルの浮腫みと筋肉痛が出て、1週間で4キロ体重が増え靴も履けないくらいの酷い浮腫み方に恐ろしくなりました。
発熱と共に筋肉痛と酷い浮腫みがあると電話で話すと、掛かっていた日赤からも他のクリニックからも発熱外来へと言われるだけでどこも診てくれない、掛かり付けだったクリニックからも拒否されて途方に暮れたのだけど、オットが以前にPCR検査を受けた近所の内科医院に電話で相談してくれて、基礎疾患があることと容態を説明したところ肺炎の可能性や浮腫みの原因についても合わせて検査してくれることになったという流れでした。
腎臓や心臓の病変の可能性は低いということで、ひとまず胸を撫で下ろしたのだけど、まさかPCR陽性という電話が翌日かかって来るとは思ってなかったです。
医師からの電話の翌々日に保健所から電話があり、基礎疾患があるので入院という話も一瞬出たのだけど、熱はすでにほとんど下がっているので自宅療養で良いということになりました。
浮腫みの方はピークから1週間くらいで概ね元に戻りましたが、発熱からそこまで半月余、これほど不安を感じたのは人生初だったかも。
何しろ経験のない浮腫み方で脚が風船のように膨らんだ状態はこの先どうなるのかとすごく怖かった。
しかし味覚障害は全く無かったし咳や喉の痛みもほとんどなく、強度の浮腫みというのはコロナの症状として挙げられることがないので医者も首をかしげる状態でした・・・、こういうケースもあるのですね。
結局すべては、抗がん剤による免疫力の低下から来ていたということだったのかなぁ。
コロナの後遺症は全くなく、その後に決まったスケジュール通りに癌の手術を無事に受けることが出来て幸いでした。

先週末で手術から2ヶ月が過ぎ、食事量はようやく以前の半分前後食べられることも増えて来たし食材の制限もほとんど気にしなくて良さそうな感じ。
4月末は友達とケーキ&お茶で語り合うことも出来たし、少しずつ出来ることが増えてきて嬉しい今日この頃。
明日は術後化学療法の初日で入院しますが、多分1~2泊で帰ります。
あとは焦らず、胃腸の調子を大きく崩さないよう穏やかに過ごして行こうというところです。

<連休中に散歩した近所の遊歩道>



goo | コメント ( 0 )

術後化学療法

2022-04-13 18:24:00 | がん治療

<お散歩コースの八重桜ともみじ>

先週、退院後初の外来で外科の主治医から病理検査結果を聞いたところ、術前の見込みよりも状態が良くなくてステージ3Bでした。
切除した部位の一部に深く浸潤している箇所があったので、治療を継続しなければならないことになり、昨日は腫瘍内科の医師と面談して来ました。
そもそも、当初ステージ3か4と言われていたのが手術直前に2Aの見込みというのは本当かなぁ?と半信半疑ではあったし、いずれにしても術後の化学療法がある可能性は覚悟していたので、特に大きなショックは無かったのですが、改めて深く実感したのはどんなにCTやPET CTを撮っても本当のところは切除してみないと分かんないってこと。
大動脈のリンパ節にも他臓器にも転移は見られなかったことは確かで、本当に幸いなことでした。
一応深部に残っているかもしれない可能性を考えて、再発防止のために半年間の化学療法が必要なケースということで、薬は1月まで半年間続けたものと同じだし前よりは気持ちは楽です。
術後でまだ食事がスムーズに取れない状況で抗がん剤治療に突入する不安は少しあるけれど、術後2ヶ月からのタイミングで良いということなので、5月の連休明けからのスタートに決めました。
初回は2~3日の入院だそうですが、もうすっかり慣れましたよ、入院にも抗がん剤点滴にも。
手術や昨年の初回の抗がん剤に比べれば、どーーーってことないです。
分子標的薬のハーセプチンの初回投与は量が多く、具合が悪くなる方も多いらしいけど、私は昨年ハーセプチンの初回投与量を2回経験していて、どちらの時も普通に電車徒歩で帰宅出来たので特に心配はしていないです。
先週、術後1ヶ月の節目を越えて、食事については入る量は少ないながらも段々とペースが掴めてきたし、先日は術後初の調律にも出かけて来て近場であれば普通に仕事出来る実感があるので、今月は調子が良い期間に出来る範囲で仕事をこなしておこうと思います。
5月からまた3週間サイクルの治療が続くけど、半年の辛抱だし体調の変化には経験の蓄積がある分、気持ちの余裕を持って対処できると思う。
今回、化学療法の担当が消化器内科から腫瘍内科に変わったのは、良かったと感じました。
日赤のWebsiteにはまだ正式に腫瘍内科は載っていないのでネットで調べたところ、がん研有明の医師がコンサルで定期的に診察を行うシステムになったことが分かった。
化学療法のエキスパートですし、とても丁寧な説明で好感が持てました。
指の痺れの副作用については、仕事や家事が出来ないほどの悪化があった場合はその副作用の原因である抗がん剤、オキサリプラチンだけを停止して、分子標的薬と飲み薬は継続する方法も可能との答えを頂いたので、安心してあと半年を乗り切って行こうと思います。

goo | コメント ( 0 )

術後3週間

2022-03-28 15:58:00 | がん治療



<見沼代用水西縁沿いをドライブ>

今日で手術から丸3週間。食のリハビリは半歩ずつ進んでいるという感触です。
術後2週間ごろまではゲップをするのが痛かった=食道の縫合部が痛むのだろう=ということもあり水分も一口ずつという状態だったけど、今は痛みがかなり減って大分順調に水分摂取出来るようになって来ました。
とにかく一回の食事量が少量しか入らないので一日5回に分けて、といっても2回はおやつ的にプリンとかヨーグルトなどですが、2~3時間ごとに何か口に入れることになるので、意外と忙しいです。
最初は茹でうどん一玉を食べるのに10食に分けるほどちびちびだったけど、ここ数日はそれがやっと8食になったかなぁってところ。
パンは好きなのでそこそこ進むけど一食に8枚切りを2分の1枚ほど。
生絞りジュースを1カップ弱作ると、ミルクティーはカップ4分の1しか飲めなかったり。
そんなわけで水分摂取量に不安を感じて、スポーツドリンク的な物を作りちびちび飲むようにしてます。
雪の降った日はあまりの寒さに身体の冷えが収まらず傷口が痛んで、終日布団にくるまって読書してたり、午前中に買い物に出ると午後は少しベッドで横になる日もあったりですが、退院時にあれま~と思うくらい細くなってた太ももと脹脛の筋肉は少し戻って来たので、トレーニングというほどのことは出来なくても家の階段を一日2~3往復したりSix pad foot fitをするだけでもそれなりの効果はあるのだなと感じています。
日本人は胃癌の多い人種ですし、胃の手術を経験した人の話を聞いたことがある方はそこそこ多いと思うのだけど、元の量が食べられないといっても満腹感が早く来るのだろうというイメージを持つ方が多いのではないかな?少なくとも私はそのように想像していました。
しかし想像とは大分違いました。健康体には満腹感というのは満足感、幸せ感があると思うけど、今のところ空腹感があまりなく元の10分の1程度の量ですぐに苦しくなってしまい嘔気に繋がらない様に自分をなだめるという状態がしばしば起こる。
夕方疲れが出ると夕飯を食べる気力がなくなってしまう日もあります。
食べた直後に胸のつかえ感が出る心配から買い物等に出掛けるタイミングは食事の1時間後以降、でもその後しばらくすると今度はエネルギー不足を感じて歩くとふらついたり立ち眩みしたりで、丁度良いタイミングを図るのは案外難しい。長時間はもちろんまだまだ無理。
胃の消化能力が戻るには予想より時間が掛かりそうだけど、少しずつ調子の良い日は増えてきているので、引き続き焦らず回復を待ちたいと思います。
前日よりは食べられるようになっているか、毎日が実験。
今日は思わず苺を買ってしまいました! バナナはOKだけど、他の果物は缶詰、すりおろしリンゴが推奨ということで、今まで食べずに来たけどそろそろ許されるかなと。
柑橘類はダメということなので、好きなデコポンは今シーズンは諦めた。
今日は午前の陽ざしが明るいうちに、車で郊外の桜ポイントを眺めてから食材の買い物をして来たけど、春の花々に癒されている時は胃の不安定さをすっかり忘れることが出来て楽しいお出かけでした。
桜が残っている間に、もう一回ドライブしたいな~。

goo | コメント ( 0 )

退院3日、食のリハビリ中

2022-03-20 16:21:00 | がん治療

<母の残した古いジューサーが活躍中>

退院から3日経ちました。
昨日は外を少し散歩することも出来ました。
ロボット支援下のダ・ヴィンチによる手術自体は想像以上にとても予後が良いです。
おへそ回りの器具を入れた部分の数ヶ所の傷についてはもう大きな痛みは感じなくて、傷口が少し痒くて着々と治ってくれていると感じますが、メインの傷は胃と食道のつなぎ目にあるわけでして私の場合は食道の一部切除もありましたから一般的な胃癌手術よりも食道のダメージがあるようです。
そのせいか、食べ物を飲み込んだ時の胸のつかえ感がなかなか取れない。
手術前日から丸4日間の絶食後、術後3日目から出た重湯と具無しの味噌汁は、まず食べられることの喜びに加え味噌汁の塩味にそうだ!私はこれを求めていたのだ!と感動し、1回を少量ずつ1日6分食ということで出ていたおやつ系の食べ物なども完食して胃の順調な回復を感じていたのだけど、術後5日目の三分粥になったところから出される食事の全体量が一気に増えて、それを頑張って出来るだけ食べようとしてしまったら一気に不調に転じてしまい。
量を減らしてもゆっくり食べても、2日に1回は戻してしまうので段々と食べるのが怖くなり退院前2日間はほとんど食べられない状態になった。
専門家がきちんと考えて組んだメニューとはいえ、朝8時の朝食と10時の分食、12時の昼食と15時の分食、18時の夕食と20時の分食、このペースで矢継ぎ早に出されても消化しきれないのでは?と思いましたです。
嘔気を感じたら食べなくて良い、無理しないようにと何度も言われたし、その程度の嘔吐は薬を使うほどではないようで病院でする治療はもう無かったのでいつ退院しても良いということになり。
とにかく家に帰れば自分のペースで自分の好きな物を少しだけということが出来ると退院を決め、戻った日はぐったりしていたけど、翌朝に作って飲んだ生絞りジュース(人参と林檎とレモン)の美味しかったこと!、生きている喜びを感じましたです。
食欲と胃の消化能力の回復については最低でも1ヶ月は掛かるようで、当面食事内容の制限もあるし1歩1歩焦らず少しずつです。
胃の手術で味覚が変わり食欲が戻らないケースもあるらしいので、私は味覚が変わらずに済んでいることが本当にありがたい。
食べ物が下りて行かない感じなのは、まだ縫合部の腫れが収まっていないということもあるでしょうし、昨日と今日を比べてみると1食一匙ずつ食べられる量が増えているかもしれないと思います。
今のところ1食に茹でうどんが一玉の十分の一とか、クラッカー3枚とカップスープ1杯とかそんな量しか入らないのだけど、今週後半くらいには胸のつかえ感がもっと減ってくれるのではないかな。
ちなみに病院で食欲減退を感じてからも毎食お粥攻めにあっていたせいで、しばらくお粥は見たくない状態。。。
体重はこの2週間で5キロ落ちましたが、脂肪じゃなくて脚と胸の筋肉がずいぶん減りました。
筋力のリハビリも意識して行かねばならないですが、これも焦らず少しずつですね。
体重はぼちぼち、Mサイズだった高校時代の体重にたどり着く(一番太っていた時代は今より15キロ多かった)ので、この先は減り過ぎることもやや心配だけどリバウンドにも気を付けて行きたいです。
4月になったら水中ウォーキングが再開出来ると良いな。
今後については4月頭に病理検査結果の告知があり、しばらく術後の化学療法をする可能性もありますが、まずはあまり考えずに今は無理せずのんびりと過ごすようにしていきたいと思います。


goo | コメント ( 0 )