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化学療法3サイクル目

2021-09-04 10:50:00 | がん治療


8月31日に3回目の抗がん剤点滴を受けました。
今回の研修医は前回の先生よりも慣れていて、こちらの希望に沿って左腕、初回のラインは血管が硬くなってしまったので別の箇所でとお願いしたところスムーズに刺してくれて痣もほとんど出来ずグッジョブでした!
あと、今回の新登場のケアとして、点滴終了後のテープの糊をはがす時にリムーバー液のコットンが使われて、これはとても良かったです。
点滴をした腕はビリビリ痺れているので、点滴の針と管を固定している強力なテープをはがす時に超痛いんだけど、それが凄く楽になってありがたかった。

さて、前回の治療報告以降の状態の推移について更新をしていなかったのは、ぶっちゃけ体調が悪かったからです。
2サイクル目の時に薬剤師から丁寧な説明を受けて、吐き気止めの点滴が便秘を起こすことは多いので早めに酸化マグネシウムで対処することを勧めると言われたわけですが、酸マグだけではやはりお通じはなくピコスルファート(滴下タイプの下剤)を前回の半量使ったところお通じはあったのだけどその後2日間また止まってしまって、中二日で再度使ったところ今度は下痢が止まらなくなりました。
なんと、それ以降2週間下痢が続いたのだった。
下痢も抗がん剤の副作用としてあるので、下剤でその引き金を引いてしまったということかなぁ。
下痢と言っても日に何度もトイレに通うような状態は最初の3日間だけで、以降は1日1回には収まったのだけど、いつまで経っても水様便の状態だと食事も消化の良い物をと気を使うし食欲も低下気味の時期があり体重も一時期は減って少々焦りを感じた。
でも調子の良いタイミングも数日あったので、8月中に計3回はジムのプールに行けたし、休薬の時期に仕事1軒と友人の流木アートの作品展「いのちのかたち展」郷津晴彦/栗原明、西荻まで車で出掛けて友達とお茶することも出来た。
体調の良い日に画廊に出かけることが出来たのはとても大きな喜びだったし、そういう楽しみを大切にすることがきっと治療にも良い効果をもたらしてくれるだろうと思います。
下痢中に、以前からお世話になってる漢方薬局で「かっ香正気散」を処方して貰って対処していてこれが私には合っていると思うので、今回の通院で医師に相談したら「私も漢方は良く処方するんだけど、この薬は知らなかった。調べてみますね。」と検索をかけてくれたのだけど、日赤の処方薬では取り扱いが無いそうで、一応酷い下痢の時だけ飲んで、でも出来るだけ使わない様にという薬と、あとはビオフェルミンを出された。
ビオフェルミンは市販のとは少し内容が違うようで、身体に合うなら処方箋で保険が効くのは金銭的に助かります。
担当の医師はこちらの薬への要望をあっさり聞いてくれる人で、酸化マグネシウムは前回は余りがあるから要らないと伝え、今回は2週間分出して欲しい、痺れを抑える漢方は休薬中は休んでるから残ってるので今回は要らないという私の細かい希望をすんなり了承してくれるので、そういう面で話しやすい人。
医師の中には、処方した物は休まず必ず飲むようにという人もいるかと思うけど、患者の意見も受け入れてくれて下痢している時はなるべく止めないで出しちゃう方が良いという漢方の考え方も共有しあえていることが分かり、信頼感が増しました。
必要のない薬は出来るだけ飲みたくないわけだし、自分の便秘や下痢への対処方法はこの年齢になれば経験である程度分かっているわけで、抗がん剤の副作用という特殊な事情はあっても下剤が効きすぎる体質であることは医師よりも自分の方が理解している。
というわけで、毎サイクル実験状態なんだけど、今回の点滴後の便秘にはピコスルは避けたかったから漢方薬局で試供品を貰ったササスルーという漢方系の下剤を半量試し、半量ではダメで追加したら初日は下痢したけどその後まあまあ落ち着いています。
このまま安定してくれると良いなぁ~。
この数日の倦怠感はそんなに強くはないのですが、めまいがするので外出は難しいし料理も手間のかかる物は作る気力が湧かないけど、点滴後1週間はそんな感じと自覚することにしました。
その時期は焦らず、ゆっくり読書を楽しみます。

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