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化学療法10回目

2022-06-04 12:41:00 | がん治療


今週火曜はケモ室で10回目の抗がん剤点滴でした。
ケモ室とは外来化学療法室のことでして、化学療法=Chemotherapy(ケモセラピー)なのでそう呼ぶことを知りまして、その略称で書いてみた。
前回は術後初で1泊入院だったので点滴は病棟のベッドでしたが、3週間後の今回ケモ室での点滴は1月以来だった。
春にシステムが改変されたらしく以前とは流れが変わりまして、以前は私の場合点滴の開始が午後だったのが今回から早まりました。
前は10時ごろケモ室で受付をしてから採血室に行き、その後戻って問診、11時に内科の診察、点滴は午後1時からだけど針を刺すのは医師と決まっていて医師待ちの時間があり開始が13時半になると終了は17時半を回っていたのです。
以前に液漏れ事件が大きなトラブル(抗がん剤の液漏れは怖いのです)になったことがあったそうで、それ以来、針刺しは医師という決まりになっていて、慣れてない医師より慣れてるナースの方が良いのにと思っていたわけですが、看護師が針刺しをして点滴開始するシステムに戻ってくれて昼休憩無しで診察後はすぐに点滴ということになりました。
で、それを知らされてなかったからお昼ご飯はどうすれば?と聞いたら、買って戻って来るようにとの指示。
2階のベーカリーでパンを買って戻り、4時間点滴コースの私はリクライニングチェアではなくベッドに案内されました。
11時半ごろ点滴スタート。ちょこちょこ交換する時に食べるのは落ち着かないので、最初の制吐剤とその後のフラッシュ(生理食塩水で管を流す)が済んでから野菜ジュースと調理パンを1個。
カフェの方で食べられればスープかカフェラテくらいは飲めたかなと思うと少々味気ないけど、まだそんなに量が食べられない身でもあるし結果的に終了時間が早くなったのは良かったと思う。
次回はおにぎりと温かいお茶でもポットに入れて持って行こうと思います。
予定通りに15時半には点滴が終わり会計と調剤薬局に寄って、北浦和で惣菜を買い物しても17時には帰宅出来た。
待ち時間が減りトータルで1時間半ほど短縮されたので、今後3週間に一度の点滴通いは前よりは気持ちが少し楽かな。

体調の方は、前回の点滴時に全く不調が無かったので舐めていたら、帰宅後しばらくして37,6度の発熱。
化学療法10回目にして初の発熱でしたが、点滴中にもベテランのナースが「10回目ですけど、体調どうですか?」って聞きに来て、どうやら10回あたりから副作用が悪化するケースが多いらしく、数時間後にこういうことかと納得したのでした。
翌日には37度前後に下がり今日は平熱になりましたが、時々めまいはあるので出かけるのは躊躇する数日を過ごしてます。
でも家事労働はまあまあ普通に出来ていて寝込むというほどでもないし、食欲も点滴前と比べて大きくは変わらない。
ただ、やはり便秘問題は点滴とはセットですね。
術前とは変わったこととして、食べられる量が減ったので出るものが少ないせいかお通じの回数も少ないのです。
前回の点滴後に処方されたミヤBMが良さそうだったのは結局ほんの一時で、その後は芳しくなく今回はビオフェルミンを出してもらいましたが、それでもとにかく出ない。
お腹が張って苦しいということはないのだけど、以前は毎日あったお通じが3~4日に一回だったりするので腹痛が起きないかが不安ではある。
もう少し食事量が増えると変わってくるのでしょうし、主治医が言っていたように術後の体調の戻りは半年が一つの目安というのはそうなんだろうと実感しつつある。
胃の調子は今はもう食材は選ばなくても問題なくて量が入らないだけだし、3ヶ月後には今より数段良くなっているでしょう。
そして、化学療法が重なることによって副作用が重くなることはあるかもしれないけど、あくまで再発予防のためであって薬を減らす選択肢もあるのだから無理のない範囲で続ければ良いのです。
今のところ血液検査の結果は血小板も白血球も腎臓肝臓の機能も問題なく、抗がん剤のダメージには案外と強い方なのではないかと思ってます。
あと6回の化学療法で卒業、きっぱり卒業できると信じているのは、私は3月の手術で傍大動脈リンパ節という部分に腫れがあったのでそこも切除していて、病理検査の結果その部分に転移は無かったから。
数年後にリンパ節転移が見つかるというケースはたまに聞く話だけど、少なくともその部分については取ってしまったわけだからそこから広がることはないわけ。
予定通りに行けば10月下旬に服薬も含めて卒業!
昨年の化学療法中の、いつまで続くのか、手術にたどり着けるのかそれとも延命のためにいつまでとも知れず化学療法と副作用に悩むことになるのか・・・という状況と比べると実に晴れ晴れとした気持ちです。
このままゆったりと乗り越えて行きたいです!

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