とても見応えのある作品でした。上映時間2時24分と長尺ですが目が離せない話の作りで飽きません。戦争がテーマでも、
映像が素晴らしく綺麗で現代のパートが入ってきているので戦争映画の暗い印象は有りませんでした。
日本海軍の特攻隊員として戦地で散ったゼロ戦パイロットの秘話を描いたものですが当時の軍隊で岡田准一さんの役(宮部久蔵)
みたいな事を実際口にできる人はいなかったと思います。国の為に死ぬことがこの日本の国のためだと当時は信じられていたんですから。
宮部久蔵の様に家族の為に生きたいと思うのはまっとうだと思う。当時は非国民ですよね。
しかし映画の中でも言っている「一人が死んでも戦争は終わらないし、何も変わらない」「ただし、死んでしまえば家族は困るし、悲しむ」
その通りだと思います。だから死にたくない。当然の事です。当時の日本はそれが普通では無かった。
この映画を通じて今の若い人たちにも命の尊さを解ってほしい。ゲームみたいにリセットは出来ないんだよ・・・
そして、最近この国もPKO法を拡大解釈し某国に弾薬を提供しているが、如何な物か?某国と関係を改善したいのか?
オッと話がずれてしまいました。この映画すごい理解できるし、共感も出来る。人の事を思い、人の為に行動する。
素晴らしい映画でした。涙なくしては観れませんね。 是非皆さん観て下さい。 映画って本当に良い物ですね。★★★★