ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、天賦の才能を持つ脳外科医として名を馳せていたが、ごう慢さが玉に傷だった。
彼は地位も名誉もリッチな生活も手に入れていたが、交通事故によって全てをなくしてしまう。神の手と崇拝された両手の機能を取り戻す
ため、高額な治療を繰り返すが・・・・西洋医学のスゴ腕外科医が、高級車を運転中にスマホを操作していたせいで事故って(ながら運転は
止めようね!)両手に回復不能のダメージを受ける。医学に見放されたドクターが、藁にもすがる思いで東洋の秘術に頼り、様々な治療法を
試していく中で、やがて彼は魔術と出会う・・・・魔法使いというと、最近はすっかり「ハリポタ」の英国や欧州のイメージが強いが、今回
はどっちかというとアジアの神秘や宗教に近い様ですね。魔法もどらえもんの “どこでもドア” みたいなの以外は、何やら印で火花散る
武器みたいなを出すくらいで、これまた想像するような魔法の世界と違うかも?それよりも修行も体術に力を入れていて、そこに一寸だけ
魔法の技が融合してるって感じですかね。最大の見所はあのNYの街並みがグリグル、グネグネと自由自在、迷宮のように動き回る映像
だろうか?まるで万華鏡を大きくして見ているみたいな感覚でした。一寸、近いところだと「インセクション」を思い出したけど、とにかく
凄い映像でした。スクリーンの隅々まで細やかに動きまくるから、もっとじっくりゆっくり観たい位の映像です。
後は・・・あの “浮遊マント” は「ハリポタ」に近い発想かな?マントがその最たる物なように、意外とクスツと笑える所も所々に・・・・
最近のヒーローモノはシリアスであればあるほど面白いという方程式もあったような気がするが、「アイアンマン」あたりからでしょうか?
ユーモアを結構、入れて来るようになっているような気がします。この作品もユーモアが面白さの一つになって居ますが、最後まシリアスに
ならなかったような気がします。そしてもちろんエンドロールの途中、最後に続編への布石となる映像が流れる訳です
もう兎に角このドクター・ストレンジがアベンジャーズとして戦う
日を早く観たい!スタークやキャップ達とのかけ合いを早く観たい!シリーズ1作目らしい分かりやすい作品になってたと思う。 ☆☆☆☆