第1次世界大戦が始まってから、およそ3年が経過した1917年4月のフランス。ドイツ軍と連合国軍が
西部戦線で対峙(たいじ)する中、イギリス軍兵士のスコフィールド(ジョージ・マッケイ)とブレイク
(ディーン=チャールズ・チャップマン)に、ドイツ軍を追撃しているマッケンジー大佐(ベネディクト・
カンバーバッチ)の部隊に作戦の中止を知らせる命令が下される。部隊の行く先には要塞化された
ドイツ軍の陣地と大規模な砲兵隊が待ち構えていた
固い映画だと想像してましたが・・・やっぱりそうでした(そりゃそうだ)戦場に横たわる屍のリアルさ
傷病兵たちの苦しみ、また助けたドイツ兵に殺されるシーン等々。まさに戦争ほど残酷で悲惨な事は無い
とつくづく思い知らされます 後、ノーカット風の撮影は、緊張感の連続するような気がして確かに臨場感
があって、恐怖感が増します・・・(何処かのブレブレの観づらかった作品とは大違い)ずっと観ていて
切れるところは何箇所かあるような気はしましたが、それ以外は回しっぱなしでしょう
それにしても、人間の醜い争いとは裏腹に風景はとても美しい・・・無残に伐採されたチェリーの木々も
また落ちた種からたくましく再生する・・・それが一つの希望のような気がします
いずれにしても、一人ひとりの兵士は全てたくさんの家族と繋がっているという展開は、戦争の無意味さを
象徴しているようでしたね 私、個人的には最後の砲弾が飛び交う中で、走りまくる主人公に涙腺が・・
その場面がが圧巻でした。それと戦友の兄に弟の死を告げるところもグッと来るポイントでした
秀逸な作品です。是非観て下さい
これが、たった100年前の出来事。そしてこれを語ってくれた方々に大いなる敬意と感謝を ☆☆☆☆
最後に・・・自粛が始まる前に鑑賞した作品です