ノーテンキな若者たちが人里離れた旅先で、文明社会の常識が通用しない惨劇に巻き込まれる。
これはいわゆる田舎ホラーの王道のプロットだが、「ミッドサマー」のアメリカ人大学生の一行
が訪れるのは北欧スウェーデンの山奥だ。そこで彼らは90年に一度行われる夏至の祝祭に...
前半の薄暗いシーンが続き、話す人の顔さえ見えない様なアンダーな画面から,一転して白々と
明るいスウェーデンの村へ。画面がハレーションを起こしたような白さで目を細めてしまった。
この作品、正直言うと見てはいけないものを見た感じ・・・・? 途中でもしかしてカルト教団の
作品か?とも思ってしまった。かつては日本にもあったらしい、姥捨て(親殺し)・子殺し・近親婚
よその血を入れるということ・等々。そんなものが何のためらいもなく,いやむしろ白々と朗らかに
目の前で繰り広げられる。そんな馬鹿なと言っても、もう遅い。二度と生きては帰れない。
ダニーの最後の選択も、予想は出来ましたが怖すぎる R18なの?R15じゃないのと思う
けど全てがフツーに目の前で、まさに日常のことのように行われるのであっけにとられます
村人の残虐行為はこの小さな共同体の価値基準上、必要な事に過ぎないのですね・・・だからこそ
鑑賞した者が一番不快に感じるのは、この作品に悪意を持って残虐行為に走るものがいない点では
ないでしょうか? ホラー作品とも違いますしね・・・ 人にお勧めできる事は正直できません
人を見た目で判断してはいけませんね ☆★
自粛前に鑑賞した作品です