1971年、ニューヨークに住むフォトジャーナリストのユージン・スミス(ジョニー・デップ)は
過去の栄光にすがり酒に溺れる日々を送っていた。そんな折、日本のカメラマンとその通訳を務める
アイリーン(美波)が彼のスタジオを訪れる。アイリーンは日本の大企業チッソが工業排水を垂れ流した
結果人々が病に倒れていると語り、ユージンに病気で苦しむ彼らの取材をしてほしいと訴える。
水俣病を語る際に出てくる有名な写真を撮ったユージン・スミス氏の物語です。
その入浴させる写真は有名ですし、モノクロームの写真が好きな方はほゞ知っていると思いますし
モノクロームの画の重さを痛感させる画だと思います・・・話がそれてますね
50代(小学生中学年時代)の私でも、水俣に関する記憶は曖昧で、現代の日本人ではかつての水俣の
人々の苦悩を我が物とした事のある人はその当事者だけでは?と思います。それを、外国からの眼差し
でこうして描かれること自体が衝撃的です。地球温暖化の今日、公害でなくとも自らも環境破壊の一因
となっている事に思いを至らせる機会となる映画だと思う。描かれている以上に夫妻や、水俣の人々に
過激な嫌がらせや、様々な葛藤があった事が推測され、それは現在も変わらない資本主義の暴力性
言論や表現の自由に対する妨害を想起させる。
2013年、水俣を日本は克服したと当時の首相が言ったことに対して、辛辣な評価をしているがその際
「あ~解決して居るんだ・・・」と、思ったのは私だけでは無いと思う
事実を捻じ曲げてはいけないですね
智子ちゃんと母のショットは水俣病の全てを物語っているような気がしてならない。 ☆☆☆☆
こんばんは。
見たい映画です。
公害病の原点と言われる水俣病。
授業で教える必要があったので水俣病資料館まで足を運んだことがありました。
現役の時ならいの一番に見に行っている映画だと思います。
発生当初の猫踊り病だと言われていた時代に行政や国がもっと手を打つべきだったと思います。
その方面の授業もされていたのですね
私は小学生だったのでニュースで流れていたのを
記憶しています。それと「母親が入浴」させている
写真はモノクロームの有名な画なので知っていました
この、作品は水俣市は難色をしめしたそうですし
元、総理が解決したと、述べたのにも疑問が残ります
是非、機会があれば観てください