今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

E.T.の日

2004-12-04 | 記念日
今日(12月4日)は、「E.T.の日」。
1982(昭和57)年、映画『E.T.』が日本で公開された。観客は1000万人を突破し、1998年に『タイタニック』に抜かれるまで最高の配給収入を記録していたとのこと。E.T.は"Extra-Terrestrial"の略で「地球外生物」のことだそうだ。
地球に取り残されたE.T.と1人の少年の友情を描いたスティーヴン・スピルバーグ監督の名作「E.T.」。1982年に劇場公開され、世界中で空前の大ヒットを記録した。この映画の20周年を記念して、復刻版”E.T.20周年アニバーサリー特別版”が2002年に上映されてましたね~。初公開時の“オリジナル版”にデジタル処理や数々の未公開新映像が加えられたものらしいが、私は見ていないので復刻版のことは良くわからない。
1982年公開のオリジナル版は、アカデミー賞4部門受賞(作曲賞、視覚効果賞、音響賞、音響効果賞)に輝いた永遠の名作で、スピルバーグ監督の代表作というだけでなく、数々の映画に影響を与え、『E.T.』以前と以後とでは映画の歴史が変わったとさえ言われるほど、エポック・メイキングな作品といわれている。この初公開時のものは私も見たので、内容はぼんやりと覚えている。
植物採取の為に地球に訪れた異星人は、地球人に発見されそうになりあわてて地球を脱出するが、仲間の1人が取り残されていた。取り残された異星人は、森林にほど近い郊外に住む少年エリオットに出会い、少年は、その異星人をかくまう。そして、その異性人にETと名付ける。少年は不思議な能力と優しい心をもつE.Tと心を通わせるようになるが、ETの存在を知ったNASAが彼らを捕獲しようと狙っていた....。
一見グロテスクなE.Tが子供との交流をしていくうちに次第に可愛らしく見えてくる。そして、「E.T.」といえば、"人差し指の先を触れ合わせて交流する"仕草をしてしまうほどの有名なシーンがあるが、それよりも、『スゴイ!』と思ったのは、子供たちが自転車に乗ったまま宙に舞い上がるシーンだね~。その時に流れている曲が「E.T. フライング・テーマ 」である。 作曲賞 を受賞したジョン・ウィリアムズの音楽は、空中に浮かぶ瞬間の感動を一層盛り上げる素晴らしいものとなっている。この「満月に自転車」という影絵のようなシーン、その後,スピルバーグは自分の映画会社の作品のロゴ・マークとしてこの影絵を使っているそうである。兎に角、劇場の大画面であの「シーン」を観た時は感動したね~。
この映画は、物語を大人の目で、細かく難しく見ると、そんなこと有るわけないだろうといった、"子供だまし"的な辻褄の合わないところがあったりするが、映画の解説に、この映画は夜に始まって夜に終わることから、"少年が見た夢とも解釈できるかもしれない"というような言葉があったと思うが、その通り、子供の描く夢のような世界として捕らえるべきものだろうね。
だから、この映画の特徴として登場する大人たちが、メアリーを除き全員ラスト直前まで腰から下の描写しかないのだが、これはスピルバーグの演出で、「子供の視点」を大切にしての事なのだそうだ。メアリーだけが例外というのは、彼女も子供・・・?。子供っぽさの残る女性という設定なんだろうね~。
(画像はE・Tポスター)
参考:
MOVIE WORLD / PREVIEW / E.T. The Extra-Terrestrial
http://www.tdx.co.jp/movie/djvie01/vie00830.asp
E.T. ロケ地ガイド
http://www.gomachan.jp/hp21.htm
E.T.20thアニバーサリー
http://www.usj.co.jp/et20th/index.html